アカデミー社のヘッツァー初期型を作っていきます。
前回は装備品を作っている途中で中断した。
今回はそれの続きだ。
エッチングパーツや車体側面のシュルツェン類を取り付けて全体の組み立て作業を終えよう。
やっと組み立て終了だね。
少し時間がかかったような。
時間がかかったというより、無駄に引き伸ばしたような気がするのは気のせいでしょうか。
あちこち飛び飛びに作業をしているからそう見えるだけだ。
それでは作業を再開する。
エッチングパーツの取り付け
まずはエンジン周りのエッチングパーツ。
パート3で取り付けを保留して、そのままになっていたよね。
エンジングリル上部と排気管カバーでしたな。
単純な金網の他に色々付属し、説明書の取り付け支持がわかりにくかったので保留していましたが……。
筆者がググッた画像を参考にして取り付けていく。
まずは2番の板を貼り付け、その後上から1番の金網パーツを貼り付ける。
金属部品なので接着は瞬間接着剤で。
本当はゼリー系のがいいけど、手持ちを切らしているので今回は通常のを使っている。
2番の板、これは何だろう?
どうも冬季時に機関室へ暖気を取り込むためのフタのようです。
左右にスライドして開閉するのだとか。
よくみるとこの菱形の排気口基部は左側に突起がある。
この突起にフタパーツのスリットがはまるように取り付けよう。
エッチングパーツの3番と4番はそれぞれリングと蝶ネジになっています。
おそらく先ほどのフタパーツの留め具と思われ。
見てわかるとおり、極小の部品だ。
紛失しないように。
説明書が少しわかりにくく取り付け位置が不明だけど……
おそらく留め具の部品だから、フタパーツのスリット上に来るはず。
説明書ではそのまま取り付ける指示が出ているが、一旦ここは加工。
先ほどスリットをはめ込んだ突起部分に0.5mm径ピンバイスで凹みをつける。
凹みをつけたらそこに3番(リングパーツ)と4番(蝶ネジパーツ)を接着する。
おそらくこれであっているはず。
説明書には蝶ネジパーツに「180°」とか書いてあるけど、これは何の意味なんだろう?
とりあえず今回はこれで……。
ちなみにフタパーツの折り曲げ部分、どうも調べたところ折るというよりは巻いているような形状のようですな。
筆者は単純に折り曲げていますが……。
他に付属するエッチングパーツはマフラーのカバー。
ここは丸めた後に凹みにお互いの部品を合わせて接着する。
丸めるときはあらかじめ他の工具類に巻きつけてクセをつけておくといいね。
そのまま取り付け。
多少曲がっているようにも見えるけど……ここは無視しよう。
このマフラーカバー、実車では資材節約の目的で途中から廃止されたようですな。
シュルツェンの取り付け
側面のシュルツェンは前・中・後の3枚構成。
取り付け基部は別パーツ化されている。
筆者が購入したものは少し状態が悪く歪んでいるね。
真っ直ぐに矯正しておこう。
初期型では単純な板状の形をしていますな。
巻き込み防止のためか、後期生産型は前後の先端が内側に曲げられた形状に改めされています。
ここは先に3分割して、その後取り付け基部を接着する。
これで組み立て完了。
ただ足周りの塗り分けに備えてここでは接着せず。
ここまででこんな状態になっています。
これで大体の組み立ては終了したかな?
いつものディティールアップを施す
ここでもう少し手を加える。
まずは車体前面に溶接跡。
伸ばしランナーを接着し、スチロール系接着剤で溶かしながらデザインナイフ等で刻む。
詳しくは過去記事参照だよ。
前回組んだ牽引ロープ。
これは後部に丸めて取り付けるようですな。
瞬間接着剤を使い接着してしまいます。
ちなみに実際はこの牽引ロープ、留め具が存在するようだ。
アカデミー社のキットではロープが独立している代わりに留め具が省略されている。
今回はそのまま進めてしまう。
上の画像はタミヤの中期型だね。
こっちは留め具が存在するけど、プラパーツによる一体成型。
一長一短というか。
今回の戦果
他にはノテックライトにコードを追加。
これも過去記事参照です。
これでようやく組み立て終了としよう。
あちこち飛んで作っているように見えたけど、パーツはそこまで多くなく組み立ても単純だ。
今回は使用していませんが、キットには兵士が2体付属します。
車長に射撃目標を伝える兵士と、前方に視線を送る車長。
同社から先行して発売されたヘッツァー後期型付属のものと同一となっています。
後期型も筆者が作りかけのものを保有している。
機会があればそちら付属のものをお披露目することになるだろう。
今回はここで中断。
次回は塗装作業になる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット