タミヤ P40重戦車 製作記①

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者がRSモデルズのレジアーネRe.2005戦闘機を完成させました。

今回は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

以前から裏で着手していた戦車模型がようやく紹介できる状態になった。

なのでそれを今回はピックアップしてみよう。

アドルフ
アドルフ

それと……

月末の集計がありますな。

例によって記事の最後に掲載します。

レーナ
レーナ

そういえば月末だったね。

今回は開封記事なのに、前回の更新から日が開いたような。

ヴァルダ
ヴァルダ

これから紹介する戦車を今月中に完成させるため、急ピッチで進める必要があってね。

作業時間を優先したので、更新を後回しにしていたんだ。

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今回のお題 タミヤ P40重戦車

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

タミヤスケール限定シリーズより

P40重戦車だ。

タミヤパッケージであるけど、中身はイタレリ製品となっている。

レーナ
レーナ

タミヤイタレリシリーズ……ではないのかな?

アドルフ
アドルフ

タミヤイタレリシリーズ展開前に発売されたもののようですな。

あちらはシリーズにラインナップされる際にアップデートが入っていますが、こちらはほとんど元のイタレリ製品がそのまま入っているようです。

「スケール限定」という名前の通り、他社のOEMや自社製品のマーキング変更・セット品などが大半で、基本的に定番品外ですな。

近年ですとウクライナマーキングのレオパルト2や、デカール変更&フィギュア追加のIV号戦車とかが発売されていたはずです。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットの発売は2009年ごろ。

基本的に再生産されないもの……と思いきや、ガルパンの影響で2010年代前半に一度再販されたようだ。

筆者の購入品も確かその時のものだった気がするね。

現在はプラッツから同じイタレリ製品をベースにしたガルパンのアンツィオ高校仕様キットが発売されているので、そちらを見かける頻度が高いはずだ。

レーナ
レーナ

2010年代前半ということは、もう購入してから10年以上経過しているという。

アドルフ
アドルフ

このキット、実は筆者は3つも保有していまして……

これともう一つの未開封品である計2つは2010年代前半の再販品。

画像右下の組んでいる最中で放置されているのはおそらく前述した2009年頃の初回生産品ですな。

筆者が戦車模型素人自体に挑んだものの、素人の手に負えるものではなかったという。

なんとなくの形にはなったものの、エッチングパーツの取り扱いで止まってしまったようです。

レーナ
レーナ

そういう話、前にも聞かなかったっけ。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者は航空機模型でもタミヤ箱のイタレリ製マッキMC.202フォルゴーレでえらい目に遭ってね。

どうもイタレリ製品にはトラウマがあるようだ。

レーナ
レーナ

んでもプラッツ版は数年前に完成できたんだし。

アドルフ
アドルフ

あの時は単色塗装ですし、苦戦する原因のエッチングパーツが少ないというのもありましたからね。

P40重戦車とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

この戦車は第二次世界大戦後期にイタリアで開発・主にドイツ軍で運用された重戦車だ。

以前のプラッツ版でも語ったから、ここでは簡潔に済ませよう。

アドルフ
アドルフ

正式名称はカーロ・アルマートP26/40ですな。

  • カーロ・アルマート→イタリア語で「戦車」の意味
  • P→ペサンテ(pesante) イタリア語で「重い」の意味
  • 26→26tの車重から
  • 40→開発が始まった1940年から

なので日本語にすると、「40年式26t級重戦車」みたいな感じに。

世界基準ですと重戦車は45t以上がほとんどなので、26tは中戦車の分類ですが。

レーナ
レーナ

重量が満たないのに重戦車を名乗っていたのはハンガリーのトゥラーンII重戦車みたいな。

あっちは75mm砲を装備したから重戦車を名乗っていたみたいだね。

ヴァルダ
ヴァルダ
  • 第二次世界大戦に参戦したイタリアであったが、自国の戦車は大半が豆戦車で肝心の中戦車は数が足りない&他国製のものより性能も見劣りしていた
  • そこでドゥーチェことムッソリーニはより強力な戦車の開発を指示。当初は多砲搭戦車的な案であったが、最終的に同時期の中戦車をそのまま拡大したような形に決定
  • 試作3号車辺りまではそんな感じだったが、後にソ連のT-34に遭遇。それの影響で以降の試作車や量産車は傾斜装甲を採用する
  • 車体の開発は順調に進んだものの、肝心のエンジンの開発が遅れる。最終的に生産が始まって間もなくイタリアが降伏し、完成したP40は主にドイツ軍が接収・運用することになる

といった流れだ。

イタリア降伏後の生産車も含めて約100輌が完成したものの、その内40輌はエンジンが搭載されていなかったのでトーチカ・固定砲台として使用されたとのこと。

アドルフ
アドルフ

ドイツ軍での正式名称は「PanzerKampfwagen P40 737(i)」

(i)はイタリア製であることを意味していますな。

レーナ
レーナ

35(t)とかと同じノリだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

傾斜装甲でありながら鋲打ちだったりと新旧入り混じった要素が特徴的なP40重戦車。

以前はプラッツのアンツィオ高校版を作ったけど、今度はタミヤパッケージの史実版を作ってみよう。

箱の中身を確認する

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず箱を開ける。

注意書きがびっしりと書かれたお馴染みの袋が、このキットがイタレリ製であることを物語っている。

レーナ
レーナ

なんかそこそこ分厚い冊子がついているね。

ヴァルダ
ヴァルダ

実車解説の冊子らしい。

このイラストは当時発売されたイタレリ純正品のボックスアートと同一のようだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

袋を開けてプラパーツを確認。

ランナーは4枚となっている。

ランナー部分にエッチングパーツの治具やリベットパーツが混ざっているので、これらは捨てないように。

Aランナー(右下の車体パーツがメインで収まったもの)の上部の太くなった部分が治具。

Bランナー(左側の足周りがメインで収まったもの)の左右にリベットパーツが入っている。

アドルフ
アドルフ

リベットパーツはキット必須ではなく改造用ですけどね。

このパーツボリュームで当時の定価は税抜き4800円。

同時期のタミヤ純正品より割高な割に同じようなパーツ数なので、少々肩透かしでしたな。

レーナ
レーナ

今は物価高騰の影響もあるから、それでも十分安いんだけどね。

さっきの冊子代が結構かかっていそうな。

ヴァルダ
ヴァルダ

その他部品は

  • エッチングパーツ
  • ライトレンズ用のPETパーツ
  • デカール

といったところ。

エッチングパーツは以前のプラッツ版ではジェリカンラックとフェンダー架のみだったけど、今回は排気管カバーや後面のナンバープレートもセットされている。

必須ではないが工具の留め具も収録だ。

アドルフ
アドルフ

エッチングの加工に以前の筆者は苦労したようですな。

先ほどの作りかけはそこが原因で……。

ヴァルダ
ヴァルダ

紙媒体は

  • 組み立て説明書
  • 訂正用紙
  • 実車解説冊子

となっている。

冊子のほうは全39ページで

  • P40重戦車の簡単な歴史&当時の写真
  • 現存する2輌のP40の細部の写真
  • キットに収録された塗装パターン(カラー印刷)

と、おまけとしてはかなり充実した内容だ。

アドルフ
アドルフ

冊子は全て英語解説。

ただ説明書側に、実車解説部分の和訳が掲載されていますな。

レーナ
レーナ

イタレリマークにイタレリ製品のボックスアート。

ということは元々は本家イタレリキットに付属したものなのかな。

ヴァルダ
ヴァルダ

収録された塗装・マーキングは4種類。

  • アンサルド社工場 (ジェノバ 1943年末)
  • ドイツ軍警察戦車中隊(北イタリア・ノヴァラ 1945年4月)
  • 武装親衛隊 第24戦闘山岳師団戦車中隊第1小隊(北イタリア・フリウリ地方 1945年4月)
  • ドイツ軍南部戦車訓練大隊P40小隊(北イタリア・ロニゴ 1944年夏)

となっている。

アンサルド工場の車輌のみグレーグリーンの単色で、それ以外の車輌は同じ迷彩塗装のマーキング違いだ。

南部戦車訓練大隊所属車はマーキングがなく、迷彩塗装のみとなっている。

冊子内でも省略されているけど、裏表紙にそれらしいものが掲載されているね。

レーナ
レーナ

警察中隊のは黒い鉄十字と車体前面に26の車番。

武装親衛隊のは砲搭に赤字の「111」の車番だね。

そういえばさっきのデカール、塗装図にはない「121」の車番が収録されていたような。

ヴァルダ
ヴァルダ

冊子の9ページ目に「121」の車番が書かれた車輌の写真が掲載されていた。

おそらくイタレリ純正品には収録されたものの、今回のタミヤ版では収録されなかった塗装なのかもしれない。

これを使うなら事実上5種類のマーキングからの選択になる。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から作業を開始する。

レーナ
レーナ

実際はもう着手はしているんだよね。

8月の集計時に、このキットは筆者の積み山から生産ラインに移動済みだったみたいだし。

アドルフ
アドルフ

2ヶ月前の7月の時点で開始していましたな。

ただなかなか苦戦するものだったらしく、他のキットを先に通す形で放置されかけていたわけですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラッツ版を一度完成させたから大丈夫だろうと思いきや、そういうわけにもいかなくてね……。

とにかく、詳しくは実際に組みながら紹介しよう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

……と、月末集計があったね。

月末恒例 今月の戦果

アドルフ
アドルフ

2025年9月の戦果は……

  • 購入 0
  • 完成 5(A41センチュリオン、Re.2002×2、Re.2005、P40重戦車)

となりました。

今月は購入品がないので、そのまま5個消費です。

この記事ではまだ開封した直後のP40ですが、実際は先ほど完成したようですな。

レーナ
レーナ

冒頭で「P40を今月までに完成させる」云々とか言っていたね。

間に合ったんだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

本当はこの記事を昨日か一昨日に上げて、組み立て中の記事を集計と共に今日上げる予定だった。

ただ今日完成に間に合わせるため、作業時間を割り当てたくてね。

以前のHe111Z-2みたいな流れだ。

アドルフ
アドルフ

とりあえず実際の作業は既に済んでいるので、しばらくは記事に困らないかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

今月は記事が少なめだったので、来月はそれの埋め合わせになるだろう。

もちろん、P40以降のキットも進めていくつもりだ。

レーナ
レーナ

来月も、お楽しみに~。

この記事で紹介しているキット

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