タミヤ IV号戦車H型(初期型) 製作記②

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤのIV号戦車H型。

ボルト留め追加装甲が特徴的な初期型を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回はパーツの確認をした。

今回は組み立て開始。

合わせ目のできる部分を接着して、足周りから組んでいこう。

レーナ
レーナ

タミヤの新IV号シリーズはこれで4つ目。

そういえば2021年発売のG型(初期型)でも、足周りはJ型やH型と同じようなパーツを使っていたよね。

アドルフ
アドルフ

シャーシに1994年と刻印があるとおり、最初に発売されたJ型のが流用されているようですな。

特にH型は発売時期が近いこともあり、F・G型よりも更に多くのJ型用パーツが流用されています。

ヴァルダ
ヴァルダ

それらも参考にしてもらえれば幸い。

それでは作戦を開始する。

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合わせ目部分の接着

アドルフ
アドルフ

手始めに合わせ目接着。

ほとんどは砲塔部分か後部パーツですな。

特に砲身は反っていたので、クリップでしっかり留めつつ接着しましょう。

レーナ
レーナ

合わせ目消しについては過去記事参照。

流し込み式速乾の接着剤を使っているから、そこまで乾燥には時間がかからないはず。

転輪などの組み立て

アドルフ
アドルフ

乾燥待ちにまずは足周り。

転輪などを組んでいきましょう。

IV号戦車の転輪は片側8個。

それと取り付け穴の貫通していない転輪2セットは車体に乗せる予備のもの。

こちらもついでに組んでしまいましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

上部転輪は片側4個。

これはJ型の途中から3個に減らされたようだ。

さらにこのキットはH型の初期型なので、ゴムリム付きのものが新規でセットされている。

こちらはH型の途中から鋼製転輪に変更されたとのこと。

レーナ
レーナ

前のJ型は鋼製の上部転輪だっけ。

初期のJ型を再現したのか、片側4個だったよね。

単純にシャーシをH型以前のものと共用できるから、というのもありそうだけど。

アドルフ
アドルフ

以前クレオス(旧グンゼ産業)のIV号駆逐戦車のキットでその辺りが選択式になっており、混乱しましたな。

筆者がゴムリム付き転輪と鋼製転輪をごっちゃにしたり……。

ヴァルダ
ヴァルダ

組み立てるとこんな感じに。

機動輪はポリキャップ接続になっており、容易に着脱ができる。

他の車輪は作業中に外れると煩わしいので、誘導輪以外は接着固定してしまっている。

レーナ
レーナ

誘導輪はまだ接着しない……

というか、取り付け位置がないね。

アドルフ
アドルフ

誘導輪の取り付け部分は後部パネルと一体化されています。

説明書では先に前後のパネルを組むことになっていますが、接着剤の乾燥待ちで今回は後回しにしているので……。

前後パネルの組み立て

アドルフ
アドルフ

そんなこんなで車体前後のパネルを組んでいきましょう。

後部パネルはJ型用の似たような基部もあるので、間違えないように……。

ヴァルダ
ヴァルダ

逆に前面装甲はJ型用のパーツとは選択式。

以前も少し触れたけど、このキットでは初期型と通常型の選択式となっている。

  • 初期型→本キットで新規に付属するボルト留めの増加装甲付きパーツ
  • 通常型→J型のキットから引き続き付属する、一体化された前面装甲パーツ

のどちらかを選ぼう。

今回は初期型で組むので、ボルト留め追加装甲付きのものにする。

レーナ
レーナ

「50mm厚の基本装甲+30mm厚の増加装甲」

「80mm厚の基本装甲」

のどっちかだよね。

アドルフ
アドルフ

無論、一体化された装甲の方が強度面で有利だったようですな。

III号戦車もH型は

「30mm厚の基本装甲+30mm厚の増加装甲」

で、J型以降は

「50mm厚の基本装甲」

になり、後者のほうが装甲厚では劣るものの強度は高かったとか。

レーナ
レーナ

なんかIII号戦車とIV号戦車両方でH型やJ型の話が出てきて混乱しそうな。

ヴァルダ
ヴァルダ

この話はここで止めておこう。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

前後パネルを取り付けるとこんな感じに。

ついでに履帯も接着して用意しておきましょう。

履帯はセンターガイドに穴がなく、ハの字の滑り止めのないタイプ。

いわゆるIII号・IV号戦車用の中期型に分類されるものですな。

タミヤMMのIII号戦車系列に付属するものと同じです。

ヴァルダ
ヴァルダ

どうやらIV号戦車ではH型の途中からハの字の滑り止めがついた、後期型の履帯に変わっていったようだ。

今回のキットのは丁度変更直前の個体をイメージしているのだろう。

先ほどからちょくちょく出ているJ型はその滑り止め付きの後期型履帯。

更に後になるとIV号駆逐戦車系列に見られる、軽め穴のついた最後期型(軽量型)が登場する。

レーナ
レーナ

こうしてみると模型だとIII号・IV号系列は後期のものが多いような……。

ヴァルダ
ヴァルダ

金型流用の都合というのもありそうだ。

今回はここで中断。

次回は車体上部を組んでいくことになるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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