空の真珠、フィンランド軍のバッファローを作りましょう。
前回はコクピットの作りかけだったね。
今回はそれの続き。
細かい部品を除いて、組み立てを大体終わらせてしまおう。
普段ドイツ機をメインで作っている筆者がアメリカ製飛行機をどのように作るか……。
見ものだね。
何事もないといいのですが。
コクピットの続き
前回盛り付けた黒い接着剤が乾燥していたので、ヤスリがけして整形。
……押し出しピン跡が浅かったのでほとんど残りません。
盛らずにただ削ってよかったかもしれません。
コクピットは機体左右で挟み込むスタイル。
ダボがしっかりしているのでずれることはない。
コクピット内の塗装
コクピット内の塗装です。
説明書にはMr.カラー351番、FS34151ジンク・クロメイトタイプIで塗るように指示が。
ただMr.カラーの54番、カーキグリーンでも代用可と記載されていました。
筆者は後者のみ保有しているので、そちらで塗装をしています。
その後は黒で操縦桿の先端、計器板を塗ります。
つや消しブラック、フラットブラックなど、お好みで……。
その後は計器板のデカールを貼って、スミ入れ、ドライブラシです。
微妙に計器板が白くなっているのは気のせいですかね。
アホな筆者が半乾きのデカールにティッシュをくっつけたんだ。
スミ入れ(ウォッシング)やドライブラシについては別の記事を参考にしてもらいたい。
コクピットの接着
そして座席を組み込んで接着します。
胴体には照準器などを取り付ける穴を開ける指示が出ている。
貼り合わせる前に開けておこう。
機首を弄る
機首はエンジン部分をつければ見えなくなる……
わけではありません。
この辺り合わせ目をしっかり消しておきましょう。
本機の主脚格納庫はどうやら機体下面色と変わらない様子。
スプレーの霧が入りにくそうなのでMr.カラー325番、グレーFS26440で筆塗りしてしまう。
エンジンやプロペラの色分けは複数色使います。
そのためここでは接着せずに進めていきましょう。
主脚部分の整形
機首付近に接続する主脚。
以前も触れましたが、脚カバーの車輪側にある押し出しピン跡は外から見えるので埋めておきましょう。
微妙に見えるだけのものなので、多少雑でも構わない。
操縦席周りの組み立て
機首周りで既に整形を行っていますが、胴体全体の接着部分も勿論整形します。
座席後部は全体的に入り組んでいる。
ちょっと整形にはてこずるね。
筆者は例によって、彫刻刀の平刃でカリカリ削ってから紙ヤスリ整形だ。
その後、主に削った部分の再塗装をします。
コクピット前部は指定ではつや消し黒でしたが、今回はタイヤブラックで塗っています。
「黒より暗い色はなく、白より明るい色はない」
と言うやつだね。
指定どおり単純に白や黒で塗ると、陰やハイライトの表現で不都合が出るというやつですな。
ものぐさな筆者は極小面積なら黒や白でベタ塗りしてしまうけど。
今回も小面積だったので、フラットブラック辺りを使ってよかったかもしれない。
ここで座席後部の部品を仮組みします。
はめ込みがきついので慎重にパーツを削って念入りに合わせていきます。
ちなみに筆者はここでフレーム状パーツを何回か折っています。
ちなみにアホな筆者が作業に夢中で写真を撮り忘れているけど、この辺りで主翼や水平尾翼などを取り付けている。
いつも間にか生えていますな。
今はとりあえずコクピット周りに集中です。
各部品はシルバーで塗ります。
ついでにプロペラ先端もシルバーで塗ってしまいましょう。
本機の風防は3パーツで構成されている。
座席後部のフレーム状パーツは高さがギリギリなので、ここもよく調整しておく。
急遽座席後部を作り直す
さて、部分塗装を終えて部品を組み込んだんだけど、ここで違和感が。
シルバー部分がフレーム部分以外の平坦な座席後部にきているため、不自然に感じた。
何より合わせ目ができているのが気になる。
とりあえず接着してここは一体化させることに。
入り組んでいてこれはまた整形が面倒そうですな。
それはアホな筆者でも感じていた。
なので一旦フレーム部分をニッパーで切り取り、別パーツ化する。
そして再接着。
こんなことをやっているからか、今回は順調に作業が遅延している。
コクピット前部に照準器を取り付けるのを忘れずに。
極小のクリアーパーツなので、紛失には注意ですな。
今回の戦果
あとは後部にスミ入れをして風防で蓋をする。
接着にはいつものセメダインハイグレード模型用。
もはや筆者の航空機製作では定番となっていますな。
後は風防のマスキングと細かい部品の取り付けで組み立ては終わるんだけど、それは次回。
今回はここまでにしよう。
バッファローの開発をしたブリュースター並みに生産が遅延していますな。
この記事で作っているキット