ミニアートのSU-85、ドイツ軍仕様を作っていきます。
前回は転輪や履帯など、足周りを中心に進めた。
今回は車体上部を進めていこう。
そういえばミニアート社のキットって以前も作っていたよね。
事実上の試作型III号戦車、B型を作っていましたな。
あちらは部品がやたら折れる問題がありましたが、品質が改良されたらしく今回のSU-85ではだいぶ作りやすくなっています。
それではSU-85の作業を再開しよう。
部品選択と真鍮線置き換え
車体上部、まずはエンジンデッキ周りから。
このキットでは各部の手すりパーツを選択することによって、初期型か後期型のどちらかを選ぶ。
今回は初期型にするので、長い手すりパーツを選択しよう。
一部不要なディティールや、使わなかった手すりパーツのガイド部分が残りますな。
ここは削って平らにしておく必要があります。
手すりは今回0.5mm径の真鍮線に置き換え。
- ゲート跡やパーティングラインの整形が不要
- 金属製なので折れにくい
といった利点がある。
- パーツに穴を開ける
- 不要なディティールを削る
- 真鍮線を曲げ、切り出し手すりを作る
- 穴に真鍮線を通して接着
といった流れですな。
どこかで詳しく解説したいね。
エンジンデッキの組み立て
さらに進めていく。
車体上部の基部B21番パーツをベースに、各パーツを用意しよう。
なんかかなり独特なパーツ分割だね。
戦闘室部分だけ別になっていますな。
まずは先ほど真鍮線の加工を施した部分を接着。
そのままでは少し浮き気味になります。
取り付け穴を広げたり、クリップで挟みながら接着をするとよいでしょう。
さらに進めます。
ここで車体左右に積む雑具箱パーツも一緒に組んでしまいましょう。
エンジンデッキの金網はプラ製の一体整形かエッチングパーツかの選択式。
今回はエッチングパーツを使ってみよう。
金網部分は網と枠が別々になっています。
……少々組むのが難しいですな。
筆者は先に枠パーツをプラパーツに接着してから、枠に金網パーツを接着するような感じで進めている。
接着面積が狭い上に湾曲した面なので外れやすい。
上下から押さえながら作業を進めよう。
接着剤を多くしてみたいけど……
そうなると網目が埋まるんだよね。
筆者も微妙に網目を埋めてしまっていますな。
あとでデザインナイフの切っ先でつついて復活させましょう。
雑具箱の留め具はエッチング製パーツ1択。
非常に細かい部品なので紛失に注意です。
先にフタにつくPE14番のパーツを接着。
その後PE9、PE8番パーツと順番に接着していくよ。
エンジンデッキ・雑具箱を載せるとこんな感じに。
いくつか他にも装備を載せる指示が出ているけど……
今回はドイツ軍の鹵獲車輌。
なるべくソ連装備は外した状態で進めていく。
戦闘室側面の組み立て
続いて戦闘室側面。
ここも手すりパーツを選択する必要があります。
更に右側面のピストルポートも選択式。
初期と後期では配置が異なるので、これも選びましょう。
ピストルポートは内部から穴を開ける必要がある。
確か1.5mm径のはず。
ピンバイスが別途必要なので、用意しておこう。
組み立てるとこんな感じに。
ピストルポートは選択式ですが、右側面装甲板の外側にはポート周りの溶接跡が両方分用意されています。
使わないほうは削って平らにしておきましょう。
あれ、スコップとノコギリはそのまま装備しているんだ。
ここは留め具だけのパーツが存在しないようでね。
加工するのが手間だったのでそのまま取り付けた。
ここで注意したいのは左側面についたライト類ですな。
基部がエッチング製なので、作業中に外れやすいです。
組み立て中についつい筆者が触れちゃうんだよね。
天板パーツの組み立て
更に天板パーツを組み立て。
とはいっても一部パーツはまだですが。
一部ハッチは後で取り付ける指示が出ている。
ここでは車長用ハッチや照準器のみの取り付けだ。
内部はこんな感じに。
ペリスコープはクリアーパーツですな。
クリアーパーツを生かしたいので、ここは一旦保留。
後付けできるならそうしたいけど、できないならマスキングで対応することになるだろう。
ここまでのパーツと、後部パネルを揃えて1枚。
噛み合わせのことがあるから、箱組み時はなるべく各パーツを揃えてから接着したいね。
今回の戦果
各部接着。
ただ天板はペリスコープのことがあるので、まだ保留です。
だいぶ形になってきたかな。
内部パーツはほとんど見えなくなりそう。
今回はここまで。
次回は残りの部品を仕上げることになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット