
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回はタミヤのT-34/76(1943年型・チェリャビンスク)が完成しましたな。
これで筆者が先月購入したものは全て完成したはずです。

ただまだここ一年で購入したもののなかで、完成していないものが残っている。
今回はそれを進めるため、積み山から掘り出して紹介しよう。

お残しはどのくらいあったっけ。

確か3つぐらいありましたな。
どれも購入してから半年以上は経過していたような気がします。
今回のお題 コトブキヤHMM レッドホーン


今回作るのはこちら。
コトブキヤHMM(ハイエンドマスターモデル)シリーズより、ゾイドの
レッドホーンだ。

コトブキヤのゾイド……
ここでは初めてとなるジャンルかな。
「ゾイドを作る」とそれらしいことはずっと言ってきたわけだけど、ようやく着手という。

スケモやガンプラなどを長年嗜んでいる筆者ですが……
それらの原点は実はトミー(現タカラトミー)のゾイドシリーズだったりします。

2000年代半ばにゾイドが一時期展開を縮小して、筆者はその時に入れ替わるようにしてガンプラを始めて航空機や戦車にも着手、今に至る感じだね。
……このHMMシリーズはそのタカラトミーのライセンスの元、コトブキヤが企画や開発・製造などを担っているシリーズだ。

ええっと、今回のキットは「マーキングプラスVer.」だね。
ということはリニューアル版かな?

HMMシリーズは第1弾として2006年11月にシールドライガーが発売された後、レッドホーンは第17弾として一度2010年2月に発売されている。
今回のマーキングプラスVer.のレッドホーンは2024年1月に発売。
従来品ではシールだったマーキング類をデカールに変更・追加するなどしているんだ。

レッドホーンに限らず、近年は旧作HMMが次々とマーキングプラスVer.としてリニューアル再販しているようですな。

お値段もリニューアルかな?
いろんな意味で。
……そういえば筆者はHMMをいくつか保有していたんだっけ。
そっちから先に組んだほうがいいんじゃないの?



筆者は他に
- ジェノブレイカー
- アイアンコング
- デススティンガー
を保有していますが……
コングとジェノは仮組み放置していたところ自壊。
デススティンガーは自壊を警戒して組み立てすら行われていません。

これはひどい。

HMMは密度が高くて各関節部に負荷がかかりやすいんだ。
補強や接着もせずにガンプラ感覚で仮組み放置すると自壊してしまう。
破損とかはないはずなんだけど、一度パーツチェックとかが必要でね。

後は手付かずのデススティンガー含め、どれも大型機で初めてのHMM本格製作にしては荷が重いと判断したのもありますな。
もっとも見ての通り、筆者は基本的に帝国軍の大型ゾイドが好みなのですが……。

レッドホーンもなんかそれなりに大きくない?

小型・中型ゾイドであるモルガやレドラー辺りも候補に入れていたようですが、購入した今年正月当事は在庫がなかったようですな。
ちなみに当のモルガは先日フルオプションセットとして再販されたようです。

レッドホーンをチョイスしたのは昔筆者が旧トミー版を持っていて、思い入れがあったというのもある。
無論先の3種も、旧トミー版を保有していたんだけどね。
旧トミー版だと、レッドホーンは先の3種よりはまだ小柄で安価だったはず。
箱の中身を確認する


筆者の事情・過去話はこれくらいにして、キットの紹介に移ろう。
中身はこんな感じだ。

箱の中身からなんとなく察していたけど、やっぱりパーツが多いなぁ。

かなり時間がかかりそう、ということで筆者はこのキットを半年も放置していたというやつです。

このキットを購入したのは今年の正月で、筆者はその時He111Zを進めていた。
ある意味そっちのほうが大変なキットだったんだけどね。


パーツチェック。
まずはプラランナーその1。
A~Hランナーとなる。
中央の赤いDランナーと右下の黒いHランナーは同じものが2枚ずつ付属。
おそらく脚など2つ1組の場所に使うのだろう。

レッドホーンとは言っているけど、完全な赤というよりはワインレッド系というか。
ちょっと彩度は低めなんだね。

筆者はトミー版を保有していましたが、確か記憶ではあちらもこんな感じの色合いだったと思います。
数年前の配信で見たTVアニメの機体はもっと鮮やかな赤色をしていましたが。

筆者って当時はあんまりゾイドのアニメを見ていなかったんだっけ。

ゾイドにハマった時にはすでに無印は終了していたような気がします。
/0を飛び飛びで視聴し、フューザーズの1話を観たぐらいですな。
寧ろ学年誌の作例や、そこで連載されていた「ゾイドバトラー雷牙」のほうが強く刷り込まれているといいますか。

アニメは一昨年の旧作4つ(無印、/0、フューザーズ、ジェネシス)一挙配信でようやく全編視聴した感じだ。
アニメでのレッドホーンは無印序盤で、デザルト・アルコバレーノ首領のロッソ搭乗機がバンのシールドライガーと競り合う場面が印象的だったね。

アニメだと、どちらかといえば派生機のダークホーンのほうが出番が多い気がしますけどね。


ランナーその2。
I~SランナーにWランナー、「ケ」ランナー
となっている。
右上の黒いLランナーとMランナー(2枚入り)はABS製で、右下のコードが収まったWランナーはPVC製。
ちなみにWパーツは2本セットされているけど、今回使うのは短いW2番だけとなる。

Wランナーはどうやら他のキットとの共用品みたいですな。
左下にあるRランナーのキャップ類も共用品らしく「シールドライガー」の名前が刻まれています。

Qランナーはクリアーパーツで、クリアーグリーンのと無色透明のものの二種類が付属。
基本的にはグリーンのものを使うけど、無色のものは自分で色違いのものを作る際に使えるんだ。
公式HPによると、この「マーキングプラスVer.」で新規に追加されたものらしい。

それよりも「ケ」ランナーって……。

ランナー数が多くてアルファベッド切れなのでしょうか。
説明書を見たところ、「ケ」パーツはどうやら頭部両側の部品みたいです。


ポリキャップとゾイドコアパーツ。
ガンプラとかに慣れていると少し違和感があるけど、タグを見たところポリキャップはこのレッドホーン系列のためだけのもののようだ。

コアパーツはコードと同じPVC製。
クリアーレッド成型ですな。


付属のデカール。
商品名通り、マーキングプラスVer.になっての新規品らしい。

初期のHMMは全てマーク類はシールだったはずです。
確か筆者が放置しているアイアンコングとジェノブレイカーも初期のものなので、シールでしたな。

シールだと余白や厚みが目立ったり、曲面に貼りにくいからね。
こっちのほうが嬉しいというか。


紙媒体は説明書と、部品注文云々の用紙。
ガンプラ同様、こちらも部品注文が電子化されているようだ。

長年筆者はプラモをやっているんだけど、このパーツ注文は一度もやったことがなかったり。


説明書内のパーツ一覧。
部品が多く見落としやすいから、念入りに確認しておこう。

今回は見たところ欠品・不良品はないみたいですな。

説明書の注意マークも意味を確認しておかないと。
筆者はブキヤキットをあんまり組んだことがないからね。

組み立て説明書をざっと見たところ
「切り取る位置に注意」
をよく見かけますな。
どうもゲート跡が目立たないように、ダボ部分に来るものが多いらしく。

初心者あるある
「ゲートやランナーと間違えてダボや棒状の部品を切り取る」
ってやつだね。


付属の塗装図。
複雑な混色指示が目立つ。
ただ胴体・フレーム色はクレオスからゾイド共通カラーセットが発売されているので、それが使えそうだ。
筆者もどういうわけか、このセットは10年近く前に購入して保有済みとなっている。

どうも過去にアイアンコングを購入する前後に用意したみたいですな。
肝心のコングは前述通り放置ルート入りしていますが……。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から組み立て開始となる。

さてどうやって紹介しようか。
部品が多いし、ガンプラみたいに一度で仮組みは難しそうだし。

かといって組んでから分解を繰り返すのも大変そうですな。

とりあえず
- ゲート処理・パーティングライン処理などは部品を切り出してすぐに済ませる
- 後戻りが難しいので接着剤は使わずに進める
といった形で一度仮組み。
全体像を確認してから、合わせ目消しなどの処理をしていく予定だ。

ゲート跡とかのヤスリかけは仮組みと同時に済ませて、仮組み後に溶剤類を使う感じだね。

過去にHMMをいくつか組んだ筆者ですが、本格的な製作は今回初めて。
傾向をつかみたいところですな。

また放置すると自壊する可能性がある。
一気に仕上げたいところだ。

続きは自壊……じゃなくて次回!
この記事で紹介しているキット