
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が仮組み状態で長年放置していた、ガンプラのストライカージンクスが完成しましたな。
今回は……。

裏で多数のものが並走しているけど、その中で航空機キットの紹介の目処が立った。
今回はそれにしよう。

最後に作った飛行機はBf109だったね。
一ヶ月前の出来事……。


最近は各ジャンルが分散してきたので、回ってくる頻度が落ちていますな。
今回のお題 フジミ 1/72 九九式艦上爆撃機一一型


今回作るのはこちら。
フジミより1/72の九九式艦上爆撃機一一型だ。
同社からはスケール違いのものも発売されているけど、例によって1/72となる。

また中途半端な状態なものが……。

塗装を済ませた辺りで表面処理の甘さが露呈、塗装やり直しになりそのまま放置したようですな。
保管の状態が悪かったようで、細かい部品もだいぶ折れているという。


8月の年間集計時に組みかけ品を掘り出して一度状態を確認したけど、その中にこのキットはきっちり混ざっていた。
画像の左上の、Fw190D-9の箱に入っているのがおわかりいただけるだろうか。


箱のFw190自体はすでに完成済みなので、ここで紹介する予定はありませんな。
ちょうどそれが完成して空き箱になっていたから、今回の艦爆が放り込まれたという。

なんかよくわからない状態のがたくさん……
どのくらい前のものなのかな?

おそらく2010年代前半の購入で、2010年代半ばに着手して放置ですな。
あの時期は筆者が提督業をしていたので海軍機が動いたものの、素人の筆者の手に負えないものがいくつか……。

九九艦爆も赤城や加賀の初期装備としてよく見かけたものだ。
ざっと10年は放置しているだろう。
九九式艦上爆撃機とは?

この機体は第二次世界大戦期の日本海軍の艦上爆撃機だ。
開発は愛知航空機。
海軍略符号はD3Aで、連合軍によるコードネームはVal(ヴァル)

この辺りは以前の二二型のおさらいだね。
- 海軍が従来の九六式艦上爆撃機の後継機である十一試艦上爆撃機の開発命令を三菱、中島、愛知に出す
- 最終的に愛知だけが試作機を完成させて、これが九九式艦上爆撃機として正式採用される
みたいな。

以前作ったのは二二型だけど、今回のは一一型。
- 一一型(D3A1)→九九式艦爆の最初の量産型。エンジンは出力1070馬力の金星四四型
- 二二型(D3A2)→1943年ごろに登場した改良型。エンジンは出力1300馬力の金星五四型。風防や機首形状を変更し、プロペラスピナーを追加するなど空力的に洗練された見た目をしている
といったのが主な相違点。

とりあえず初期型と後期型みたいな。

大戦後期に登場した二二型とは異なり、一一型は真珠湾攻撃から始まる大戦初期の日本軍快進撃を支えていたほうのタイプですな。
零戦でいえば二一型に該当するような感じです。


零戦・九七艦攻と共に活躍した艦載機トリオの一角、九九艦爆一一型。
フジミのキットで再現してみよう。
部品の確認

さて箱の中身の部品確認……
といきたいところですが、ほとんど組み立て済みですな。


というわけで、代わりに昨年組んだ一一型/二二型のキットの画像を再掲載。
今回のキットは一一型のみなので、この画像の左下の部品を一部外した形になっている。
二二型用のプロペラや機首周り、爆弾投下アームや風防辺りだ。


そういえば昨年のあのキットは今回のキットとほぼ同じようなものなんだっけ。

フジミ製航空機キットの大半は80年代が初版で、箱やマークの変更をしながら2026年現在まで続いているようですな。
今回のキットは2010年頃に新品で購入したもので、ミッドナイトブルーラインシリーズと銘打ってありますな。
昨年のは一一型と二二型が統合されていましたが、今回のキットのは別々の箱になっていたという。

ミッドナイトブルーラインシリーズには以前組んだ流星改もラインナップされていた。
こちらも2026年10月現在は試製流星と統合された形のものが販売されている。



付属マークはこんな感じに。
欠けている部分は計器で、既に貼り付けていますな。
一一型のみ、それに2種類の塗装なのでマーク数は少なめです。

昨年のは一一型でも4種類収録だったよね。

かつて一一型と二二型でキットが分かれていましたが、一一型でもマーキング違いでキットが2種類あったようです。
それが現在は統合されているという。


このキットに収録された塗装・マーキングは前述の通り2種類。
真珠湾攻撃に参加した空母「赤城」の搭載機(明灰白色)と、横須賀海軍基地所属機(赤い尾翼とジュラルミン地の保安塗装)となっている。
今回は2個分のキットで両方とも作ろう。
他にも参考図として空母飛龍搭載の板津辰雄氏の搭乗機の写真も掲載されているけど、こちらのマークは収録されていない。

塗装図がモノクロでわかりづらいけど、2種類の塗装はベース色が違ったんだ。
九九艦爆は明灰白色のイメージだから、保安塗装はちょっと珍しいかも。


無論、これら2種のマーキングは昨年組んだ統合版でもC、Dパターンとして収録されていますな。
あれを作る際にこれらの塗装を候補から外したのは、今回の放置品があったからという。

統合版だとAパターンに空母蒼龍の江草中佐機とBパターンの瑞鶴搭載機があるんだよね。


あの2つも統合版初出ではなく、それ以前から別パッケージで収録されていたものですな。
確か2010年代半ばにその2つのみを収録した製品が発売されており、筆者はそれで江草中佐機を作っています。
明灰白色単色が多かった初期の九九艦爆ですが、中佐の機体は暗緑色の上面塗装と赤い尾翼、黄色の帯でかなり目立つものに。


筆者は2010年代半ばに艦これの提督業をやっていたけど、あれの影響かその時期は各メーカーから艦載機キットが多数再販されていたね。
フジミの航空機模型はその後2010年代後半に沈静化するけど、昨今の経営陣刷新でまた航空機模型の再販が相次いでいる。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から作業を開始する。

基本的に細かい部品の修復作業になりそうだね。
ちまちましてなかなか進まなそうな。

放置した原因である雑な表面処理もやり直し必須ですな。
特にジュラルミン地である横須賀海軍基地所属機は傷が目立ちますので……。

経営陣を刷新したフジミは従来品の金型修復を行っているけど、今回のキットはそれ以前のものだ。
なので未組み立て部品のバリもかなり激しい。
それらの処理もしていこう。

続きは次回!
この記事で作っているキットの改訂版


