
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が組みかけで放置していた、タミヤのM5A1軽戦車が完成しました。
今回は……。

3回連続、筆者の組みかけ戦車を片付けることになった。
またサルベージしてきたものを紹介しよう。

また在庫整理か。
壊れるなぁ。

過去の筆者が変な組み方をして壊れかけているようなものもあります。
なんとか干渉に耐えうるものにしていかないといけませんな。
今回のお題 イタレリ M4A2シャーマン


今回作るのはこちら。
イタレリより
M4A2シャーマンだ。
キットの商品名は
「US MARINES M4 SHERMAN」(アメリカ海兵隊 M4シャーマン)
アメリカ海兵隊仕様の装備が施されたシャーマンということになっているけど、今回は通常のM4A2シャーマンとして組み立てる。

箱がボロボロでまたずいぶんと古そうな。

筆者がどうしてもM4A2を作りたくて中古品店を巡っていたところ、このキットしか置いてなくてこれを確保したようです。
M4A2(シャーマンIII)は他にもドラゴンやアカデミー、アスカモデルから発売されているようですな。
仕様の違いで細部に変化があるようですが。
M4A2シャーマンとは?

M4シャーマンは第二次世界大戦期のアメリカを代表する中戦車だ。
ここでも派生車輌をいくつも組んでいたから、詳しい解説は割愛にしよう。

エンジンの違いでいくつか種類があったようだね。
んで今回はM4A2って名前だけど……。

航空機向けのコンチネンタル社製ガソリンエンジンを搭載したM4(シャーマンI)とM4A1(シャーマンII)であったけど、練習機増産の影響で当該エンジンが不足することが懸念された。
そこでそれの代わりにゼネラルモーターズ(GM)、フォード、クライスラーのエンジンを搭載することに。
それぞれの開発したエンジンを乗せたシャーマンは
- GM→M4A2(シャーマンIII)
- フォード→M4A3(シャーマンIV)
- クライスラー→M4A4(シャーマンV)
となった。
今回作るのはGMのエンジンを搭載したM4A2(イギリス軍名ではシャーマンIII)だ。

いくつか種類はあるものの、どれも並行生産されたもので性能的には大きな差異はないというやつですな。

GM製のエンジンを搭載したM4A2であったけど、このエンジンはディーゼルエンジン。
なのでガソリンエンジンに統一したがっていたアメリカ陸軍では基本的に用いられず、主にイギリスやソ連など諸外国に供与されることになった。
またアメリカ陸軍では採用されなかったものの、アメリカ海兵隊はディーゼルエンジンの上陸用舟艇を装備しており燃料が共通化できたので、こちらでは採用されている。

今回のキットは太平洋戦線で活躍した海兵隊仕様をイメージしたものとなっているようですな。
上陸作戦用のシュノーケルパーツや日本軍の肉薄攻撃に対応するため、吸着地雷(九九式破甲爆雷)対策の木製板を装備しているのが特徴です。

ディーゼルエンジン搭載型のM4A2シャーマン(シャーマンIII)
イタレリの海兵隊仕様キットを使って、通常使用のM4A2として組んでみよう。
箱の中身を確認する


というわけで箱の中身を確認。
中身は……。

……なんかすごく中途半端な組みかけ品に。

このキットを購入したのは確か10年ぐらい前。
当時の筆者にとってはやや難易度の高いものだったようです。


とりあえずバラバラな部品を確認。
画像右側にあるEランナーがシュノーケルや板など、海兵隊仕様にするための部品達を収めている。
今回は使わない予定だけどね。
画像下側に写っているメッシュパーツも、このシュノーケルパーツ用のものだ。

上の赤い×印は?

どうもこのキットのパーツと思いきや、このキットには含まれないタミヤ製のパーツだったようですな。
成型色が似ているので、印をつけておきました。

転輪など灰色のパーツは過去の筆者が組み込んだドラゴンのパーツだ。
詳しくは次回以降になるけど、このキットは少々気になる点があってね……。


バラバラでわかりにくいので、パーツリストを使って確認。
ランナーは5枚で、古めのキットとしては少しだけ部品が多めだ。

A~Cランナーは見た感じ通常型のM4シリーズと共通みたいだね。
余剰パーツ指定が目立つような。


付属のマーク。
中古なのと筆者の保管の仕方が悪かったのか、少々汚れていますな。
ただ品質はよさそうです。

たまに組みにくいキットがあるイタレリ製品だけど、デカールは高品質なものが多いんだよね。
……今回は使わなさそうだけど。


塗装・マーキングは2種類収録。
共に1945年の太平洋戦線に展開していたアメリカ海兵隊所属車輌です。
塗装図からわかるとおり、シュノーケル装備状態ですな。

……また鹵獲するんでしょ?

ご名答。
通常のM4A2シャーマンにするといったけど、やはり今回もドイツ軍鹵獲仕様にする。
欧州戦線で英軍やソ連軍が装備していたM4A2を鹵獲している事例があるので、今回はそれらを参考にして仕上げてみる予定だ。


参考としてはこんなものがありますな。
かつてサイバーホビーのホワイトボックスシリーズにラインナップされていた、ドイツ軍鹵獲仕様のM4A2(75)シャーマンです。
筆者はこれをここの開設前に完成させたようですが、どこにしまったのか……。

箱は残っていたんだ。

現在はM4シャーマン系列のジャンクパーツ入れとなっている。
この車輌はT49型履帯に凹凸の少ないディッシュ型の転輪・誘導輪を装備しているのが特徴だ。
ホワイトボックスシリーズは限定生産品だけど、こういう特殊な仕様の車輌を多くラインナップしていたみたいだね。

そういえばサイバーホビーの大元のドラゴン社が先日、模型事業から撤退するとの話を出していましたな。

輸入代理店となっていたプラッツからもお知らせが出ていた。
一部の金型はZimi Model社に渡り、そこから「DRAMi Model」ブランドとして引き続き発売されるとのこと。
詳しくはプラッツ社の下記の外部リンクを参考にしてもらいたい。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回からこのキットを形にすべく進めていこう。

あんまり改造とかしない筆者にしては珍しくすごい継ぎ接ぎだらけだったような、このキット。

このキット、M4A2とM4A3の選択式となっているようですが……
どうも通常型のM4A2として組もうとすると少しアレな内容となっているようで。

M4A3で組めばいいんじゃないの?

それも考えたのですが、一部切り貼りする箇所をM4A2で進めてしまっていましてね。
なによりM4A3の75mm砲装備型というとタミヤ製品があります。
イタレリを通常型のM4A3で組むと履帯以外変化がないという……。

タミヤ製品のはT48型履帯。
今回のイタレリ製品はT54E1型履帯がセットされている。
どうも今回の製品はシュノーケル装備が基本のため、それで隠れる部分は再現が甘いようでね。
詳しくは作り始めてから語ることになるだろう。

とりあえず……続きは次回!






