
ガンプラのHG00シリーズより、サーシェスの搭乗した青いイナクトカスタムを作っていきましょう。

前回は筆者がかつて仮組みした当時モノのキットをサルベージして、可動などを確認した。
今回は製作開始。
頭部・武器、腕部と進めていこう。

前回の記事からだいぶ時間が空いたような。

どうも筆者がかなり苦戦しているようで。
今回のキットは今までのものとはかなり異なった構成をしていますからね。

筆者はここの開設以前に00のキットはいくつか組んだことがあるけど、ティエレンとかジンクスとか従来キットに近い構成のものがほとんどだった。
今回のイナクトは可変機で、更に関節はポリキャップなしのABS製となっている。

どうりで15年以上も放置していたわけだ。

細長く当時のポリキャップが仕込めないようなデザインです。
当然関節周りも単純な挟み込み式構造となっているようで。

いくつかは後ハメ加工を諦め、関節を挟み込んで進めてしまう予定だ。
それでは作戦を開始しよう。
部品の整形


筆者はどこから手を加えるか迷っていて、作業が早速暗礁に。
とりあえず解体し、全ての部品のゲート跡部分を先に処理することにした。

このキットはまだ筆者がゴッドハンド社のニッパー導入前に組んだものですからね。
千切ったような太いゲート跡が多数残っている状態に。

そのままだと可動にも支障が出るのでヤスリで削って処理していこう。
ついでにカンナがけでパーティングラインも処理。
この辺りは過去記事を参考にしてもらいたい。
頭部の製作


頭部はこんな感じです。
黒い首関節を後頭部パーツで挟み込み、その上から更に白いパーツや前面パーツを取り付ける形となっています。

姉妹キットであるデモカラーのイナクトだと、前面パーツが2種類からの選択式になっているんだよね。
でも今回のイナクトカスタムは1種類だけという。


首は黒いABS製の関節を左右から青い外装で挟みこむ方式。
ここは後ハメを考えたけど……
筆者はどうしてもいい案が思いつかなかった。

こういうときは先人たちの作例を……。

ところが先人たちの作例でも、ここの部分に触れたものは見当たらず。

ただ筆者が仮組みし直して確認したところ、ここは完成時には外からほとんど見えなかった。
なので後ハメはせずに、そのまま挟み込み合わせ目接着。
関節部分は筆で塗り分けることにした。

随分と単純な手順に。

ここだけのために部品をバラバラに解体したり、別売りパーツを組み込むのも割りに合わないと判断しましてね。

流し込み式接着剤を使うとABS製の関節も固着する恐れがあった。
なので関節周りはリモネンセメントで。
これならABSを溶かして固着する可能性は低くなるはず。


合わせ目を削り整形。
これで頭部は組み立て完了としましょう。

フェイスパーツもなんか従来のMSとは違う感じなんだよね。
ジムみたいなゴーグルと思いきや、極小のモノアイみたいなのがついていたり。

この辺りはもう一つの勢力、ユニオンのフラッグと同様ですな。
設定でもガンプラでもあちらが先発のようですが。

筆者の放置品のなかにフラッグはなかったっけ。
この機会に作らないのかな?

本体は良好な状態のがありますが、どうもライフルを紛失したようで……
ただいま捜索中となっています。
武器の製作


続いて武器。
イナクトのデモカラーに頭部パーツの選択で負けている本キットですが、武器の種類ではこちらが勝ります。

ソニックブレイドとディフェンスロッドはイナクトとイナクトカスタム共通。
あちらについていたリニアライフルの代わりに、ブレイドライフルとそれに装着可能なミサイルランチャーが付属。
更に外付け状態のソニックブレイドの柄がついてくる。

イナクトシリーズは2000年代後半の発売だっけ。
この時期のキットはオプションを削る傾向があったけど、このキットは必要なものがあらかた揃っているんだよね。

同時期のガンダムエクシアなど、ソレスタルビーイング組はオプションをそれぞれやりくりする必要がありましたからね。
開いた手やビームサーベルの刃など、4機全期についてくるわけではなかったので……。
ディフェンスロッドの肉抜き穴を埋める


防御用装備であるディフェンスロッドは本体が1パーツ成型。
裏側は肉抜き穴が設けられており、格子状になっています。
筆者としては気になるようなので、ここは埋めてみましょう。

なんかすごいことになっているなぁ。

いつもならエポキシパテで埋めてしまうんだけど……
筆者としては時々発生するパテとパーツの隙間が気になるようでね。
今回はプラ端材を接着することで対応を試みた。
ヒケを埋めたりするのと同じようなノリだ。

こういうのってフタをするような感じで、内部は中空にしたほうがいいんじゃないの?

強度が欲しかったのとピッタリに切り出すのが億劫だったので、筆者は埋めるような形にしてしまっています。
ただこれですと接着剤の溶剤成分にキットパーツが負けないか心配ですな。
ラッカーパテやら大量の接着剤を内部に流し込むと、溶剤成分に負けたパーツが凹むことが多々ありますが……。

乾燥の速い速乾流し込みを使い、少しずつ接着していこう。
いきなり大量にプラ端材を貼り付けようとして大量の接着剤を流し込まないように……。


乾燥したら削り、隙間が見つかったらまた盛り……
の繰り返しでこんな感じに。
速乾を使ったのでこのサイクルも早くなりますな。

乾燥時間が足りていないと削ったときにグチャグチャになったり、後で接着剤の揮発でプラが縮んだりするんだよね。
筆者は急いでいたようだけど、乾燥時間とか足りているのかな?

筆者の体内時計は世界滅亡時計よりは正確ですよ。
いずれにしろこの状態ですと細かい凸凹がわかりにくいので、また塗装前に捨てサフでチェックしたほうが良さそうです。
とりあえずはこれで一度完了として……。


ブレイドライフルはパーツ分割が各段差に設けられているので合わせ目消しは不要ですな。
銃剣部分の切っ先が丸まっていたので、これはアンテナを削る要領で尖らせています。

……あんまり尖っていないような。

元の部品から削り込んだだけですからね。
スパイクのように一度プラ材を先端に貼り付けてから削る案もありましたが、こちらは接着面積の都合で強度が確保できなさそうだったので……。


ソニックブレイドは単なる整形のみ。
これで武器の製作は終了としましょう。

ディフェンスロッド側面の丸い凸モールドは周りにパーティングラインが発生していた。
今回はモールドを避けながらパーティングラインを削って処理した。
やりづらいと思った人は元のモールドごと全体を削り、後からディティールアップパーツを貼り付ける方法にしてもいいだろう。
その方法は筆者が以前ゾイドのレッドホーンで試したので、気になる人は参考にして欲しい。
腕部の製作


続いて腕部。
手首が従来のガンプラとは異なり、手側にボールジョイントの受け皿があるのが特徴です。

独特の構造だから他キットの流用とかは難しそうだよね。
このキットのためには最低限の手首が付属するから、筆者はそこまで不満ではないみたいだけど。

あまり手首のことを追求するとまた筆者がザクII改のことを擦り始めるので、さっさと製作に入りましょう。

そういえばあのキットもこのイナクトと近い時期の発売だったね。


筆者が気になったのはこの前腕。
ヒジ部分に合わせ目が来るんだけど、ヒジ関節を挟み込むような構造になっている。
普通に接着すると関節が外せなくなり、塗装やメンテに支障が出ることに。

細長い機体なので関節にはポリキャップが使われておらず、ABS製の軸とプラ製のパーツの噛み合わせで保持するような形になっていますな。
ABSパーツ全盛期であったことが伺えます。


先人たちの作例をいくつか見たところ、前腕のヒジ関節周りにある丸いディティール部分で分割する後ハメ加工例が見つかった。
今回筆者はそれに倣う形で加工を施すことに。

丸いディティールの周りにある溝部分で部品を分割する形だね。
曲線に切るのは難しそうな。

- モールド追加のように、分割したいモールド部分をデザインナイフやラインチゼルで掘り込む
- エナメル塗料用の溶剤をモールドに流し込み、パーツを折り取る
といった手順で筆者は切り出していますな。


切り口を整えるとこんな感じに。
これで前腕の合わせ目を接着しても、ヒジ関節を後から組み込めるようになりました。

パーツの保持は軸のABS製パーツにお任せする感じだね。
ヒジの裏が肉抜き穴っぽい凹みになっているような。

ここは筆者としては気にならない箇所なので、そのまま進めてしまいます。
今回の戦果


その他の部分は単に整形のみ。
これで腕部の組み立ては完了です。

相変わらず筆者が作業に苦戦していて、他の箇所はまだ加工が済んでいない。
なので今回はここで中断。
次回はそれらの加工の目処が立ってからになるだろう。

続きは次回!











