
ガンプラのHG00シリーズより、デモカラーのAEUイナクトを作っていきましょう。

前回は筆者が放置していたものをサルベージしてきて、内容をチェックした。
今回は一気に各部の加工をして塗装直前まで進めてしまおう。

基本的には先発したイナクトカスタムと同じ感じになりそうだね。
各部の詳しい加工はそっちを参考にしてもらえるといいかな。

一部形状違いのところと、昔の筆者が破損させた箇所があります。
その辺りを詳細に見ていく形になりそうですな。

実際はイナクトカスタムと並走していた上、組み立てに関してはこちらのほうが先に完了していたりする。
それでは作戦を開始しよう。
とりあえずの整形


というわけでまずは各部のゲート処理。
サーシェス機同様、こちらも筆者がどこから手をつけるか当初迷ったみたいですな。

ゴッドハンドニッパー投入前のものだっけ。
とにかくゲート跡が気になるから、できる範囲から先にやるということでヤスリがけを……。
頭部の組み立て


まずは頭部から。
この画像はまだゲート跡処理前のものですな。
イナクトカスタムとは前面パーツ、つまりアンテナ周りの形状が異なります。


前回も少し触れたけど、サーシェス専用イナクトカスタムとは異なり、イナクトは2本アンテナの量産型と3本アンテナの指揮官型からの選択式となる。
今回はパトリック・コーラサワーの搭乗機を同じ指揮官仕様にしてみよう。

イナクトカスタムも3本アンテナではあるんだけど、イナクトのものとは形状が異なる感じだったね。


ここは首周りの合わせ目を接着してからの整形で、合わせ目消しをしたぐらいですな。
サーシェスのイナクトカスタム同様、首関節は筆で塗り分ける予定なので後ハメはせずにそのまま挟み込んでいます。

変形時に可動する部分なので、合わせ目消し時に接着剤が流れ込まないように注意だ。
流し込み式ではなく、流動性の低いセメントタイプを使うなどするといいだろう。
筆者はセメントタイプで首周りの合わせ目部分に土手を作りつつ、それ以外の箇所は流し込み式を使った。
胴体の組み立て


続いて胴体。
イナクトカスタムとは肩のアンテナパーツのサイズや、腰部のフロントアーマーの形状が異なりますな。

筆者が昔壊した部分はここだね。
右肩の接続部が折れていたり、左側の腰ユニット軸が欠けていたり。

肩のものは欠片が保存されていたのでこれを接着すればよいかと。
ただ負荷のかかる場所なので、また剥がれてこないか心配ですが。


まずは肩から修復。
ここは単純にMr.セメントSPで接着、合わせ目消しの要領で整形して事なきを得た。
Cの字状で組み込む際に負荷がかかりそうだったので、気持ち緩めになるよう多少削っている。
後で瞬間接着剤を薄く塗るなどして渋みを調整しておこう。

これまた随分と単純な。
それなのに筆者は長年放置していたのかな?

以前も接着して修理を試みたようですが、組み込んだ際に再度剥がれてしまったようで。
一時期はパーツ注文やバラパーツ売り場訪問も考えたようですが、手配ができず……。

うまくくっつかなかったのはどうも昔の筆者がこの部品をABS製だと勘違いしたようで、ABS用接着剤を使ったかららしい。
当該パーツはA39番だけど、このキットのABS製パーツはCランナーのみだ。


続いて腰ユニット。
割りピン状になっている先端部分が欠けてしまっていますな。
こちらの破損箇所は紛失してしまったようですが……。

ここは軸の割りピン部分を短くカットし、ユニットの受け軸側にコトブキヤの丸モールドIIに含まれる3.5サイズのマイナスモールドを貼り付けて隠すついでにディティールアップをした。
割りピン部分をカットしたのでやや保持力が落ちたが、それは軸周りの渋みを調整することで補おう。

前のイナクトカスタムは無事だったけど、これと意匠を合わせたいから同じ改造をしていたね。


これで胴体は終了とします。
背面の主翼ユニット基部には肉抜き穴がありますが、筆者としては気にならないのでそのままにしておきます。

腕で隠れるのと、吸気口っぽくも見えるみたいでね。
残しておいても違和感が少ないと判断したようだ。
加工は手間もかかるし、残せるものはなるべく残して進めていきたいところだ。
腕部の組み立て


続いて腕部。
細長い体躯が特徴的なイナクトですが、腕は特に細長いですな。
当然ながらポリキャップは使われておりません。

今までの部分はイナクトカスタムと形状の違う部分があったけど、ここはまったく同じ形をしているね。


ここはイナクトカスタム同様にヒジ関節の後ハメ加工を施す。
画像でデザインナイフの切っ先が示している、茶色く着色したモールド部分を切り離す。
ヒジの丸い部分を切り取って、前腕の合わせ目接着後もヒジ関節を着脱可能にするイメージだ。

全て刃物で切り離すというよりは、ある程度刃物やスジ彫り用具で溝を刻んだ後にエナメル塗料の溶剤を流し込んでから折り取る感じですな。


それ以外は単純な整形作業。
これで腕部も終了です。

切り離した箇所の隙間がちょっとあるけど、可動のことを考えるとこれはセーフかな。
脚部の製作


そして脚部。
ここもイナクトカスタムと同一のパーツになっています。
スネ前面が白くなっているなど、配色は多少変化していますけどね。

あっちではここが最難関の加工箇所だったね。
今回も……。


まずはヒザ関節の後ハメ。
モモ側とスネ側双方から挟みこまれる形のヒザ関節となっており、なかなか面倒ですな。
モモの後ハメ加工としては、関節側の凸ピンを削って板状にします。
これでモモ外装を合わせ目接着した後でも、下からスライドして関節をセットできるように。

この辺りは念入りに調整しておこう。
はめ込みがキツ過ぎると、後でセットした際にモモの接着部分から破損する可能性がある。


スネ側は後部の合わせ目をモールド化。
0.2mm幅のタガネなどを使っています。

ここはいい後ハメ加工が思いつかなくて……ってやつだね。
この時期のキットはそういうのが多かったような……。

どうしてもいい後ハメ加工が思いつかなくて、他にも筆者の手持ちにはHG00の1期組は多数放置されている。
ただこうやってモールド化処理すればよさそうなので、今後在庫が動く可能性がありそうだけどね。


足首周りは目立つ肉抜き穴が多数設けられています。
パテで埋めるのもいいですが、ここはイナクトカスタム同様プラ端材を接着することで埋めています。

接着剤の溶剤成分でキットのパーツ側がやられないか心配なんだよね。
ちょっとしたヒケを埋めるならまだしも。今回は大穴だから……。

乾燥が早い流し込み式接着剤を使ったり、少し詰めて乾かして……を繰り返して溶剤成分を長く触れさせないようにしよう。
むしろここでは詰め過ぎて部品を破損させないように注意したほうがいいかもしれない。
「端材を詰めることによる負荷+接着剤の溶剤成分」
で、筆者は一度パーツを破損しかけている。
合わせ目消しと同じ要領で接着し直して修復したけどね。


これで脚部の組み立ては終了です。
ここは肉抜き穴の処理がもっとも時間がかかりましたな。
実際は乾燥時間を確保するため、他の作業と並行しています。

プラ端材での穴埋めは溶着するから、キットのパーツとの隙間が発生しづらくなることが利点だね。
他にも使えそうな。
武器の製作


最後に武器。
ソニックブレイド(プラズマソード)とディフェンスロッドはイナクトカスタムと共通パーツ。
リニアライフルは新規のものになっています。

頭部が選択式になった代わりに、こっちは量が減った感じだね。
筆者の場合、あんまり多くても持て余すんだけど。


イナクトカスタムのブレイドライフルでは部品分割のおかげで、本体の合わせ目処理やライフルグリップの後ハメは不要でした。
今回のリニアライフルは真っ二つな本体でグリップを挟み込む構造になっています。

目立つ合わせ目だから処理したいところだけど、グリップをどうするかな。


ここはグリップの取り付け部分を切り欠き、Cの字型にして後ハメ加工をした。
首と同じでそのまま挟み込んで、筆とかで塗り分けてもいいんだけどね。

考えている時間が惜しかったようで、筆者はいつもの基本的な後ハメパターンで処理していますな。


その後はライフルの合わせ目を消しています。
それとディフェンスロッド裏は足首同様に、プラ端材を接着して肉抜き穴を埋めていますな。
ここも何気なく時間のかかる箇所だったりしますので、他の部分と並行して作業を進めるとよいでしょう。

ライフルのグリップ後方は、パーティングラインや合わせ目と混ざるように丸モールドが存在する。
今回はモールドを避けながらヤスリで整形したけど、気になる人はコトブキヤなどのパーツを貼り付けてもいいだろう。
今回の戦果


これで全ての部品が揃いました。
一度組み立てて全体像を確認しておきましょう。

ぱっと見のプロポーションはまったく変わっていないんだよね。
足首の肉抜きを埋めたぐらいというか。

人によってはつま先や主翼端を尖らせたりする加工を施す人もいるけど、これ以上時間をかけたくないんでね。
今回はここまで。
次回は塗装に入る予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット









