模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が10年以上放置していた、旧版のブルーディスティニー1号機が無事完成しましたな。
今回は……。
当初は航空機を紹介するだったけど……
かなり苦戦する内容のもので紹介の目処が立たなかった。
なので代役として、前回に引き続き筆者の放置ガンプラを紹介することに。
今回はいつも通り、仮組み品の簡易レビューから入る。
筆者のガンプラって見てくれる人いるのかなぁ?
逆に
「ガンプラを作る数が少なくて、ガンプラモデラーだと認識してもらっていない」
という可能性もありますな。
ここ数年の集計でも、筆者のガンプラは1年で10個前後の完成品しかありませんし。
今回のお題 HGBF ガンダムEz-SR
今回作るのはこちら。
ガンプラのHGBFシリーズより
ガンダムEz-SRだ。
ビルド系列のガンプラはここでは初めてだっけ。
それにしてもなんかたくさん。
このキットはいわゆるコーンパーチブルキット。
パーツを選択することで3種類の内から1種類を選ぶ内容となっています。
筆者は3つ購入して3種類全て再現したわけですが。
品薄がちな今のご時勢珍しく……。
筆者は品薄になる前の2010年代後半までに1機ずつ購入、チマチマ集めていたようです。
当時あった武器パーツがもらえるキャンペーンに釣られたか、ヤマダだかのポイントキャンペーンに釣られたか……。
このキットはHGBFシリーズの第21弾として2014年11月に発売された。
2024年8月現在、価格は税込み1980円。
設定上はHGUCのガンダムEz8をベースにしており、現実世界のこのキットも2013年に発売された同キットからの派生品となっている。
フミナ先輩とかが登場する、ビルドファイターズトライの機体だよね。
筆者はトライに関しては全話視聴していたはず。
それなりに前のことなので、記憶が曖昧なところもありそうですが。
仮組み品簡易レビュー
それでは仮組み品をチェックしていく。
3形態あるので、順番に紹介。
まずはEz-SR1、イントルーダー。
近接戦闘を重視したタイプですな。
ツインアイの頭部で、最もガンダムタイプらしい機体となっています。
V字アンテナではなく、後部に流れるようなダブルアンテナになっていますが。
ベースのEz8も、陸戦だと破損しやすいV字アンテナをロッドアンテナに変更していたね。
その辺りの名残っぽいというか。
続いてEz-SR2、エリミネーター。
こちらはバックパックに射撃武器を備えた遠距離型となっている。
本体の形状もイントルーダーとは細部が異なる。
ゴーグルタイプのカメラなどから、どことなくガンキャノン系列を彷彿とさせますな
ヒザ立ち射撃の安定感を増すためか、右ヒザの形状が異なるのが特色ですね。
エリミネーターとの違いは
- 頭部がガンキャノンっぽいゴーグルタイプ
- バックパック上部は180mmキャノンとミサイルランチャー
- 肩アーマーは張り出しのないタイプ
- 腕アーマーはバルカン砲(イントルーダーは電磁ナックル)
- 右ヒザの形状が異なる
といった感じかな?
最後にEz-SR3、シャドウファントム。
偵察や索敵に特化した電子戦タイプだ。
カメラユニット付きの頭部や背面の大型レドームなど、3機の中でも最も異質な雰囲気を感じさせてくれる。
各部カメラやセンサーはシールで再現ですな。
ここでは仮組み段階のため、また貼り付けていませんが。
Ez-SRは白とグレーで航空機のロービジ塗装っぽいんだよね。
シャドウファントムはレドームとかのせいで、余計現用機っぽいというか。
付属のパーツ一覧。
前述通り、このキットはHGUCのガンダムEz8のキットを流用しているんだ。
なのでそれ用の部品がそれなりの数の余剰品になる。
さらにこのキット自体も選択式のため、再現しなかった形態の装備がそのまま余剰品に。
Ez8の部品を混ぜたり、Ez-SR各形態の部品を混ぜても面白そう。
関連商品としてイージーアームズなるものがあるようですな。
本キットのバックパックと腕アーマー、それと他キットへの接続用ジョイントパーツがセットになっているようです。
商品画像を見た感じ、バックパックはイントルーダー用とエリミネーター用のパーツのみ入っているようですが。
他の内容物はホイルシール。
大半はシャドウファントム用のカメラ・センサーを再現するものとなっている。
イントルーダー&エリミネーターはこれで頭部のカメラやアンテナの色分けを補う。
14番の細長くて白いシールは3タイプ共通。
どうやらヒザアーマーの塗り分けを補うためのものですな。
手持ちの武器は
- ビームライフル(シャドウファントム用)
- ビームライフル(イントルーダー用)
- ビームサーベル
など。
これら以外にも、各形態固定装備を持っています。
手首は
- 右銃持ち手
- 右握り手
- 左握り拳
- 左握り手
となっています。
手首4種類は原型のEz8からの流用品だね。
開いた手がないから、それがほしい人は他キットと交換するといいかも。
可動部の確認
関節機構もEz8とほぼ同様。
2010年代前半のキットの基本的なフォーマットですな。
- 肩関節→L字のポリキャップとボールジョイントによる引き出し式
- ヒジはプラパーツにポリキャップを組み合わせ、100度ほど曲がる
- ヒザ関節も同様。こちらは180度近く曲がる
- 胴体は胸部・腹部・腰部に分かれており、それぞれボール型のポリキャップで接続
- 股関節は可動軸付きの棒軸関節。脚側の股関節受けもロール可動
といった形です。
可動に関しては発売から10年近く経った現在でも通用するね。
エリミネーターのヒザ立ちも問題なく行えるし。
特筆すべきポイントとしては足裏。
形状の異なる新規パーツになったことで、オリジナルのEz8にあった足裏の肉抜き穴がなくなっている。
各形態の可動チェック。
まずはイントルーダー。
原型機では脚に装備されていたビームサーベルが、左腕のラックに移動しています。
サーベルラックは単純に挟み込む形でサーベルを保持。
結構キツめだから、気になる人は調整をしたほうがいいかも。
サーベルはイントルーダーのみの固定装備。
他の形態ではサーベルの刃を含めて余剰パーツとなる。
手持ち武器はショートバレルタイプのビームライフル。
原型機のライフルパーツをベースに、ショートバレルパーツで差し替えた形になっていますな。
腕アーマーの先端は電磁ナックル。
アーマー取り付け基部を前後逆にすることでアーマーが突き出した形になって、ナックル使用形態になるみたいだね。
ナックル部分はキットでは機体と同様のライトグレーの成型色だけど、設定ではライトパープル系の色となっている。
塗装レシピでは
「ホワイト90%+すみれ色10%+スカイブルー少量」
ってなっているね。
シールもないし、ここは要塗装かな?
続いてエリミネーター。
前述通り、広い可動範囲のおかげでヒザ立ち射撃ポーズも問題なく行えます。
腰のフロントアーマーの独立可動化改造を施しておきたいところですな。
腕アーマーは基部だけで、イントルーダーでいう電磁ナックルを外した状態だね。
設定上はバルカン砲が搭載されているみたいだけど、キットでは点状のモールドがちょこっとあるだけ。
なんか手を加えたくなるね。
劇中で光学迷彩マントを持ち込んでいたからか、この形態のみ手持ち武器が設定されていない。
勿論他形態の武器や銃持ち手は付属するので、自衛用の手持ち火器として持たせてもいいだろう。
他MSの武器も似合いそうだ。
胸部の基部はEz-SRオリジナルの形状ですが、前面装甲はEz8と共通。
その名残か、Ez8であった内部がEz-SRでも再現されています。
新規パーツなのに内部はまた再現されていて、ちょっとお得というか。
胴体部分は3形態全て共通のようだね。
最後にシャドウファントム。
手持ち武器はビームライフル。
これは原型のEz8が装備していたものと同型です。
イントルーダー用のものとは本体が共通なので、2つ同時に再現することはできません。
イントルーダーでは電磁ナックルで、エリミネーターではバルカン砲だった腕のアーマー先端は噴射口みたいになっているね。
説明書にはどんなものなのか特に何も書かれていないけど。
左腕にはシールドセンサーを固定装備。
Ez8付属のシールドをベースに、先端部分を新規のセンサーパーツに換装している。
ちなみに原型のシールド先端パーツは付属しないので注意。
レドームは前面のパーツを外し、せり上げることで使用形態を再現。
より異質感が増しますな。
そういえばEz8では腰のマシンガン予備弾倉が一体成型だったね。
今回のEz-SRも一体成型という。
Ez-SRではマシンガンを装備しないので、そこまで気にならないだろう。
ちなみにストック部分のパーツが含まれたDランナーが付属しないので、このキットではマシンガンを組み立てることができない。
どうやらそのストック以外の部品は揃っているようですな。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から製作開始となる。
3機同時製作かぁ。
筆者のモチベーションは大丈夫かな?
場合によっては気分転換に他のものが挟まる可能性がありますな。
同時製作というよりは、1機ずつ順番に作っていくことになるだろう。
全部同時に進めるとなかなか進まないのでね。
筆者としてはこのキットの可動には満足しているようですな。
目立つ合わせ目の処理や、マーキング類の追加などがメインになるかと。
航空機っぽいロービジ感のある塗装も魅力的だけど、泥っぽい陸戦型らしいウェザリングも施したいところ。
とりあえず詳しくは次回以降だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット