プラッツから発売されています、黒森峰のIII号戦車を作っていきましょう。
前回は履帯を除く車体下部を組み立てた。
今回は車体上部を組んでいこう。
気がついたら6月も明日で終わりだよ。
今月は筆者の作業がいまいち進まなかった気がしますな。
筆者の気力が一時的に落ちていたからね。
それより作業を再開しよう。
フェンダーの組み立て
手始めにフェンダーを組んでいきます。
まずは左側から。
ドラゴン・サイバーホビーのIII号戦車は車体上部とフェンダーが別パーツだったね。
しかしゲートが多いなぁ。
このゲートが押し出しピン部分を兼ねているので、パーツ自体に押し出しピン跡がないのが特徴ですな。
内部を見せる仕上げにするときなんかはよさそう。
ジャッキのハンドルパーツは一度保留。
そのまま取り付けるとエンジンデッキと干渉しそうだったので。
なんか吸気口部分に引っかかりそうだよね。
ここではハンドルを開いたものを取り付けようとしている。
しかし後に確認したところ黒森峰のIII号は
- ハンドルがたたまれた状態なので、余剰パーツのG58を使用する
- ハンドル根元のG53番パーツは省略する
ように見えたので、後に手を加えることに。
この段階では筆者は気づいていないので、この状態で進みます。
基本的には無改造で進めますが、1箇所不要な穴が開いています。
ここは伸ばしランナーでも突っ込み接着、産めてしまいましょう。
滑り止め表現がある場所に埋める必要のある穴があるのはちょっと気になるかな。
「伸ばしランナーって何?」
って人は過去記事で少し触れているから、それを参考にしてね。
埋めた部分は後でナイフで適当にパターンを刻み込んでおきましょう。
とりあえず左フェンダーはこれで組み立て完了ですな。
フェンダー上の穴が曲者かな?
それ以外はいい感じ。
劇中のIII号戦車はフェンダーの滑り止めが省略されている。
これは作画上の都合と判断。
こちらは削らずに仕上げる。
右フェンダーも同様にして組み立てます。
ここも穴が1箇所と凹みが2箇所あります。
穴は伸ばしランナーで。
凹みはタミヤパテで埋めてしまいます。
またまたフェンダーの上に……。
パテ埋め部分はもともと斧を置く場所。
黒森峰のIII号戦車は斧を置く位置が異なるため、本来取り付ける位置の凹みが不要になるんだ。
ちなみに斧パーツの裏に取り付け用の凸ピンがあるけど、説明書ではこれを削る指示が出ている。
右フェンダーも組み立て完了です。
……埋めた箇所が心配ですな。
塗装のときに違和感がないといいんだけど。
荷物とかを載せて隠すわけにもいかないし。
エンジンデッキの組み立て
続いて後部エンジンデッキの組み立て。
まずはハッチ周りから。
ブロック状のパーツは似た形の余剰品もあるので注意。
部品番号を確認しよう。
余剰品は予備転輪の取り付け穴が3つ空いているのが特徴ですな。
おそらく突撃砲用かと。
戦車型は予備転輪を左フェンダー上に装備。
突撃砲型は予備転輪をエンジンデッキ上に装備だね。
そのままハッチをエンジンデッキ本体に装着。
ここは細かいフックパーツが多いので紛失注意ですな。
さらにフックパーツを取り付ける。
先ほど取り付けたのが主にクレーンの吊り下げ用だけど、今度は牽引ロープの留め具だ。
黒森峰のIII号はロープを載せていないから、フックのみとなる。
組み立てるとこんな感じに。
中央の凹み(本来はA46番パーツを取り付けるためのもの)は埋めてしまいます。
その下の吊り下げフック基部はフックのみ取り付けずそのままに。
またまたパテ埋め。
今回は平坦なパーツだからいいけど。
参考までに筆者がここの開設以前に組んだ、ドラゴンのIII号戦車J型の説明書と。
細かいパーツで向きとかがわかりにくいけど……
黒森峰所属車は一部フックの向きが実物とは異なるようだ。
キット付属の説明書はモノクロで印刷も小さいから少しわかりにくいかな。
設定画集「アハトゥンク・ガールズ&パンツァー」を参考にするといいかも。
車体戦闘室の組み立て
続いて戦闘室側を。
ここも細かい部品が連続します。
紛失注意ですな。
戦闘室周りは基部に装甲パーツを貼り付けていく。
前面バイザーは内部から防弾ガラスパーツを取り付ける指示が出ているけど……
塗り分けを考えてここでは接着しない。
機銃パーツは内部まで作りこむ指示が出ているね。
面倒な人は省略して銃身だけ作ればいいかも。
組み立てるとこんな感じに。
右側にくるアンテナパーツは接着せずに進めます。
今回の戦果
これで車体上部パーツがそろいました。
組み合わせていきましょう。
ドラゴン製品らしくタイトなので注意だ。
少しでも隙間ができると、お互いにずれていく。
がっちり隙間ができないように接着していこう。
前面→フェンダー→エンジンデッキ
の順番でくっつけていくよ。
中央ブロックは後からクリアーパーツを取り付けるから、ここでは接着せずにはめ込むだけで。
……無事上下が組み合わさりました。
見慣れた形になりましたね。
スペースドアーマーがない分、かなりすっきりした感じだね。
スペースドアーマーはJ型の一部から装備され、L型で標準化したようだ。
黒森峰のキットでも余剰パーツのなかに含まれているから、オリジナルでスペースドアーマー付きのIII号戦車にすることも可能だ。
……今回はここまで。
全体の組み立てはあらかた終了したけど、次回は黒森峰所属車にすべく、さらに手を加える予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット