フジミの彩雲夜戦型を作っていきましょう。
前回はバラバラになっていた部品を組み直して、なんとか修復した。
今回は塗装とマーキング作業をしてみよう。
とりあえず形になって一安心。
後は塗装だから大丈夫そうかな。
塗り分け次第ですな。
見た感じそこまで複雑そうではないので……。
とりあえず実際に作業を進めて確認しよう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認
キット付属の塗装図はこちら。
5種類記載されていますが、内3種類はおまけの偵察機型用。
このキットだけでは再現できませんので注意です。
ということは2種類だけだね。
- 安田博中尉・福田太郎中尉搭乗機(ヨD-295)
- 永目安三中尉搭乗機(ヨD-292)
のどちらかを選ぼう。
今回はヨD-295で作る。
ボックスアートの機体もこれだ。
下地を作る
手始めに下地作り。
- 風防→Mr.カラー303番、グリーンFS34102
- 全体→Mr.サーフェイサー1000
- 主翼前面→Mr.カラーの黄橙色(オレンジイエロー)
と塗っていきます。
あれ、以前の偵察機型彩雲は風防下地が中島系のコクピット色だったのに、今回は違うんだ。
2年前に偵察機型の彩雲を組んだ際の筆者は
「中島の飛行機だから中島系のコクピット色だろう」
と、中島系コクピット色で内部を塗装しました。
今回の夜戦型はここの開設以前の筆者が
「Mr.カラー303番(グリーンFS34102)で指示されているから、その通りに塗ろう」
と、内部をグリーンFS34102で塗ったようです。
なので風防もそれに合わせる形に。
……この色も昨今のフィンランド機の塗装でだいぶ消耗しましたな。
近いうちに補充をしないと。
黄色の識別帯はデカールで付属するけど、今回は塗装で再現した。
今回はグレーの下地を生かすことで、やや彩度を抑えてみることに。
その後は黄色帯をマスキングし、細かいところから塗っていきます。
まずはカウリング部分をMr.カラーのカウリング色で。
黒で塗る指示が出ている主脚部分もこれで塗ってしまいましょう。
筆者のお気に入りの色だね。
これも昨今のフィンランド空軍機でだいぶ消耗……。
そのまま小物などを塗っていく。
- プロペラ→Mr.カラーの赤褐色
- 主脚カバー内部・格納庫内部→Mr.カラーの青竹色
と進めていこう。
キットの指定ではカウリング色の黒と赤褐色の茶色は調色指示が出ていますな。
当該カラーが当時発売されていなかったのか……。
下面色の塗装
各部マスキングを済ませましたら、ここから本体の塗装。
まずは下面。
今回はMr.カラーの明灰白色1で塗ってみます。
筆者は天山とか、中島系の飛行機の下面には灰緑色を使うことが多いけど……。
以前の彩雲に合わせて明灰白色にしていきます。
筆者としては、なんとなく彩雲はこちらのイメージだとか。
上面色の塗装
最後に上面色。
こちらは暗緑色(中島系)で塗ってしまっている。
三菱系や川西系の同色と比べると、やや黒っぽいのが特徴だ。
今回はここだけ中島系な色……。
実際は退色したり光の当たり方でいくらでも変わって見えるので、そこまで気にしなくても良いかと。
エアブラシはこれで終了。
乾燥後にマスキングを剥がします。
今回はシンプルな塗り分けだから、そこまで苦戦しなかった感じだね。
マーキング作業
続いてマーキング。
付属のデカールはこんな感じです。
欠けているのは機内の組み立てで使った計器部分ですな。
白い丸は縁取りというよりも、ぴったり重なって日の丸部分の下地になるようです。
筆者が2000~2010年代に購入したフジミ製品のデカールって結構パリパリして砕けやすい印象なんだよね。
今回は大丈夫かな?
念のため塗装のついでに水性のつや消しクリアーを吹き付けて、繋ぎ止める膜みたいなのを作っていますな。
なのでそこまで砕けないかと。
貼り付けるとこんな感じに。
尾翼のマークや日の丸の下地がそれぞれ1箇所ずつ砕けかかったけど、大きな問題はなかった。
十分許容範囲だ。
順調だね。
今回の戦果
更に筆で部分塗装。
クリアーパーツで別パーツ化された翼端灯もここで接着・塗装をしてしまいます。
斜め銃周りの風防窓もグレーで塗り直し。
だいぶそれらしくなってきたね。
今回はここまで。
次回はウェザリングを施して完成予定だ。
続きは次回!
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