ホルヒの続きを作っていきます。
前回は押し出しピン跡の穴埋めをひたすら行っていた印象しかないね。
しかし古いとはいえタミヤ製品。
その後は順調で塗装直前まで到達しました。
今回は塗装作業がメインとなりそうです。
それでは作戦再開といこう。
塗装直前のやり残しを片付ける
塗装前にクリアーパーツをマスキングします。
マスキングテープを切り刻んだものを数枚ずつ貼り付けていきます。
筆者は航空機キットで散々やっているから問題なく進む。
寧ろマスキング対象が大きい分今回のほうがやりやすい。
ワイヤーロープは後で接着すると接着剤のはみ出しが懸念されたのでここで接着してしまいます。
規定どおり15センチで切ったはずが、短くて説明書どおりに巻けなかった。
・・・・・・ので多少アレンジした配置になっている。
ここで下準備は完了です。今度こそ塗装に入りましょう。
塗装開始!
まずは下地のサーフェイサーを吹き付けます。
車体は黒サフで、ドライバーの人形は白サフを吹きつけます。
ドライバーはついでにガイアーノーツの「ノーツフレッシュ ピンク」を吹いて肌部分の下地も作ってしまおう。
フロントガラス等クリアーパーツはとりあえず薄めに吹いておく。
薄めに?
ベタ塗りすると幌本体の色と合わなくなるんじゃないかと懸念してね・・・・・・。
吉と出るか、凶と出るか・・・・・・。
筆者はチャーケニストだから、「キチ」もしくは「狂」と出るんじゃないかな。
そういえば少し前に手に入った臨時収入をチャー研ミュージカルのDVD代にしていましたな。
また無駄遣いを……。
積みが増えるよりはマシかと。
専門的なことはともかく、作業に戻ろう。
ホルヒタイプ1aは初期のドイツ軍車両。なので大戦前期のドイツ軍車両に見られたジャーマングレーで塗ってしまう。
ジャーマングレーと言っても各メーカーから色味の違うのが出ているんですよね。
筆者が今回使ったのはタミヤラッカーのジャーマングレイです。
以前の38(t)でも使った塗料だ。
他社の同色と比較して、やや明るめの色彩が特徴。
幌部分にはカーキ系の色を使ってみます。
近くに転がっていた土草色を使用。
元々日本陸軍用の色みたいだね。
ものぐさな筆者はあとで筆塗りをするのが面倒だと感じたのか・・・・・・
ここで座席にも土草色を吹き付けている。
下手な吹きつけで両脇にはみ出ているじゃないですか。
後でウェザリングして誤魔化す算段らしい。
味を占めたのか、そのままタイヤにも吹き付け塗装を行っている。
使用色は安直にタイヤブラック。
全色塗り終わったらついでに艶出しのクリアーを吹いて、ウェザリングやデカールに備えておく。
とりあえずブラシ塗装はここまでです。
ここから筆塗り
キャンバス地をブラシ吹きして浮かれていた筆者であったがエンジンフード根本の部分を塗っていなかった。
結局ここは筆塗りに。
ちなみに幌などのキャンバス地。
キットの指定ではバフとジャーマングレーの混色で塗るように指示されています。
なんともいえない色になったからか、筆者はこの案は不採用、先ほどの土草色にしたんだ。
他に部分塗装として機銃やワイヤーロープ。
ガンメタルやウッドブラウンで塗ります。
機銃の銃床は説明書では黒で塗るよう指示が出ていたけど、これも無視している。
デカール貼り
マーク類が賑やかなホルヒのデカールです。
国防軍、武装親衛隊、空軍と揃っています。
キットには迷彩スモックの兵士が付いてきた。
迷彩スモックと言えばやはり武装親衛隊。
と言うわけで第2SS装甲師団、ダスライヒのマーキングにしてみた。
厳密に言えば「装甲師団」ではない可能性が高いけど。
この師団、何回か名称が変わっているようです。
1943年10月ごろに「装甲師団」の名称が付いたとか。
それ以前の名称は「SS師団ライヒ」、「第2SS装甲擲弾兵師団ダスライヒ」等・・・・・・。
ウェザリング前にやり残しの処理
幌に側面ガラスパーツを接着しておきます。
さっきまで接着しなかったのは幌の内側塗装時にガラスパーツの内側が塗装を被る可能性があったから。
ここから先は接着したほうが作業効率が上がるので接着してしまう。
接着には航空機モデルでいつも愛用しているセメダイン。
幌を束ねている紐部分は適当にその辺にあったバフを使いました。
ここもあとでウェザリングするので手を抜いて・・・・・・。
車体側面のスコップは柄をウッドブラウンで塗装。
金属部分はあとでサビさせるのでそのまま。
筆塗りが終わった状態でこんな感じに。
おや、今日はモンエナではないのですか?
高校時代から筆者が愛飲しているMAXコーヒーだね。
筆者曰く「パンに合う」そうだ。
ウェザリング
勢いで足回りにウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを塗る。
東部戦線の湿った土や泥を意識した感じに。
半乾きのところで綿棒で叩くようにぼかしてあげるとご覧の通りに……。
ここでシャーシの奥まった部分にも必要な塗料が行き届いた。
作業効率を上げるためここでタイヤを接着してしまう。
タイヤとボディでやや汚れの差がありますね。
ここから調整していきたいんだけど……
残念ながら時間切れのため今回はここまで。
続きは次回からにしよう。
不定期連載 筆者の散財
密林さんからのお届け物だよ。
TOMIXから新発売した「153系」ですね。
主に平坦な幹線での運用を想定した国鉄の急行型電車です。
東海道線の急行「東海」に投入されたことから、「東海型電車」ともよばれています。
この顔、筆者の部屋でよく見かけるね。
「東海顔」と呼ばれるスタイルでこの153系の高運転台車が初となります。
後に他の国鉄急行型、近郊型電車に多数採用されていきます。
低運転台車も同時発売されましたが、筆者は高運転台のほうが好みなのでこちらをチョイス。
流石に両方買う資金はなかったようだね。
TOMIX(写真左)の発売以前に筆者が中古ジャンク品をかき集めて編成したKATOの153系(写真右)と比較。
ちなみに12両編成で東海道線の急行を再現しようとしたようですが、初期の153系は非冷房だったことは当時の筆者は知らず……。
比叡のヘッドマークは前の持ち主が貼り付けたもののようだね。
12両編成?写真では10両しか写っていないじゃないか。
残り2両はケースに収まらず別に保管したつもりが紛失したらしく。
ヘッドマークは主に山陽、房総方面の急行列車用のものが付属。
今回筆者は7両編成で房総急行にする予定です。
筆者は丁度総武線ユーザーですし。
「内房」「外房」「犬吠」「鹿島」は現在特急の「さざなみ」「わかしお」「しおさい」「あやめ」に統合されているね。
あやめは利用者減で現存していないけど。
ミリタリー好きの筆者としては、軍艦名の房総急行「鹿島」にする可能性が濃厚ですな。
山陽方面だと「ながと」「比叡」も軍艦名だね。
ちなみに非冷房じゃないのに12両集めたKATO製品で筆者は急行「やましろ」を再現したかったようです。
何故に不幸戦艦?急行のほうも一年もたなかった不幸列車だったようだけど。
筆者がお船のゲームで戦艦山城を愛用していたからだそうです。
「軍艦名の列車の模型を集めてみた」とかやりそうだね、そのうち。
今度こそ今回はここまで。
この記事で作っているキット
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