タミヤのパンターA型(パンサー中戦車)を作っていきます。
前回は塗装とマーキングを行った。
今回はウェザリングなどをして完成させよう。
25日になったね。
画面の向こうのみんなはクリスマスプレゼントをもらえたかな?
筆者が子供の頃は、25日はほぼ確実にもらったプレゼントで遊ぶ日でしたな。
今の筆者は自分で購入したプラモを作る日となっている。
今回も早速作業に移ろう。
筆者がプラモを作るのはこの日に限ったことじゃないような気が。
筆による部分塗装
手始めに工具類の塗り分けを。
とはいっても筆者恒例の手抜き仕様。
木製の部分を水性塗料で塗り分けるだけにしておきます。
ゴムリムも金属部分もウェザリングで誤魔化して・・・・・・。
あっ、でも機銃は手入れがされていると解釈して塗り分けているよ。
ウォッシング作業
まずはウォッシング作業。
全体に薄めたエナメル塗料を塗ってから拭き取り。
ツィンメリットコーティングの凸凹を強調したいので、まずはモールド部分に入る暗い色、ブラウンを使います。
スミ入れ用塗料で細い筆がキャップに装着済みですが、今回は塗り広げたいので別の平筆で塗布しています。
それと、以前筆者が仕入れたガイアノーツのエナメル塗料も試したかったので少し使用。
埃色を各部天面に塗布して、被った砂埃をイメージしているよ。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
こちらは明るい色で、今度はコーティング面の凸部分を強調。
使用したのはタミヤエナメルのバフ。
詳しくは過去記事参照だね。
ウェザリングカラーで装備や後部デッキを汚す
続いてオイル汚れや錆などですな。
オイル汚れはここもガイアカラーのエナメル塗料を使用しています。
筆者はいままで自作のタミヤエナメルで汚していた。
色味はそこまで変わらない。
・・・・・・というか黒っぽくて違いがわかりにくいかな。
錆はクレオスのウェザリングカラー。
これも詳しくは過去記事参照に・・・・・・。
足回りを汚す
足回りの汚れも主にウェザリングカラーとペースト。
先にカラーのグレイッシュブラウンを薄く塗布した後、ペーストのマッドブラウンをペタペタ筆で貼り付けていきます。
ペーストは暗く湿った感じに見えましたので、主に奥まった部分に盛りつけていきます。
起動輪の歯や履帯の凸部分はタミヤエナメルのクロームシルバーでドライブラシ。
アクセントに履帯が地面などと擦れて磨かれた感じを出しているよ。
起動輪の軸を作り直す
ウェザリングが完了しましたらつや消しのクリアーを吹きつけ定着させます。
その後は各部最後の組立てを行いましょう。
ただしここで以前から懸念していた起動輪の軸が折れそうになっていた。
どうも付属の履帯がキツめで軸も長く、根本に負荷がかかっていたのが原因だね。
履帯を固定してからだと修復が面倒そうなので、ここで一旦軸を切り取り撤去。
3.0mm径のプラ棒を8.5cmほどの長さに切り出して車体を貫通させ軸としている。
これでもやっぱり履帯取り付け後は内側に引っ張られているみたいだね。
溶剤や接着剤に侵食されていない棒が車体を貫通しているから、折れずには済んでいるみたいだけど。
経年劣化が不安ですな。
金属とかに置き換えたいですが、そうなると今度加工が面倒そうな。
筆者の作業場では3.0mm径の金属棒を切断する道具はなかったはず。
履帯を接着固定する
最後に履帯を接着固定して重量感を出す。
ポリ製の履帯だけどガイアノーツのプライマーを塗っていたので、何とか接着できた。
焼止めしたピンなどが外から見えない位置で固定しよう。
お疲れ様です。
これでパンターが完成ですな。
以下、ギャラリーだよ。
タミヤ パンターA型 完成!
傾斜した装甲と伸びた砲身がカッコいい戦車。
それまでのドイツ戦車と比べて洗練されているというか。
続いてサイバーホビーのG型(後期)との比較。
サイバーホビー製品と比べて、今回のタミヤ製品は少し背が低くて幅広。
なんか地面にへばりついた感がするね。
元々モーターライズ製品なので、動力を組み込む都合上少し幅広なのかもしれませんな。
偶然にも共にコーティングブレードでツィンメリットコーティングを行っている。
パンターは面が広い車輌なので、平面を一度にコーティングできるポリパテ&コーティングブレードとの相性は抜群だ。
作ってみた感想のコーナー
タミヤ旧製品だけど、少し筆者は苦戦していたかな?
IV号系列やII号戦車と違って、パンターの旧製品は初めてのようですし。
少ない部品点数でパンターの特徴をよくとらえている。
ただ可動のために履帯以外の焼止めや抜け防止パーツの接着、誘導輪の歯の切り取りなど、加工箇所が多め。
慎重な作業が求められる。
筆者はハッチの一部やトラベリングロックを接着固定してしまったね。
昔のプラモデルはディティールよりも可動ギミックを優先したものが多数派だったようですな。
後は起動輪の軸。
履帯がキツめで軸自体も長めなので、根本に負荷がかかり折れそうになる。
筆者はプラ棒を1本通すことで解決している。
他にも車体前面の合わせ目が目立つけど、ここはパテとコーティングで埋めてしまっている。
あちこち手をつけている感じかな?
色々言っているけどタミヤMMシリーズの旧製品らしく値段は安価。
2021年12月現在、定価は税込み2420円。
特にパンターは車体が大きいので、旧製品系列屈指のボリュームとなっている。
参考に同社のパンター系列の定価はD型が4620円、G型後期型は4290円。
安価で大柄なパンターを楽しみたい人は、是非とも挑戦してほしいものですな。
今回はここまで。
次回はまた別のものを組み立てることになるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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