【2023年7月】アカデミー T-34/85(第183工廠製)後期型 製作記④【新製品】

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

アカデミー社から新発売されました、T-34/85を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は車体をあらかた組んだ。

今回は残りの箇所を作り、砲塔も組んでしまおう。

レーナ
レーナ

あっという間に組み立て完了。

順調そうだね。

アドルフ
アドルフ

比較的部品が多くなく、合いも悪くないですからね。

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは早速今回の内容に入っていこう。

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エンジングリルの組み立て

アドルフ
アドルフ

エンジン部分は金網部分をプラの一体成型かエッチングパーツか選択できます。

今回はエッチングパーツで組んでみましょう。

レーナ
レーナ

以前組んだ同じアカデミーのT-34/76はプラパーツを選択したね。

エッチングの場合手間はかかるけど、精密さでは圧倒的に上。

アドルフ
アドルフ

今回のT-34/85では背面パネルに燃料用のパイプがあります。

金型流用の都合か、これを車内に引き込む穴がないので自分で開ける必要があります。

説明書の指示通り

  • 高さ1.3mm
  • 幅0.7mm

の四角い穴を作りましょう。

レーナ
レーナ

とはいっても筆者は0.1mm以下を測る定規を持っていないから、だいたいの寸法で開口しているけどね。

開口位置はパイプのディティールを参考に現物合わせで……。

アドルフ
アドルフ

四角い穴は少々作りにくいですな。

デザインナイフで小さめに切り欠いた後、小さい鉄ヤスリで整えるといいでしょう。

アドルフ
アドルフ

お次は金網のエッチングを取り付け。

キットのパーツでは金網部分と枠部分が別々になっています。

レーナ
レーナ

貼り付ける場所は微妙に湾曲しているね。

途中で剥がれないといいんだけど。

アドルフ
アドルフ

先に金網部分のみ貼り付けます。

エッチングパーツ1番を切り出しましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

取り付け位置は微妙に湾曲しているけど、冶具は付属しない。

筆者は取り付け前に、カッターマットの端で金網パーツを軽く曲げている。

接着はゼリー系瞬間接着剤の点付けで。

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アドルフ
アドルフ

その後は枠部分を取り付けていきます。

細かいですが、ここでもパーツ番号間違いがありますな。

説明書では

  • 縦枠→PE2
  • 中の縦枠→PE3

となっていますが実際は

  • 横枠→PE2
  • 縦枠→PE3
  • 中の縦枠→PE4

となっています。

レーナ
レーナ

2→3→4と、数字の小さい順に接着しちゃおう。

縦枠のものはあらかじめ少し曲げておくと貼りやすいよ。

アドルフ
アドルフ

これで金網部分の組み立てが完了です。

内部が見えるので、内側は黒などで塗りつぶしておくといいでしょう。

筆者は水性ブラックサーフェイサーを筆塗りしています。

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その他車体の組み立て

ヴァルダ
ヴァルダ

後は残りの部分の組み立て。

車体先端や操縦手ハッチ、手すりなど。

手すりは9本使うけど、筆者が何を勘違いしたのかここでは7本しか用意していない。

後に2本追加したから安心してほしい。

レーナ
レーナ

M18番パーツだっけ。

アカデミーは他のT-34シリーズの派生品に対応するためか、似たような別の手すりパーツを全部Mランナーに入れているよ。

間違えないように……。

アドルフ
アドルフ

これで車体の組み立てが完了しました。

フェンダーが角ばっているぐらいで、後はおなじみの姿ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

このまま砲塔も組んでしまおう。

砲塔の組み立て

アドルフ
アドルフ

T-34/85最大の特徴ともいえる85mm砲装備の大型砲塔。

キットでも荒々しい鋳造肌とともに再現されています。

レーナ
レーナ

以前の76.2mm砲装備型もそうだったけど、アカデミーのは他社製品と比べてちょっと荒めの表現なんだよね。

今回はキットの素材を生かすため、そのまま進めるよ。

アドルフ
アドルフ

外装を組んで、更に細かい部品を用意します。

ハッチは接着せずに進めます。

基本は閉じた状態になるとは思いますが、

ヴァルダ
ヴァルダ

防盾パーツは梨地の鋳造肌部分にパーティングラインが通っているんだけど……

丁度そこはカバーパーツにより見えなくなる部分。

なので

「整形したら鋳造肌が消える」

みたいなことは気にしなくて大丈夫だ。

アドルフ
アドルフ

それと画像左下に写っているキューポラ用のペリスコープパーツ。

これはキューポラ組み立て時に組んでください。

筆者はここで組んでしまっていますが、これだとキューポラに組み込めないので……。

レーナ
レーナ

その後どうしたの?

アドルフ
アドルフ

接着剤が完全に乾いて固着してしまったので、見えない部分で切り取ってバラバラに。

再度組んでから接着しています。

ヴァルダ
ヴァルダ

同じランナーに入っていたから、先に筆者が組んでしまったようだ。

アドルフ
アドルフ

取り付けるとこんな感じに。

砲塔の手すりは3つともM15番パーツ。

こちらも同一パーツですな。

レーナ
レーナ

後面に6個取り付けるフック、M6番パーツ。

一見イモ付けに見えるけど、よく見ると取り付け位置を示す凹みがあるよ。

よく確認して……。

キューポラなどの組み立て

アドルフ
アドルフ

続いてキューポラの組み立て。

ついでに主砲も整形しましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

キューポラは内外からパーツを5個取り付ける。

ここでまた筆者が内部のスコープパーツを1つしか用意していない。

実際は5個だ。

アドルフ
アドルフ

組み立てるとこんな感じに。

余剰パーツによく似たものがあるので、パーツを間違えないように注意ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

余剰パーツのはハッチが2枚で、前後に観音開きになる。

今回のは前にだけ開く1枚式。

どうも後期になってから導入されたタイプのようだ。

アドルフ
アドルフ

とりあえずこれで形になりましたな。

レーナ
レーナ

砲塔上下の合わせ目部分は丁度溶接ラインを兼ねているみたいだね。

このままだとちょっと貧弱だけど……。

溶接後の追加

ヴァルダ
ヴァルダ

というわけで溶接後を追加しよう。

その前に……

砲塔下部パーツは微妙にパーティングラインがある。

軽く削って処理しておこう。

レーナ
レーナ

また梨地の上の微妙な位置に……。

ヴァルダ
ヴァルダ

溶接跡は伸ばしランナーを使って再現。

合わせ目を埋めることも兼ねて、多少太めのものを使用している。

鋳造表現がオーバーなので、こちらも多少オーバーに。

溶接跡再現に関しては過去記事を参照にしてほしい。

レーナ
レーナ

なんか四角くポコっと出ているね。

アドルフ
アドルフ

このキットは「第183工廠製後期型」と銘打ってありますが……

まず生産工場によってこの溶接の接合ラインが異なるようです。

更にこの四角い出っ張りは、第183工廠製T-34/85の後期のものに見られる特有のものなのだとか。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者自体まだT-34/85を完成まで持ち込んだものが少ない。

そのうち並べて比較してみたいものだ。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

溶接跡も施したので、車体と組み合わせます。

これで組み立て完了ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はドイツ軍の鹵獲車輌にするので、牽引ロープや滑り止め装備は搭載しない。

代わりにアクセントとして、余った履帯を砲塔の手すりに引っ掛けている。

この後フェンダーも軽く曲げている。

アドルフ
アドルフ

フェンダーを外して、よりボロボロの車輌にしてもよさそうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回は塗装に入る予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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