
ガンプラHGUCのリバイブ版シャア専用ザクを塗り替えて、MS IGLOOに登場した偵察隊のザクを作ってみましょう。

前回はキットの加工を簡易的に紹介した。
今回は塗装を行い、より偵察隊のザクに近づけていこう。

お楽しみの塗装タイム。
色変えはここで一気に雰囲気が変化するんだよね。

改造の基本ともいえる塗装変更ですが、ここではまだあまり行っていませんな。
もっと増やしていきたいところですが……。

筆者は昔作ったキットと同じものを再び組んで、違う色で塗るという案も考えているようだけどね。
とりあえず作戦を再開しよう。
塗装にあたっての資料


とりあえず塗装をするにあたっての資料を。
以前HGUCヅダを組み立てる際にも参考資料として使った「ガンダムウェポンズMS IGLOO編」の出番です。
この冊子に偵察隊仕様ザクの前後面と頭部やシールドの拡大画像などが掲載されていたので、それを参考にして進めていきます。

筆者が10数年前の素人時代に、大枚はたいて購入した資料のひとつだね。
当時の実力ではどのキットも作れず、ここ数年になってようやく実行できるようになったという。

当該の偵察隊仕様ザクの作例も掲載されていた。
使用キットは発行当時最新のS型ザクキットであったMGのVer.2.0で、作例担当は一ノ戸晃治氏によるものだ。

以前のヅダに続き今回の偵察隊のザクと作ってきたわけですが、ほかにも筆者はキットを保有・製作したいものがあるようですな。
オッゴにヒルドルブ、カスペン大佐のゲルググなど……。

まだまだこの本の出番は多そうだね。
下地


手始めに下地作り。
プラ板で修正した箇所を500番のサーフェイサーで確かめた後、クレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックで全体を黒くしてしまいます。

資料を見た感じ、偵察隊のザクはほとんど真っ黒だからこの段階でもそれらしくなってしまうという。

ただよく見ると微妙に濃淡があったりするので、もう少し進めてみよう。
ちなみに靴底やヒザ。ヒジなんかは一番暗い黒になっていた。
ここはこのサーフェイサーの黒で基本塗装を兼ねてしまうので、次の作業では塗らない。
本体の基本塗装


続いて濃淡グレーを使い、基本塗装を。
- 胸部コクピットパネルやバックパック→旧ガンダムカラーのファントムグレー
- 動力パイプ→ガンダムカラーのMSグレー(ジオン系)
- 本体の黒→ガイアカラーのジャーマングレー
- 武器・関節→Mr.メタルカラーのアイアン
といった感じですな。

お、タミヤじゃないジャーマングレーだ。

戦車模型素人時代の筆者はガイアやMr.カラーのジャーマングレーを戦車に使っていたんだけど……
この色はかなり黒に近くて、そのまま戦車模型に吹き付けるとほぼ黒1色になってメリハリがつきにくくてね。
現在の筆者は戦車模型に対してはタミヤのジャーマングレイをメインに使っていて、ガイアとかのはあまり在庫が動かないんだ。
今回は逆にその「黒にかなり近いグレー」であることから動員させてもらったけどね。

ただ実物のジャーマングレーにはこのガイアノーツのが近いようですな。
タミヤのはスケールエフェクトを考えて若干明るめになっており、そのため縮尺模型に対して使うと程よい色合いになるよう調整されているのだとか。

そのほかのグレーは安直にガンダムカラーから。
ファントムグレーの旧製品が使い切れそうで使い切れないというやつだ。
スミ入れ!


その後はスミ入れ。
グレーや金属色部分はいつも通り黒色でスミ入れを施します。
黒やジャーマングレーの箇所に黒をスミ入れしても目立たないので、これらにはグレーのスミ入れを施してみましょう。
使用した塗料はタミヤエナメルのスミ入れ用塗料ですな。

部品がバラバラな間にスミ入れを済ませてと。
近年のキットはポリキャップレスだし、組んだ状態で溶剤を流し込むと間違いなく破損しそうな。

ポリキャップは基本的に溶剤成分には強いので、その辺りの心配をしなくて済んだというやつです。
そのままでは塗料が乗らないという難点もありましたが。
ドライブラシ!


続いてドライブラシ。
こちらはタミヤエナメルを使うものの、溶剤成分少なめの塗料を使うのである程度組んだ状態で進めたほうが効率がいいでしょう。
- 金属色部分→クロームシルバー
- それ以外の場所→ニュートラルグレイ
を使用しました。
詳しいやり方は過去記事を参考にしていただければ幸いです。

IGLOOの機体は銀のハゲチョロ表現がされたようなのが目立つよね。
そういうのはやらないのかな?

その辺りは一度組み立てて全体のバランスを確認してからにする。
おそらく次回の範囲で紹介することになるだろう。
デカールと手描きマーキング


さて今回の偵察隊ザクを再現する上でもうひとつの関門になるのが、このマーキング。
頭部とシールド部分に独特のマーキングがされているわけですが。

とりあえずまずは注意書きをデカールで再現だね。
別売りのガンダムデカールを動員して、劇中のものに近い感じに……。

使用したガンダムデカールは主に
- No.28 HGUCジオン用1
- No.54 HGUC0080汎用2
だね。
今回使用したHGUCリバイブとIGLOOのザクはディティールが異なるので、一部注意書きはあえて再現していない箇所もある。


さて問題のシールドと頭部のマーキング。
ここは部隊マークらしいので、2026年4月現在既存のガンダムデカールには存在しません。
前述の書籍に掲載されていたMGの作例では自作デカールを使って再現したとされていましたな。

ここは手描きに挑戦だ。
まずは鉛筆で下書きを済ませる。
シールドには数字もあるけど、これも色調を合わせるのでデカールではなく手描きで済ませる。


下書きが完了しましたら、塗料と筆を用意して手描きです。
使用した塗料はタミヤエナメルのフラットイエロー。
溶剤でふき取りやすいエナメル塗料をチョイスしてみました。

手持ちの筆もボロボロだから、ここは惜しまず新品を投入しちゃうよ。
使ったのはこの前補充したタミヤのモデリングブラシHF 面相筆極細。
品番は87048だね。

筆に塗料を含ませ、少しずつ塗っていく。
あまり溶剤成分を多く含ませると余計なところに流れたりするので注意だ。


最終的にこんな感じに。
とりあえず筆者の納得できるものにはなったみたいですな。

なんかどうぶつの森のナイルみたいな目だね。

あれと同じ元ネタ、エジプト神話のホルス神の目だね。
右目は「ラーの目」と呼ばれ、左目は「ウジャトの目」と呼ばれている。
ザクのものは後者で「全てを見通す目」と言われているようだ。
偵察隊に相応しいマークと言えるだろう。

資料によると、頭部のマークはジオンの紋章とエジプト古代文字のヒエログリフ。
文字は英語でいう「Keep out」(立ち入り禁止)という意味になるようですな。

頭部のマーク、筆者はなんかグチャグチャにしちゃっているみたいだけど。

このスケールですと詳細な文字はわからないですからね。
ジオンマークも、このサイズのはデカールがありませんし。
今回の戦果


全体のバランス確認のため一度組み立て。
細部のマークや色調を確認しておきましょう。

シャア専用機から一気に黒い偵察隊ザクに。
これがあるから塗装は面白いんだよね。

今回はここで中断。
次回は細部の修正を行い、完成に持ち込もう。

続きは次回!
この記事で作っているキット












