ブロンコモデルの41Mトゥラーン重戦車を作っていきましょう。
前回はシュルツェンを組んで、ようやく全体の組み立て作業を終えた。
今回は塗装とマーキングになる。
やっとこさ塗装作業に。
ここからはほぼいつも通りになるはず。
筆者が途中で放り出さず、ここまで来るとは。
筆者の気が変わらないうちに、作業を再開しよう。
塗装図の確認
本キットに収録されている塗装は5種類です。
- 単色塗装+シュルツェンなし×1
- 迷彩塗装+シュルツェンあり×3
- 迷彩塗装+シュルツェンなし×1
となっています。
いずれもハンガリー軍所属車ですな。
今回は迷彩塗装+シュルツェンありのパターンで作る。
塗装図2番の車輌で進めよう。
砲塔後部の3101という番号と、シュルツェン上に書かれた56という数字が特徴的だ。
下地作り
手始めに下地を作ります。
全体的に金属パーツが多いので、まずはガイアノーツのマルチプライマーを吹きつけ。
その後にクレオスのMr.フィニッシングクサーフェイサー1500ブラックを使って真っ黒にしてしまいます。
ブラックサーフェイサーは念入りに……
今回のは履帯とかサスペンションとか、可動部が多いから塗り残しに注意してね。
ちなみに塗装中、筆者がエンジンデッキのハッチヒンジを取り付け忘れていることが発覚。
急遽取り付け、追加で塗装を行っている。
あらら。
本体色の塗装
続いて本体の塗装。
まずはベースのグリーンですな。
筆者はMr.カラーの草色を使っています。
手持ちのはかつて発売されたセット商品のものですが……
2023年10月現在は単品販売もされています。
いい時代になりましたな。
キットの指定だとMr.カラーの15番、暗緑色(中島系)になっている。
ここは以前作った同じハンガリー軍の戦車、トルディに合わせた。
どうもハンガリー軍のグリーンはキットによって指定が違うようだね。
タシュ重戦車なんかはMr.カラー70番のダークグリーンが指定されていましたな。
さらにタシュ駆逐戦車ではMr.カラーの303番、グリーンFS34102です。
トルディと同じホビーボス製品内でも統一されていませんな。
この辺りはお好みで、っていうことかな?
筆者は草色で統一しちゃっているけど。
迷彩を塗る
続いて迷彩色を。
まずは黄色。
ガイアカラーのダークイエロー1を使用しています。
このキットは車体右側や車体左側シュルツェン、車体上面などの塗装図が省略されている。
先に塗装図でわかる部分に迷彩を施し、それ以外の部位は想像で迷彩を施しした。
続いて茶色はガイアカラーのレッドブラウン。
結局トルディとかと同じ塗料を使うことになったね。
レッドブラウンは黒っぽくてやや主張が強い。
塗料をより薄めて、うっすらと吹き付けるだけに留めている。
ジャーマングレーなんかもそうでしたが、Mr.カラーやガイアノーツの塗料は実際に塗られていた原色に近いイメージだそうですな。
タミヤカラーなんかは明るめに調整されているので、そちらを使うのも手です。
マーキング!
エアブラシはここでお片づけ。
デカールを貼り付けよう。
キット付属のものは画像左側のものだ。
数字やマーク類は最低限だね。
ただナンバープレートみたいなものが揃っているのが壮観というか。
ここで筆者が気になっていたのがこのシュルツェン上に貼り付ける56番の数字。
シュルツェンはパンチングボードなので、そのままだとせっかくの網目が埋まってしまう。
これはどうするのかな?
筆者がとった手段としては
- 貼り付ける
- 乾かす
- 乾いたら歯ブラシを連打してデカールに穴を開ける
ことで解決した。
最初はけがき針でちまちまやるつもりだったようだけど、こっちのほうが効率がいい。
しっかり乾かしてから歯ブラシ連打ですな。
半乾きだとブラシ側にデカールが貼りつく恐れがあるので……。
前々回の牽引ロープ取り付け時にも少し触れたけど……
車体右側にはロープの下に国籍マークがつく。
ぴったりロープを密着させているとマークが貼れないので注意。
筆者は密着させてからマークを貼り付ける際に気がついたようだね。
一度接着を外してからマークを貼り付け。
その後ロープを再接着しているよ。
このマーク、今作っている塗装図2番の車輌ではシュルツェンに隠れて塗装図に掲載されていないんですけどね。
1番の単色・シュルツェンなしの車輌を参考にして貼り付けています。
1番・5番の車輌はエンジンデッキ上にも国籍マークが貼られている。
「大戦末期の制空権を失った状態では的になるだけなのでは?」
と筆者が判断し、こちらはマネして貼りつけることはしていない。
今回の戦果
後は筆による部分塗装。
ここまでで現在はこんな感じです。
組み立てで異様に時間がかかったけど、塗装はいつも通りだね。
可動部が多いからちょっと下地塗りに時間がかかったけど。
今回はここまで。
次回はウェザリングになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット