どうも、本ブログの案内人であるアドルフです。
最近殺風景だった本ブログにも少しずつ装飾が増えてきました。珍しく筆者ががんばっているようです。
アドルフ、それは装飾じゃない。広告だ。
とりあえず……
前回は本体の塗装とマーキングが終了しました。
今回はウェザリングをしてより実感を出していきましょう。
ウェザリングの下準備
今回のIII号戦車は主にクレオスの「Mr.ウェザリングカラー(以下WC)」を使ってウェザリングをしていきたいと思います。
とりあえずウェザリングに備えてクリアーをかけておきます。
WCは塗装面がつや消しだとザラザラした粒子に引っかかってうまく拭き取れないので……。
ただよっぽどザラザラしていない場合じゃないと引っかからない。
極端なつや消し状態じゃない限りは大丈夫だ。
タミヤエナメルフラットブラウンを使ったスミ入れ
WCのことを話していましたが、最初はタミヤエナメルのフラットブラウンをつかいます。
用意したのはフラットブラウン。
いわゆるスミ入れです。
各部の溝になっている部分に塗料を流し込み、乾燥後にはみ出たところを溶剤で拭いていきます。
ウェザリングカラーで砂埃表現
今回のIII号戦車はアフリカの砂漠地帯で戦闘を行っていた。
そこで砂埃系の汚れをメインに行う。
使用するのはWCのサンディウォッシュ。
WCはビンの中に攪拌用のボールが入っているので、ビンを振るだけでかき混ぜることが出来る。
ただ今回はかき混ぜずにビンの底にある濃い部分をすくいだして使う。
とりあえずその濃いWCを車体下部に塗りたくってみます。
一回拭き取るとこんな感じに。
もっと砂埃がふわっと乗った感じにしたいので再度塗って拭き取る。
とりあえずはこんな感じに。
WCは他の塗料より定着力が弱いので、筆で塗った後に擦るだけでもぼかした塗装が出来る。
ただし触れただけでもとれてしまうので、クリアー塗装するまでなるべく触れないように……。
同じ足回りの部品たちにもサンディウォッシュを塗っておきます
車体上面も、ハッチ周辺など人が歩いたり足をかけるような場所に薄く塗っておこう。
ウェザリングカラーで雨だれ表現
お次は各装甲に雨だれ汚れを描き込んでみよう。
WCのグランドブラウンを極細の面相筆で縦に描き込む。
そして溶剤でぼかす&拭き取る。
これは雨だれが不自然に曲がってしまっているのでやり直し。
再度挑戦。
とりあえずこれで行く。
もう少しうっすらしているほうが理想的だと思いますが。
車体の垂直面を中心にどんどん描きこんでいこう。
単調にならないように……。
ウェザリングカラーで錆表現
前回のティーガー同様、車外装備はステインブラウンを塗った後ラストオレンジを塗ります。
これで錆びたような感じに……。
意外と見落としがちなのが車体後部のマフラー部分。
ここも錆汚れを施す。
排気口部分はWCのマルチブラックで焼け表現を。
タミヤエナメルとウェザリングカラーで二重チッピング
続いて二重チッピング。
これは以前ガンダムに対して行ったね。
一段明るい色が必要なので今回はタミヤエナメルのバフを使う。
まずはバフを使い古しの筆で乗せていく。
主に物がぶつかりそうな場所に乗せていこう。
ドライブラシしてもいい。
やはりハッチの周辺、フック、各エッジ、前面装甲辺りですかね。
そしてWCのグランドブラウン。これをバフの縁が残るように同じ場所に乗せていく。
塗料を乗せた部分の境界が丸っこくなっていると実感が湧かないので……
細かく塗料を乗せていくとそれらしくなります。
とにかく液体を塗った感じを出さないようにするのがポイントでしょうか。
その他ウェザリング
車体後部には以前のティーガー同様、ブラックとクリアーオレンジを混ぜたオイル色で燃料の染みを表現です。
ここはいわゆるスプラッシングという技法を使う。
塗料を含ませた筆を弾くようにして塗っていく。
後はその他やり残したことを。
まずは車体後部の反射板をクリアーレッド。
前面機銃をガンメタルで塗ります。
それぞれ水性ホビーカラーとタミヤアクリルですな。
それと、起動輪と履帯内側は常に擦れているのでタミヤエナメルのクロームシルバーでドライブラシ。
ここまで来たら足回りの部品を接着してしまおう。
履帯の弛み表現も忘れずに。
瞬間接着剤で上部転輪や起動輪、誘導輪と履帯を接着する。
今回の戦果
ここまで来たら後はつや消しクリアーを吹いて完成です。
そうしたいところだけど、まだ人形が残っている。
今回はここまで、次回は戦車兵の人形を塗ってみよう。
この記事で作っているキット
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