
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回はタミヤのマルダーIIIが完成しました。
今回は……。

既に次の車輛の生産が始まっている。
今回はそれの紹介を行おう。

ですな。

何が出るかな。
今回のお題 アカデミー ティーガーII(最後期型)


今回作るのはこちら。
アカデミー社より
ティーガーII 最後期型
だ。
商品名はティーガーIIではなくキングタイガーだけど、ここではティーガーIIで統一する。

お馴染み、ドイツ軍の誇る重戦車ですな。

なんか年末に作っていなかったけ。

あちらはタミヤ製品でしたな。
同じ車輛でも生産時期の違う個体なので、細部が異なるようです。
ティーガーIIとは?

ティーガーIIはドイツ軍が第二次世界大戦後期に投入した重戦車だ。
名前こそティーガーだけど、傾斜装甲や貫通力に優れた長砲身など、寧ろパンター系列の発展型とも言える。

ティーガーは垂直の装甲など保守的な設計が目立ちますからね。
対するパンターはT-34の影響を強く受けた外見をしています。

見た感じ、これも筆者が昔作ったようだね。
その様子については以下の過去記事を参照に。

大戦後期に登場したティーガーIIだけど、他の戦車同様生産時期によって細かい違いがある。
今回のキットは最後期の個体を再現しているようだ。
確認できた細部の違いとしては……
- 起動輪が従来のものでは9枚歯だったが、こちらは18枚歯になっている
- 前面フェンダーに補強用のリブが追加されている
……辺りかな。

細かい違いですな。

起動輪に合わせて履帯も変更されているんだけど……
本キットでは幅の狭い鉄道輸送履帯を装備しているようだね。

鉄道輸送履帯?

普段ティーガーI、IIは幅の広い履帯を装備しているんだけど……
鉄道による輸送時、そのままだと貨車から履帯がはみ出てしまう。
なので輸送時には幅の狭い輸送用履帯に履き替えて貨車に搭載するんだ。
目的地に着いたら再び取り替えて……。

面倒くさいなぁ。

最強戦車といわれたティーガーシリーズ。
その裏では運用するために色々な苦労が伴うのですよ。

んで大戦末期になるとどういうわけか、この幅の狭い鉄道輸送用履帯を装着したまま戦闘に参加する車輛が出てくるんだ。

面倒になったのかな?
それとも物資不足で本来の履帯が手に入らなかったか……。

ちなみにこの鉄道輸送履帯。
ティーガーII専用のものではなく、試作で終わったパンターIIと共通化されたものだったとか。
箱の中身を見てみよう


長々と解説したけど、早速箱を開けてみよう。
中身はこんな感じ。

相変わらず冊子類の多さが目立ちますな。

袋も開けていこう。

まずはプラランナー。
履帯は部分組み立て式で黒成型。
その他はサンドイエローで成型されている。
足回りのランナーは複数枚用意されている。

転輪がやたらと細分化されていますな。


エンジングリル等はエッチングパーツが付属。
デカールは番号と国籍マークのほか、車体と軍服用の迷彩が付属する。

サービス満点だね。


紙媒体は説明書に各注意書き……
この辺りはいつも通りですな。

アカデミー社お馴染みの注意書きラッシュだね。
塗装図

それと、塗装図が別に付いてくる。
塗装は2種類。
片方はボックスアートの2色迷彩&蛸柄の迷彩。
もう片方はティーガーIIでよく見られる、光と陰迷彩の3色塗装。
今回は前者で塗ってみたいと思う。

塗装図はパーツリストと同社製品紹介を兼ねているようだね。
こういうの見ていると他のも欲しくなるよ。


ヘッツァー後期型は確か作りかけが放置されていたような……。

昨年末の写真だね。
一緒に写っている他の車輌は無事サルベージされたけど、ヘッツァーだけ取り残されてそのまま……。

その内完成させてやらないと。
次回、製作開始!

箱の中身を紹介したところで、今回は一度終了。
次回から、早速作業に取り掛かろう。

筆者はタミヤのティーガーIIは散々作ってきましたが、他社のは全く完成させたことがないんですよね。
どうなるか……。

どうなるかな。

次回以降、それが明らかになるだろう。

お楽しみに~。
この記事で紹介しているキット