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模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
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前回はタミヤの零戦三二型が完成しましたな。
今回は……。
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突然だが、君たちの中にはガンプラのスパイクを尖らせたいと思った人はいないだろうか。
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本当に突然だね。
どうしたの?
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そのことについて筆者が紹介したがっているので、今回はスパイクシャープ化について取り上げたいと思う。
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また筆者の時間稼ぎですな。
次の題材がなかなか先に進まないので……。
スパイクシャープ化のイメージ
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ガンプラのスパイク類は安全上の基準からか、はたまた輸送中の破損防止のためか、トゲのはずが先端が丸まって再現されている。
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画像はHGUCのグフですな。
真っ直ぐのものの他、グフ特有の内側に湾曲したスパイクも先端が丸まっています。
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んでそれの先端をシャープ化加工して完成させたものがこちら。
各スパイクの先端が尖っていることが、君たちにもわかるだろう?
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/01/DSC_0231-160x90.jpg)
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先端が尖っていて、グフの持つ凶悪さがアップしている感じ。
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今回はこれを実践していくわけですな。
今回の犠牲者 HGプロトタイプグフ(戦術実証機)
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今回その実践に使うのはこちら。
ガンプラのHG MSDシリーズより
プロトタイプグフ(戦術実証機)だ。
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また君か壊れるなぁ。
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以前パーティングラインの処理記事でも登場しましたな。
余談ですが筆者がガシガシ遊んでいたので、本当に壊れかけている箇所があったり。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2022/06/DSC_9876-160x90.jpg)
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他にもいくつかグフとかがあったけど、以前の記事で引っ張り出してちょうど手近なところにあったからね。
今回再び実験台になってもらうことにした。
作業開始!
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とりあえず肩スパイクを取り外す。
見た目は多少違うものの、先ほど紹介したHGUCリバイブ版のグフと同じような部品構成となっている。
前後の貼り合わせと、湾曲したスパイクの3パーツ構成になっているんだ。
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厳密にいえば肩ブロックへの接続方法が違うけど……
ここでは一旦触れないで脇に置いておこう。
芯を作る
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とりあえずアーマー本体と一体成型されているスパイクから加工していこう。
まずはスパイク先端に穴を開ける。
この後接着するプラ材に合わせた穴を開けよう。
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ここのポイントは2つ。
- ピンバイスが刺さりやすいよう、先にスパイクの先端をニッパーで切り取るなどして平らにしておく。
- ピンバイスはいきなり目的の径を使うのではなく、最初に小さい径で穴あけをして、その後目的の径にする。
といったところでしょうか。
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本当は内側から穴あけをしたほうがスパイクを平らにする手間が省けるんだけど……
筆者はこのスパイクを合わせ目消しのため接着してしまっている。
なので今回は外側から穴あけをしているんだ。
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今回は最終的に2.0mm径の穴にしているよ。
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そして開けた穴にプラ棒を差し込んで接着する。
今回は2.0mm径の穴を開けたので、タミヤの2.0mm径プラ棒を使ってみよう。
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接着にはタミヤの速乾流し込みを。
この接着剤は乾燥が速いですが、今回の場合プラ棒のはめ込みがきついので接合箇所に浸透して割れやすいのが難点ですな。
段差や割れ部分の埋めも兼ねて、上から瞬間接着剤を塗布しておくとよいでしょう。
削りだしてスパイクを作る
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接着箇所が乾いたら削り出し開始。
まずはニッパーやデザインナイフで大まかに形を作る。
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元のスパイクの角度に合わせて、少し余り気味にして形を出していくよ。
削るより盛るのが大変だから、気持ち余裕を持って……。
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その後はヤスリ類で形を作る。
これも元の基部の角度に合わせて、プラ棒部分を削り出していく。
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角度を合わせる都合上、なるべく板状のヤスリが望ましいですな。
筆者は先に鉄ヤスリを使い、手元にあった5mm厚の神ヤス!400番やタイラー類を使って形を整えていきます。
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とりあえずこんな感じかな?
穴を開けずにシャープ化を施す
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続いて湾曲したスパイクを。
こちらは形状の都合上穴あけが難しい。
なのでニッパーとヤスリで先端を平らにして接着面積を広くした後、そのままプラ棒を接着してしまう。
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切削作業中に外れないように、がっちり接着。
使ったのはさっきと同じ2つの接着剤だよ。
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そして乾燥後、やはり同じように削る感じですな。
内側の角度決めが少し難しいですが。
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もう少し先端が内側に来るようにしても良かったかも。
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湾曲したものをアーマー本体と組み合わせるとこんな感じに。
先端が尖っているのがお分かりいただけるだろうか。
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白い部分がプラ棒で今回継ぎ足した箇所ですな。
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手に持つと刺さるんだけど。
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コトブキヤのキットもびっくりだ。
作業まとめ
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左右のスパイクを加工するとこんな感じになる。
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まとめると……
- 部品に穴を開けたり平らにするなどしてプラ材の接着箇所を確保する
- プラ材を接着する
- 乾燥後、プラ材を削り込んで形を出す
といった感じですな。
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でもスパイクに関しては別売りパーツでのディティールアップ方法もあるんだよね。
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今回紹介したプラ棒によるスパイク加工方法の利点としては
- プラ棒が材料なので安い
- 別売りパーツよりも比較的材料が手に入りやすく、補給が簡単で数を揃えやすい
- 元のスパイクを生かせるので基部でパーツをすり合わせる必要がない
- グフのような湾曲したスパイクにも対応可能
といったところかな。
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湾曲部分のプラ材貼り付けと切削。
これはスパイクに限らず、丸まった箇所を尖らせるのに使えますな。
例えばゲルググ系の肩アーマー先端を尖らせたり……。
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難点としてはただ1つ
- 自分で削るので精度では劣る
といったところ。
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こればっかりはみんなの腕次第といったところかな。
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今回はこれで終了。
紹介したことが何か一助になれば幸いだ。
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次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット