アカデミー社のヘッツァー初期型を作っていきましょう。
前回は塗装をマーキングを行った。
今回はウェザリングを施して完成させる。
ようやく完成。
これで筆者が月初に増やした積みは消滅だね。
今月ははやくも折り返し地点です。
残りの期間でどうなるか……。
このまま積みを消化したいところだ。
それでは作業を再開しよう。
エナメル塗料を使ったウェザリング
手始めにエナメル塗料を使ったウェザリングですな。
- スミ入れ兼ウォッシング
- ドライブラシ
- オイル染み
辺りを。
ウォッシングは以前バフを使っていましたが、今回はフラットブラウン(タミヤ)と埃(ガイアノーツ)を使用しています。
ドライブラシやオイルは過去記事を参考にしてね。
車体上部のウェザリング
車体上部は
- 錆び
- 雨だれ
- チッピング
辺りですな。
これも過去記事で紹介していますので……。
錆びは今回予備履帯や排気管だけに。
工具類は金属色のままだよ。
足周りのウェザリング
足周りも過去記事参照……ですな。
なんかただの過去記事まとめになっているような。
ほとんど毎回同じような流れになっているからね。
「いちいち同じことを説明するのが億劫」
と筆者が考えた記事が、毎回使いまわされる形に。
最後の仕上げ
最後はつや消しクリアーとウェザリングマスターAセット擦り付け。
これは上記の足周りウェザリングの過去記事でも少し触れていますな。
ここもいつものパターン……。
乾燥後、ロコ組みした足周りをはめ込んでシュルツェンを接着する。
これで完成だ。
ようやくこれで終了ですな。
以下、ギャラリーとなります。
アカデミー 駆逐戦車ヘッツァー(初期型) 完成!
簡素な構成の車体に片側に寄った主砲。
ヘッツァーの特徴だね。
右側に寄った主砲は狭い車内での有効スペースを増やすため。
ただこれが原因で重量バランスが悪くなったり、車内からの視察時右側が完全に死角になってしまったわけですが。
ここで以前組んだタミヤ製品の中期型と比べてみよう。
まず車体正面から。
中期型で変更された点は主砲根元の防盾周り。
主砲側の防盾は下部の張り出しがなくなり、車体側は上部の耳部分がなくなっている。
これによりヘッツァーの問題であったノーズヘビー軽減を図ったようだ。
ヘッツァーの最初の量産が始まったのは1944年春頃。
防盾が小型化されたのは同年8月頃の生産車からのようですな。
この時期の生産車を模型では「中期型」と呼ぶことが多いみたいです。
車体後部の比較。
- 排気管カバーが廃止
- エンジンデッキ右側にあった予備履帯ラックが後部パネル右に移動
といったところが変更点。
これはどうやら初期型から中期型までに段階的に移行したようだ。
エンジングリルのフタの有無があるけど……
これはキットのほうの都合かな?
中期型、というよりタミヤ製のにはエッチングパーツがついていないみたいな。
作ってみた感想のコーナー
なんかちょっと長引いたようにも見えるけど……。
あちこち飛び飛びになっていたからね。
筆者の感想としては
- 海外メーカーのキットではあるが比較的安価で部品点数も少なめでとっつき易い
- エンジンデッキのエッチングパーツが付属。ただ蝶ネジ部分の取り付け指示が少しわかりにくい
- アカデミー製品らしくいくつかの押し出しピン跡がパーツの表側にある。ただ同社の他製品に比べるとだいぶ少なめ
- 照準器やペリスコープなど、車内から接着する部品の接着面積が狭い。部品の脱落には注意
とのこと。
記事ではあちこち飛び飛びで作っていたので複雑に見えますが、実際はそうでもなかったりします。
キット自体はシンプルなので海外製品ですが組みやすい部類かと。
ヘッツァー自体がシンプルな戦車というか。
今回はここまで。
記事が筆者の作業に追いつきそうだけど、次回はどうなるか……。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット