
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が100均で購入したニッパーの切れ味を試すべく、HGUCのシャア専用ザク相手に試し切りをしていました。
今回は……。

前回試し切りのついでにそのままシャア専用ザクを仮組みした。
今回は少し時を遡り、そのザクの仮組み段階を紹介していこう。

数あるジオン系MSを作ってきた筆者だけど、リバイブのシャアザクはまだだったんだよね。

そのキット、発売時期が時期でしたからね。

第一次のコロコロっていた時期の発売品だ。
あの辺りからガンプラの品薄が進んだというやつだね。
今回のお題 HGUC シャア専用ザクII(リバイブ版)


というわけで改めて今回作るものを紹介。
ガンプラのHGUCシリーズより、シャア専用ザクII(リバイブ版)だ。

専用機って「○○搭乗機」「○○仕様」「○○カスタム」みたいな表記があるけど、なんかシャアは「シャア専用」って言葉が似合うんだよね。

いくつか存在するシャア専用機の中でも最初に登場した機体で、なおかつ代名詞的存在の機体ですな。
初代ガンダムとならんで、ガンダム界を代表する2大看板MSといいますか。

前回も少し触れたけど、HGUCではシリーズNo.32として2002年頃にも一度発売されている。
今回は2020年7月頃に発売されたNo.234(リバイブ版)のキットだ。

HGUCの旧製品は筆者もいくつか持っていたみたいだね。
90年代に発売されたザク系キットはモールド多めの角ばったスタイルのものが多かったけど、2000年代に発売された旧HGUCのザクはアニメをイメージしたようなモールド少なめの丸っこいスタイルというか。

筆者が素人時代の最序盤で買い揃えたのが旧HGUCのザクシリーズでしたな。
腰が回らないのと足首の踏み込みがしづらい以外は、時代と値段の割りには優秀なキットと評価しているようです。

無論リバイブ版はその辺りが改善されているようだ。
価格は公式HPによると、2026年3月現在税込みで1760円。
近年再販ガンプラの値上げが行われているけど、このキットは改定済みだったはず。

筆者の今回のキットも、先日購入したばかりだから間違いないかな。
箱の中身を確認する


それでは箱を開ける。
中身はこんな感じ。

いつものガンプラですな。


パーツその1。
A・D・Eと1枚のみ付属するランナー達だ。
Aランナーは他のガンプラ同様の多色成型になっている。

Dランナーは今回のキットの目玉である軟質スカートパーツだね。
これでTVアニメみたいな、曲がるスカートパーツを再現できるみたいな。


素材はTPE、熱可塑性エラストマーというようですな。
おそらく接着・塗装が可能な戦車模型の履帯と同じようなものかと。

Eランナーは武器。
これはHGUCの高機動型ザクIIシリーズのものがそのまま流用されている。
あちらに合わせた規格のため、今回のキットでは不要な取り付け用の凹凸類がついているので注意だ。


続いてBランナー。
B1・B2ランナーとして2枚付属し、左右対称の共通部分のみ2枚分の部品が用意されていますな。
頭部や肩など、左右非対称部分や1つのみの部品はB1ランナーのみにセットされています。

成型色はちょいピンク寄りの赤。
シャアの赤って難しい色合いなんだよね。
「赤い彗星」とはいっても、ピンクっぽく見えたりとか。


続いてCランナー。
ここもC1とC2ランナーが存在し、左右共通部分はC2ランナーとしてもう1セット用意されていますな。

C1ランナーのみの部分は主に胴体とか手首かな。
このCランナー群はKPS製のようだね。

今回のキットは関節が全てKPS製となっている。
なので従来キットのようなポリキャップは付属しない。


そういえばこのキットのB1ランナーとC1ランナーに不自然な欠けが……。
こういうのって派生キットだと存在したりするよね。


それらの部分は後に発売された量産型ザクIIで補われている。
B1ランナーは量産型ではライトグリーンの成型色になり、欠けた部分にはアンテナなしの頭部パーツが収録されているんだ。
C1ランナーは量産型ではバックパックの基部。
シャア専用のは推力が強化されたS型ということで上部にバーニアが増設されたような形になっているけど、量産型のは上部バーニアがない形状になっている。

アンテナなし頭部の部品はシャア専用機では省略。
バックパック基部はシャア専用機と量産型では別形状のものに差し替えになっているというやつですな。


その他付属品。
説明書とシールになっている。
シールはモノアイ用のホイルシールのみだ。

リバイブ前同様、今回のシャアザクもTVアニメみたいなモールド少なめの姿というか。
ただ脚とかは合わせ目を目立たなくするためか、旧HGUCにはなかったモールド類が追加されているね。

この辺りは1/100スケール、MG Ver.2.0を彷彿とさせますな。


塗装レシピなど。
調合してもいいし、現行のガンダムカラーにもシャア専用機向けのものがラインナップされているので、それを使ってもいいだろう。

ただ色分けは成型色の時点でもほぼ完璧だね。
足りないのは武器のスコープとか、ヒートホークの刃先ぐらいになりそうな。
仮組み開始! 胸部の仮組み


というわけで早速仮組み開始。
なお今回は前回の検証と続きとして、一部を除いて全てダイソーの100円ニッパーで切り出している。
切り口がやや粗くなるけど、そこはご了承を。

当該記事ではほぼダイソーニッパーで組んだ個体と、ゴッドハンドのブレードワンニッパーで組んだ個体を最後に比較していたね。

ちなみに「ほぼ」ダイソーニッパーというのは、一部鉄ヤスリで整形したりブレードワンニッパーやミネシマのベビーニッパーを入れた部品があったからですな。


とりあえず胸部を仮組み。
可動範囲のためか、独特な関節パーツとなっている。
片側に傾けた状態で組む、腹部の内部フレームが少し難しいかもしれない。

腰部と胸部が別パーツになっているとおり、旧HGUCでは非可動だった腰が可動式になっているのが大幅な進化ポイントですな。
頭部の仮組み


続いて頭部。
ここは旧HGUCとあまり変わらない部品構成ですな。
強いて言うなら、モノアイ可動用のツマミが底面に増設されたぐらいでしょうか。

あれがないから旧版はモノアイ可動には少し苦労したような気がするんだよね。
モノアイレールの断面は完全な円筒状じゃなくて、台形スタイル。
ここはオリジン版のザクに近い形だね。


組み立てるとこんな感じ。
前述したとおり、今回のキットはアンテナあり一択となっている。
シャアザクは基本的にアンテナありだから、そんなに気にしなくていいけどね。

一部のゲーム作品でアンテナなしのシャアザクが出てくるぐらいですな。
場合によってはS型ではなくC型というパターンもあるそうですが。
腕部の組み立て


続いて腕部。
腕本体は左右共通で、肩の装備やそれの接続部分、手首のみ異なる部品構成となっています。

手首は6種類と豊富。
ただ今回のキットで新規に付属するCランナーの部品と、高機動型ザクからの流用品であるEランナーの部品が混ざっているから、材質違いによる質感の差が少し気になるかな。
筆者は後で塗っちゃう予定だけど。

幸い手首の指側の質感が異なるだけで、手の甲のパーツは新規で全て同じなのでご安心を。
指部分も新規と流用組でディティール面は共通ですな。


組み立てるとこんな感じに。
シールドに空いている謎穴は、画像の左側に写りこんでいるオリジン版ザク付属のバズーカ弾倉を取り付けることが可能となっています。
……正直あまり使う人はいなさそうですが。

前のF型作成時も筆者は埋めて仕上げちゃったからね。
脚部の組み立て


続いて脚部。
前回の100均ニッパー記事でメインの試し切りを行った箇所でもあります。

ここも足首とかフレームは左右で同じ番号の部品。
動力パイプの受け軸がある、外装左右が異なる形かな。


組み立てるとこんな感じに。
ヒザは180度近く曲がりますが、動力パイプパーツの強度が気になりますな。
かなり負荷がかかりそうなので、あまり繰り返すと破損しそうな……。

筆者は以前プロトタイプグフでやっちゃったからねぇ。
修理ついでにスプリングを芯にした構成に改造すれば問題なさそうだけど。

キットによってはS型ということで、脚部にバーニアを追加したような表現をされていますが……
このキットはアニメ版に近いイメージで、量産型との形状違いはありませんな。

MGやPG、FGなんかではスネ周りに小バーニアがあるようなデザインをしていた。
そのまま仕上げるもよし、それら他のキットみたいにバーニアを増設するもよし。
腰部の組み立て


次は腰部。
ここは従来のような硬質パーツの分割構造と、アニメイメージの軟質パーツの一体型の選択式になっています。

今回はとりあえず硬質パーツで組んでみよう。


組み立てるとこんな感じに。
従来のザク系キットは大半がサイドスカートを腰部基部に取り付けるような形でしたが、このキットはリアスカートに取り付ける形となっていますな。

強いて言うならHGUCのザクII改のキットに近い構成かな?
あれもサイドスカートをリアスカートで保持するような形だったし。


これで本体は組み立て完了です。
後は武器のみですな。

ダイソーニッパー君、密着してもゲートが残りやすいんだよね。
はやく鉄ヤスリで削り落としたいんだけど……。
武器の組み立て


最後に武器の組み立て。
前述通り、高機動型ザクIIからの流用品となっています。
ヒートホークは本体を直接腰部に接続する方式から、新規のジョイントパーツで接続する形に変更されていますが。

右上の部品も新規パーツかな。
これは……。

スタンド類への接続用ジョイントですな。
ザクの臀部にセットし、丸穴部分は別売りスタンドの3mm径丸棒に接続できるようになっています。
ディティールを優先したのか、このキットは股関節部分に接続穴が設けられていないようなので。


組み立てるとこんな感じに。
流用品のためヒートホークの板状凸ピンやバズーカ上面の凹みなど、本キットでは不要な接続用の凹凸があります。
気になる方は処理するか他のザク系キットと装備を交換するとよいかと。

バズーカのは確か武器ラックに接続するためのものだったね。


その武器ラックは余剰パーツ指定になっている。
高機動型ザクのキットとシャアザクのキットは設計が異なるのか、寸法が合わずそのままでは使えないので注意。
シャアザクのシールドは高機動型よりも幅が広くなっているようだ。

使うならシールドの幅を狭くするか、ラックの幅を広めるかする必要があるね。
もう一つの余剰パーツは……。

C2-13番ですな。
肩基部のシールド接続部です。
2セット付属しますが、右肩はスパイクアーマー用のボールジョイント付き部品を使うので余る形に。
仮組み完了! 簡易レビュー


これでHGUCのシャア専用ザクIIが仮組み完了しました。
早速細部を見ていきましょう。

簡易レビュー開始!



フル装備で前後から。
近年のザク系キットでは省略がちだった、背面のバズーカラック展開ギミックも復活しています。
今気づきましたが、筆者が左ヒジの角度を間違えて撮影していますな……。

前を向くはずの部分が右側を向いているみたいだね。
そのヒジ関節は上下で分割。
近年の二重関節とはまた異なった形というか。

二重関節構造は二の腕側の上半分に集約されている。
上下に分割された構造はMGのVer1.0を彷彿とさせる感じだ。


武装チェック。
まずはザクマシンガン。
ストックの広い構造なので、やや構えにくいですな。

どうもMGのVer.2.0からこんな形になったように見えるね。
筆者は90~00年代前半の、幅の狭いストックのザクマシンガンの印象が強いけど。


続いてバズーカ。
量産型よりもシャア専用機の方がバズーカの印象が強いですな。

上から見るとちょっと接続穴が気になるかな。
筆者は埋めることを画策しているみたいだけど。


ヒートホーク。
今回のキットではボールジョイント式のジョイントパーツで腰部に接続するかたちとなっています。
旧HGUCのものよりも大型化されているので、これは筆者も満足しているようですな。

旧版はかなり小さくてボリューム不足に感じたからね。
ただジョイントパーツは旧版のしっかりした作りのもののほうが好みのようだ。
あちらは接続軸の長さが異なるものの、旧ザクのキットにも同様のものが付属する。

ザクII改とかF2ザクのもそうだけど、ザクキットのヒートホークホルダーはC字型のジョイントで挟み込むスタイルなんだよね。
旧HGUCザクIIは引っ掛けるだけのスタイルだから塗装剥がれに強いというか。
角度の微調整ができないぐらいかな、難点は。



腰部パーツを軟質パーツに切り替えて。
曲がる感じがTVアニメ版を彷彿とさせますな。
こちらは装備を取り付けることができませんので注意です。

作画の都合なのか、または構造の設定とかが曖昧だったのか、アニメだとグニャグニャ曲がるよね。

シャアザクはガンダムに対するキックシーンなど派手な動きが印象深いので、軟質パーツとの相性がいいのかもしれない。
筆者は今回硬質パーツで進める予定だけどね。
次回、本格製作開始!


今回はここまで。
次回から本格的に製作を開始する。

仮組み段階で気になった点としては……。

今のところ
- 高機動型ザクからの流用品である武器に余計な凸凹が多い
- シールドのバズーカ弾倉取り付け穴は不要に感じた
- 前腕の合わせ目を消すための後ハメ加工を施したい
といったところですな。筆者が主に気になったのは。

基本的には以前のF型同様の仕上げになるだろう。
とにかく、詳しくは次回以降だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット














