ホビーボスより発売されています、ハンガリー軍のタシュ駆逐戦車を作っていきます。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回は仕上げのウェザリングを行い完成させよう。
無事完成。
……というかPart1の記事の時点で既に完成していたんだよね。
ですな。
そういえば何やら新製品レビューを筆者がしたがっているようですが……。
準備が整ったのでおそらく次回になるだろう。
とにかく、先にタシュ駆逐戦車がどうなったのかまとめよう。
ウォッシング
手始めにウォッシングから。
全体にガイアノーツのエナメル塗料、埃色を全体に薄く塗布。
モールド部分など凹んだ箇所はタミヤのスミ入れ用ブラウンを流し込み。
乾燥後に溶剤で拭き取ります。
最近はこのコンビの出番が圧倒的に多くなったよね。
以前はタミヤエナメルのバフ1色がメインだったんですけどね。
バフによるウォッシングについては過去記事参照ですな。
ドライブラシでハイライトを加える
続いてドライブラシ。
タミヤエナメルの明灰緑色を筆に染みこませ、キットの凸部分に擦り付けます。
あんまり強く擦るとエッチングの留め具や細いフック類がとれるから注意だよ。
そーっと、そーっと作業しよう。
これも過去記事参照ですな。
エンジンデッキ上にオイル染みや錆を追加する
お次はオイル染み、錆、キズ。
前者2つは過去記事を参照に……。
過去記事では工具類も錆びさせているけど、今回は排気管だけだね。
キズはウェザリングカラーのグランドブラウン。
ハッチの角や取っ手とか、ぶつかったり動かしたりしそうな場所に筆で色を置いているよ。
雨だれを描きこむ
更に雨だれ。
今回はウェザリングライナーの泥色セットに含まれる、ディープブラウンを使っています。
軽く線を引いた後、溶剤を含んだガイアフィニッシュマスターで伸ばしてやる。
足回りを汚す
更に足回り。
クレオスのウェザリングカラーを塗って溶剤で拭き取る、ウォッシングの要領で進めていきます。
使用したのはグレイッシュブラウンがメインで、ところどころサンディウォッシュも混ぜています。
それと履帯と起動輪の歯にタミヤエナメルのクロームシルバーでドライブラシ。
地面や金属面同士で擦れた感じを出す。
木目を描きこむ
それと筆者がやり残していたことを思い出したのでもう1つ。
前回タミヤアクリルのバフで塗った工具の柄。
これの上からウェザリングカラーのステインブラウンを塗って木目を表現してみます。
以前のIII号突撃砲でもやったやつだね。
ただ塗りっぱなしというよりは、乾燥後に乾いた筆で塗装面を軽く引っかくように擦ると線が出来てそれらしくなるかな。
つや消しで仕上げる
最後にタミヤのウェザリングマスターAセットを足回りに擦りつけながら、タミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシ吹きして完成です。
いつも通りのフィニッシュだね。
以下、ギャラリーだよ。
ホビーボス タシュ駆逐戦車 完成!
うーん、やっぱり主砲の防盾がないからなんか違和感が。
主砲は上下可動しますが、可動範囲はあまり広くないですね。
ドイツ軍駆逐戦車とは違い横に振ることは出来ません。
原型となったタシュ重戦車と比較するとこんな感じに。
駆逐戦車らしい低いシルエットが特徴的ですな。
装備している8.8cm砲はおそらくティーガーIと同じ56口径。
砲身を71口径に換装してみるのも良さそうだね。
タシュ重戦車のパンターぽさに対抗して、タシュ駆逐戦車はヤークトパンターみたいな。
作ってみた感想のコーナー
キット内容はタシュ重戦車と大差ないかな?
タシュ重戦車との違いは主に車体上部やエッチングパーツ、デカール等のみ。
組み立てが難しいのはエッチングの留め具類など、この辺りもタシュ重戦車同様だ。
思ったより部品は少ないので、それらさえ乗り越えてしまえば後は何とかなるかな。
計画車輌なので、細かいところはあまり気にせず楽しむのが良いかと。
マイナーな車輌だからか、1/35スケールのキットとしてはお値段がやや高め。
筆者はジョーシンさんで購入したけど、納品書によると割引有りでも4950円だった。
飛行機の簡易インジェクション同様、マイナーなものがキット化して作れるのはありがたいことなんだけどね。
ホビーボス製品はやや値段は高めなものの、比較的組みやすい部類の製品が多いように感じますな。
こうなるとブロンコのハンガリー軍車輌達を並べたくなるけど、筆者は何時になったら作るのやら。
今回はここまで。
筆者の準備が整ったようなので、次回は例のものを作る予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット