
ドラゴンのT-34/76。
鋳造砲塔の1941年型を作っていきましょう。

前回は塗装とデカール貼りを行った。
今回は残る対空識別旗の塗装やウェザリングを施し完成させよう。

なんとか完成。
最近筆者のペースが落ちているなぁ。

いけませんなぁ。
もう少し作りやすいものでスコアを稼ぎますかな。

作りやすいものは大体作ってしまった気がするけどね。
とにかく、目の前のT-34を進めよう。
対空識別旗の塗装

まずは前回塗装できなかったハーケンクロイツの対空識別旗から。
造形時にも参考にしたタミヤのフンクワーゲンのものを参考に、フリーハンドで下書きします。


なんか歪んでいない?

実物も伸縮性のある布のはずなので、多少の歪みは気にせず……。

続いて塗装。
白い部分はサーフェイサーのものを生かし、それ以外のものを筆塗りします。
- 黒→タミヤアクリルのフラットブラック
- 赤→水性ホビーカラーのモンザレッド
ですな。

多少のムラは気にしない。
場合によっては退色した布感が出てよりそれらしく見えたり。
ウォッシング!

ここからウェザリング作業。
まずはスミ入れ兼ウォッシング。
- 奥まったところ→タミヤエナメルのフラットブラウン
- それ以外の面→ガイアエナメルの埃色
で進めていきます。

以前はタミヤエナメルのバフだったけど、最近はその組み合わせだね。


バフも埃色も似たような色ですな。
ここは好みで……。
ドライブラシ!

続いてドライブラシ。
明るい灰色である、ニュートラルグレイを使用しています。

これも過去記事参照。
今回は明るい色でやったけど、暗い色にしても塗装が剥がれた感が出て面白い感じになったり。

オイル染み

続いてオイル染み。
予備燃料タンクの周りなどに適当に撒いておきましょう。

これも過去記事参照だね。
使用塗料もその時使っていたものと同じだよ。

傷やら雨だれやら

続いて傷と雨だれ。
- 傷→ウェザリングカラーのグランドブラウン
- 雨だれ→ウェザリングライナー錆色セットのスートブラック
ですな。

これも過去記事で詳しくまとめている。
当該記事ではガンプラを例に使っているけど……
寧ろ筆者が先に戦車模型で使っていた技法だね。


車体下部のウェザリング

忘れていた錆ウェザリング。
ここで排気管や予備履帯に施しています。
これも過去記事を……。


なんか過去記事ばっかりだね。
足周りのウェザリングもだけど。


足周りは盛り上がった泥汚れを再現するため、ウェザリングペーストも使っている。
使った色はマッドブラウン。
奥まった部分を中心に適当に乗せている。
最後の仕上げ!

そしてつや消しクリアーを吹き付けて整えます。
道中でウェザリングマスターAセットを擦りつけ、砂埃を表現するのも忘れずに。

つや消しを吹くとだいぶ落ちついたかな?
というかだいぶ明るかった基本塗装がずいぶん暗い色になった気がするね。

最後に最終組み立て。
クリアーパーツのライトレンズや、破損を懸念して取り付けていなかった前面機銃もここで接着してしまいます。

旗やジェリカンはピットマルチ君で簡易的にくっつけている。
これでようやく完成だ。

以下、ギャラリーだよ。
ドラゴン T-34/76 (1941年型鋳造砲塔) 完成!

ジャーマングレーの車体に赤い旗。
なんかSSの制服みたいな感じ。

塗装図によると、この車輌の詳しい所属は不明だそうです。
ただ「G」のマークということは、グデーリアン将軍率いる第2装甲軍(旧グデーリアン装甲集団)のどこかに所属していたように見えますな。

溶接砲塔のドイツ軍改修車と比較。
溶接砲塔は前面・側面部分が組み接ぎになっているのがわかりますな。


鋳造砲塔は粗製乱造による不良品も少なくなかったけど、生産性は圧倒的に上。
大戦中期以降はJS-2スターリン等、鋳造砲塔の車輌が多数登場するんだ。
作ってみた感想のコーナー

グレーの塗装と赤い鉤十字旗がばっちり決まった感じ。

砲塔が鋳造砲塔になったぐらいで、詳しいキット内容は過去のT-34とほぼ同じ。
そちらも参考にしてほしい。


T-34は微妙に異なる形をしたものが多数存在するのが特徴ですな。
筆者はこれで
- 1940年型(溶接砲塔)
- 1941年型(溶接砲塔)
- 1941年型(鋳造砲塔)
- 1942年型(STZ後期生産型)
- 1942年型(旧称1943年型)
と作ったわけですな。



どれも76mm砲だね。
85mm砲も見てみたいけど。

半壊状態でいくつか放置されている。
そのうち復活するだろう。

いつになるのやら。
今回初めてエポパテで鉤十字の対空識別旗を自作してみましたが……
もっと布感を出してみたいところですな。

もっと練習が必要かな。
他の人の作例だと旗だけじゃなくて、なんかカバーみたいなのも自作しているよね。
荷物の上に被せてみたり……。

今回はここまで。
次回は……ガンプラの予定だ。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット