模型戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が数年放置していたアカデミーのMe262が無事完成しました。
今回は……。
陸モノだ。
久々に装輪式車輌を作ってみよう。
装輪式。
チャバ装甲車以来ですかな。
タイヤものは在庫がないと思いきや、この前の……。
今回のお題 タミヤ 1/35 キューベルワーゲン82型
今回作るのはこちら。
タミヤMMシリーズより
キューベルワーゲン82型だ。
商品名は「Pkw.K1 キューベルワーゲン82型」
名前だけはよく聞くような。
戦闘車輌ではありませんが、ドイツ軍を代表する軍用車ですな。
キューベルワーゲン82型とは?
この車輌は第二次世界大戦期に活躍したドイツ軍の軍用車だ。
フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)乗用車の軍用バージョンともいえる存在といえる。
肝心のビートルは大戦の影響でほとんど生産されず、世に広まるのは戦後の話ですが……。
1938年ごろにフォルクスワーゲンを設計したポルシェ博士の下に、軍からそのフォルクスワーゲンの軍用車型の設計要請が来る。
翌年に試作型の62型が完成し試運転を開始。
この62型の試験結果を反映し、改良を施したものが今回作るキューベルワーゲン82型となる。
元の設計が良かったのか、すんなりと。
キューベルワーゲンとは「バケツ自動車」という意味。
体を固定しやすいようにバケットシートを採用していたことから、当初はバケットシート自動車と呼ばれていた。
シートが名前から略されたり、シンプルなスチール製のプレス加工されたボディを持っていたことからバケツ自動車(キューベルワーゲン)と呼ばれるようになったらしい。
バケットとバケツは同じ意味ですな。
高い走破性能を誇り、大戦を通じて各戦線でドイツ将兵の足として活躍したキューベルワーゲン。
今回はタミヤMMシリーズにラインナップされているキットで再現してみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは箱を開けてみよう。
中身はこんな感じ。
いつものタミヤMMシリーズといった感じ。
プラランナーは2枚。
それに一体成型のボディパーツが付属する。
成型色はサンド系のようだね。
フロントガラスはクリアーパーツ。
見た感じプラ製ではなく、PETっぽい感じですな。
付属デカール。
各部隊のマークが収録されている。
ナンバープレートも5種類。
ということは塗装は5種類ってことかな?
紙媒体は
- 説明書
- Tech Tips!
の2点。
箱が小さいので、どちらも小さく折りたたまれた状態で入っている。
説明書の表紙に簡単な実車解説が書かれているのは、90年代のMMシリーズあるあるだね。
昔は数ページに渡って実車解説が書かれていたし、今のMMシリーズは別冊で解説書が付属するのが多いかな。
塗装は計5種類。
まずは説明書内のものから。
- 第667突撃砲旅団所属車 1944年夏フランス(ダークイエロー地にダークグリーンの迷彩)
- 第697宣伝中隊所属車 1943~44年ロシア(ダークイエロー地にレッドブラウンの迷彩)
- 第999軽師団所属車 1943年イタリア(ダークイエロー単色)
999……
懲罰部隊として知られる第999アフリカ軽師団のことでしょうか。
実際はイタリアというよりはアフリカやギリシャで活動したようですが。
ダークイエローというよりもアフリカ向けのトローペン塗料が似合いそうです。
今回はボックスアートと同じ第667突撃砲旅団所属車で作る予定だ。
他2種類の塗装は箱の側面に描かれている。
説明書の解説によるとそれぞれ
- 第24戦車師団所属車 1943年12月~1944年1月ロシア(ジャーマングレイ単色)
- 第6降下連隊所属車 1945年1月オランダ(三色迷彩)
とのこと。
1944年前後でのグレー塗装は珍しいね。
説明書には「何らかの理由で塗り直されずにそのまま使われた」
と書かれているけど。
本来は1943年の2月頃にグレーからイエローに切り替わる通達があったので……。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業に入っていく。
久々のタイヤもの。
戦車と違って内装の塗りわけがあるから、そこがポイントになりそうだね。
パーツ数は少ないので一気に形になりそうですな。
タミヤのキットだからおそらくそこまで苦戦はしないはずだ。
続きは次回!
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