模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤMMシリーズの旧製品であるブルムベアが完成しました。
今回は・・・・・・。
それに関連したAFVキットを作ることにした。
そういえば今日は月末だね。
今月はどれくらい完成したのかな。
例によって記事の最後に集計を掲載しましょう。
今回のお題 タミヤ IV号突撃戦車ブルムベア(後期型)
今回作るのはこちら。タミヤMMシリーズより
IV号突撃戦車ブルムベア(後期型)
だ。
前回のブルムベアに引き続き、今回は新しいキットのほうのブルムベアですな。
前回完成させたブルムベアはMMシリーズ第77弾として1976年に発売された。
今回のキットはMMシリーズ第353弾として2017年に発売されたものだ。
41年ぶりにリニューアルされたキットなんだね。
厳密に言うとこちらが後期生産型なのに対して、旧製品は中期生産型を再現しているようですね。
実際に完成したら並べて比較してみたいところ。
IV号突撃戦車ブルムベアとは?
前回組んだ中期型の記事でも述べた通り、これはIV号戦車をベースにした歩兵への火力支援車輌だ。
特に市街戦での火力支援を考慮している。
それまでは間に合わせで作ったI号、II号戦車をベースにした車輌や、中継ぎとして作ったIII号戦車ベースの車輌が存在したんだよね。
I号やII号ベース車は元が軽戦車であったからか
- 出力不足
- 小型なので車内が狭い
- オープントップで市街戦では乗員保護が不十分
などなどいくつか問題があったようです。
III号ベース車は密閉式の戦闘室だったのでその点は改善されていたようですが。
そんな中より本格的な火力支援車輌として生産されたのが、今回作るIV号戦車をベースにしたブルムベアだ。
資料によって詳細は異なるけど、後期生産型は1944年の5月もしくは6月からスタートしたようだね。
キット付属の解説書では1944年5月から翌年3月までに162輌が生産されたと記述されていますな。
後期型はIV号戦車J型をベースとしており、中期型以前と比較すると様々な改良が施されている。
最もわかりやすいのは戦闘室の形状だ。
中期型以前は上から見た際の戦闘室側面構成が六角形なのに対して、後期型は単純な四角形構成になっている
また戦闘室前面の左上にボールマウント式の機銃が追加されているのも目立つ違いといえるね。
- ブルムベア初期型→IV号戦車E/F/G型がベース。操縦手座席前にティーガーIと同型の直視バイザーを装備。
- ブルムベア中期型→IV号戦車H型がベース。操縦手用の直視バイザーを廃止し、代わりにペリスコープによる視察方法へと変更。
- ブルムベア後期型→IV号戦車J型がベース。戦闘室の形状を単純化、前面に機銃を増設。今回作るのはこれ。
主な外見の違いはこんな感じかな?
IV号戦車J型は筆者が以前タミヤ製品を組み立てていますな。
他にも戦闘室周辺のレイアウトが少し変更されているね。
わかりやすいのは、車長用のハッチがペリスコープ付きのキューポラになったことで、視界が改善されているということかな。
このキューポラはIII号突撃砲G型が装備しているものと同型とのことだ。
この辺りはこまごまとしたところが変更されている感じ。
改設計されて、大戦終結まで戦い続けたドイツ軍突撃戦車。
今回はそれの新しいほうのタミヤキットを作ってみよう。
キットの中身を確認しよう
キットの中身はこんな感じ。
流石に新しい製品なので、旧製品と比較すると部品は多め。
その分派生車輌との差異もばっちり再現している。
戦車模型に限らず昔の模型は金型流用を優先したのか、本来では一般的ではない装備を使用しているものも多いですからね。
昔は資料も少なかったからその辺はおおらかだったのかもね。
プラパーツはこんな感じ。
右側に写っているA・P・R・Sパーツは2枚ずつ入っており、他のIV号系列車輌との共有部品だからか余剰になる部品も含まれている。
ここ最近、タミヤのIV号戦車系列もまた新しく増えてきたよね。
その他部品。
最後期のIV号戦車系列で見られた軽量型履帯や転輪内に仕込むポリキャップ等、以前組んだIV号駆逐戦車/70(V)ラングを彷彿とさせる内容だ。
ラング以前に、近年のIV号系列はナースホルンが始まりのようですな。
厳密にはIII/IV号車体ですが。
筆者はこれはまだ組み立てたことが無いみたいだね。
紙媒体は説明書・塗装図兼解説書・Tech Tips!といつもの3点セット。
この辺りは近年のキットと変わらない構成。
塗装は2種類からの選択になるようですな。
- 第216突撃戦車大隊所属車
- 第219突撃戦車大隊所属車
の2択です。
前者は後期型の中でも比較的最初のほうの生産車なのか、ツィンメリットコーティングが施されていますな。
今回はツィンメリットコーティングやシュルツェンがない後者で組む予定だ。
ちなみに本キット向けとして、ツィンメリットコーティングシートが別売りされている。
パテやらローラーやらブレードやら専門的な工具や道具が要らないので、初心者も安心だ。
次回、製作開始!
そんなこんなで今回はここまで。
次回から組み立て作業となる。
コーティングやバラバラなシュルツェンが無いから、比較的早く進みそうだね。
新しいキットなので、旧製品と違って装備品のすげ替えも不要そうだ。
ほぼストレートに組むことになるだろう。
続きは次回!
月末恒例 今月の戦果
・・・・・・と忘れるところだった。
今月の集計をとらないと。
・・・・・・って今紹介したブルムベア後期型がもう完成しているよ。
この記事を書いている2021年11月30日現在のたった今完成しました。
2021年11月の戦果は・・・・・・
- 購入 5(ティーガーIIポルシェ砲塔、ブルムベア後期型、Bf109E-3、タミヤ飛燕、シャア専用ムサイ)
- 完成 5(九七式艦上攻撃機、ヅダ3番機、ヅダ予備機、ブルムベア中期型、ブルムベア後期型)
となっています。
プラマイ0かぁ。
筆者のやつ、どうせすぐ完成すると高を括っているんだろう。
すぐ完成しそうなタミヤ製品を中心にガンガン仕入れている。
そうやって仕入れておいて気がついたら何時までも積んでいるという。
ここ最近の筆者は仕入れたばかりのキットはすぐ作るけど、古参キットは何時までも積みっぱなしの傾向にあるね。
来月はクリスマスがありますな。
プレゼントで新しいキットもいいですが、積みのことも忘れずに。
スケールモデルはいいけどガンプラが心配だね。
年末に多数再生産されるみたいだけど、昨今の品薄は解消されるのか・・・・・・。
とりあえず、来月もお楽しみに~。
この記事で紹介しているキット
↓タミヤの公式オンラインショップはこちら↓