タミヤの古い方のラングを作っていきます。
前回は装甲板にツィンメリットコーティングを施した。
今回は細かい部品の取り付けを行って、塗装直前まで進めよう。
ようやく塗装前まで到着したね。
ここ最近は製作速度が落ちていますな。
このラングは旧製品だけど、結構手を加えているからね。
今回の作業でもだいぶ手を加える予定だ。
別売りの車外装備セットでディティールアップする
いつもならあまりディティールアップはしない筆者だけど・・・・・・
今回は特別にディティールアップパーツを使ってみたいと思う。
使用するのは以前2セット購入した、この「IV号戦車車外装備品セット」
を使おう。
勿論使うのは1セット。
この前のあれだね。
ディティールアップ・・・・・・というよりは押し出しピン跡の処理が面倒なので使っている感じだね。
例を挙げるならこのジャッキとか。
装備セットのジャッキも微妙に跡があるけど浅いので軽く削れば問題ないし、今回は装甲板で隠れてしまう。
使えるものを全て載せるとこんな感じに。
勿論1976年発売のキットとこの1995年発売のパーツでは取り付けダボが合わない。
逐次ピンを切り取ったり、凹みを埋めたりして取り付けよう。
なんかパーツの寸法もだいぶ違うみたいだね。
厳密に言うとこの装備品は1994年発売のIV号戦車J型に付属するパーツへ新規パーツを追加したものですな。
このパーツについては後日独立した紹介記事を筆者が検討しているとか。
ちなみにクリーニングロッドは原型のJ型用なので、48口径7.5cm砲用となっている。
ラングは70口径7.5cm砲なので、このロッドでは少し短いね。
キット付属のロッドは更に小さく成形されていたので、このままで進める。
ちなみに新キットはちゃんと70口径型用になっているよ。
さすがに新しいだけあって、ここは改善されているようだね。
後部に載せている予備履帯。
これはそのままでは繋げることが出来ないので、接続部分を一部切り欠いて接着しています。
J型用なので、滑り止め付きの後期型履帯となっている。
この履帯はIV号駆逐戦車系列では一般的でなかったようだけど、今回はこのまま進めよう。
それと、キットのボッシュライトはコードや基部が一体成型されている。
ここは一旦切り取ってからパーツを取り付けよう。
パーツを交換した後はこんな感じに。
コード部分はいつも通りエナメル線を使っているよ。
細かい部分に手をつける
キットでは各ペリスコープが存在せず、空洞になっている。
ここはジャンクパーツから適当に持って来て接着。
車長ハッチ部分のみスコープガードが狭いので、ペリスコープ本体を少し削って対応している。
灰色の成形色からして、たぶんドラゴン製品かな?
外側の防盾だけでなく、内側の防盾も鋳造製です。
コーティングをしなかった部分が出たので、ここは鋳造表現を行います。
方法は過去記事を参照に・・・・・・。
新キットと違って防盾上のディティールがないね。
気になる人は掘ったほうがそれらしくなるかな?
武装の取り付け
このキット最大の特徴として、主砲が48口径型と70口径型の選択式となっている。
今回はラングラング言っている通り、70口径7.5cm砲を装備する。
こちらはモールドに沿って砲口が分割されているので、パーティングラインのみ処理して合わせ目消しは不要だ。
48口径のほうは真っ二つなので、合わせ目消しをするとよいでしょう。
履帯はポリ製の焼留め式。
熱したマイナスドライバー等でピンの部分を潰して留めよう。
奥まった部分にあるからちょっとやりにくいね。
筆者も余計な所にドライバーを当てて溶かしているよ。
ちなみにこの履帯は旧製品のIV号戦車H型のものを流用しているらしく、滑り止め付きの後期型履帯となっている。
IV号駆逐戦車は重量を軽減するためか滑り止めのない中期型の履帯や、軽め穴の空いた最後期型のものが主流だったとか。
今回はその辺りは置いといて、このまま進む。
予備履帯のものもそのままにしていたのはこちらに合わせるためですな。
シュルツェン架はこんな感じに。
コーティングが接着部分にも来てしまったので、そこはナイフやノミで剥がしています。
今回の戦果
全体像はこんな感じに。
コーティングだったり装備の変更で切り貼り感がいつもより増しているね。
今回は使いませんでしたが、キットには両手をついて前方を見据えた車長の人形が付属します。
姉妹キットであるIV号突撃砲にも付属しますが、あちらはキューポラ付きの車輌なのでこの人も装填手にジョブチェンジしています。
今回はここまで。
次回は塗装作業に入ろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓