
イタレリより発売されています、上陸作戦用シュノーケルなどを装備した海兵隊仕様のM4シャーマン。
通常のM4A2で作ってみましょう。

前回は手持ちのジャンクパーツを用いて、このキットでは再現されていなかった後部パネル周りを大改造した。
今回は車体上部や砲塔を進めていこう。

ここから先はどうなることやら。

この辺りもちょくちょく手を加えていきますな。
以前のT-34/85のように……。

「少し調べる→気になる点が出てくる→修正する→また気になる点が出てくる」
と、泥縄式にやることが増えていくんだ。
それでは作戦を再開しよう。
車体上部の加工


前回は車体上下を合わせたところだったので、その続きから。
細かい部品はほとんど過去の筆者が取り付け済みなので、装甲面の加工をしてみます。
車体先端のデファレンシャルカバー部分は鋳造製のはずですが何も加工が施されていませんので、溶きパテによる鋳造表現を施してみました。

元が古いキットだからか、鋳造部分も梨地じゃなくてツルツルしているんだよね。
……なんか車体のほうも異様にテカテカの凸凹しているんだけど。

装甲板らしい表現がほしかったので、タミヤのリモネンセメント接着剤を使った鋳造表現を応用して凸凹をつけています。
車体上部も一部鋳造部品なのか、他社製品では最初から凸凹した表現になっている部分ですな。
これらもついでに接着剤で鋳造表現を加えてみましょう。
やり方は上記の過去記事を参考にしていただければ幸いです。

実際のところ、装甲板の表面を整えるのが億劫だったので誤魔化す目的で施したというのが筆者の本音のようだ。
車体側面の装甲板が中途半端に梨地になっていたり、前面のライトガードの取り付け用凸モールドがパーツとズレていたりしたからね。
削って整えるはずの箇所を溶かして凸凹させたというやつだ。

それとキットでは余剰パーツになっている車体側面のアップリケアーマーも取り付けてしまいます。
位置は他社製品などを参考に……。

このキットだとアップリケアーマーの代わりに、日本軍の吸着地雷避け目的の木の板パーツを取り付ける指示が出ているんだよね。


今回は通常型のM4A2にして、開設以前に作ったサイバーホビー・ホワイトボックスのドイツ軍鹵獲仕様みたいな感じにするつもりだ。
後期型のM4車体は湿式弾薬庫を採用しているものが多く、このアップリケアーマーは装着していないものがほとんどだったみたいだけど……
75mm砲装備のM4A2は後期型車体でも古い乾式弾薬庫の車輌がほとんど……みたいな話を聞いたのでね。

乾式弾薬庫の車体は敵の砲撃で誘爆しやすかったから、弾薬庫のある側面部分にアップリケアーマーを装着していたってやつだっけ。

ほとんど気休め程度の装甲厚だった上に、わざわざ弱点を教えているような見た目になってしまうのが難点だったようですが。
車体後部の加工


続いて後部。
前回行った車体改造の影響もあってか、装備が十分に取り付けられていませんでした。
なのでここはある程度組み立て作業を。

右側の履帯ラック、色違い部品が。

作業中に筆者が部品をひとつ紛失したので、余剰のパーツに交換している。
たしか同じくイタレリ製のM4A1に付属するものだ。
このキットもまだ組みかけで積み山に放置されているはず。

この段階ではまだ背面の荷物ラックは装備されていませんな。
凸モールドに合わせて、クランクが装着されていますが……。


んで作業後はこんな感じに。
荷物ラックは開いた状態で、クランクは外されていますな。

クランクは一度取り付けたものの、どうもM4A2は背面にクランクを取り付けたものがあまり見られなかったので撤去してしまった。
他社製品を見たところ、何もないかエンジンデッキ上のレンチやハンマーなどを移設している例が目立つ。

シュノーケルを取り付けるからか、キットの指示だと荷物ラックを含めて後部には何も取り付けないみたいだね。
クランクもラックも付属するけど、余剰パーツ扱いという。
んでそのラックだけど……。

ラックは押し出しピン跡を均すが億劫だったのか、過去の筆者は折り畳んだ状態で組もうとしていた。
しかし両端のヒンジが展開状態のものしかセットされていなかったので、剥がして開いた形に修正。
少しパーツ表面が荒れているのは剥がしたり押し出しピン跡を均したりしたのが原因だ。

車体後部の装甲板も接着剤で荒れ表現。
ここもクランクを取り外した跡とかの修正が億劫だったのが主な作業動機のようですが。


とりあえず車体はこんな感じに。
後で何か装備を追加する可能性もありますな。

イタレリ製品って時々物凄く部品の合いが悪いキットに当たるけど、今回はそうでもないんだよね。
転輪みたいに、肉厚パーツがヒケで大変なことになっているパターンはあったけど。

今回は海兵隊のシュノーケル装備車を通常装備車として組んでいるからね。
大改造しているようにみえるけど、原因はキットではなくイレギュラーのことをしている筆者のほうだ。

強いて言うなら車体前後のライトガード部分が取り付けにくかったですな。
ガード根元の接着箇所を装甲板の角度に合わせて、斜めに切っておくとよいかと。
砲塔の組み立て


続いて砲塔。
主砲はプラパーツ同士の噛み合わせですが、過去の筆者が軸強化済みのようです。
そのままでも問題なさそうですな。

見た感じ75mm砲は真っ二つな部品構成。
整形が大変そうなら別売りパーツとかに交換してもいいかも。


説明書どおりに組むとこんな感じに。
車長キューポラは後期のM4シャーマンでよく見られた1枚ハッチタイプ。
砲塔形状は後期の車体に合わせて導入されたハイバッスル砲塔ですな。

鋳造表現は施工済み。
これで完了なのかな?
砲塔の加工


ところが筆者がいろいろ調べていくうちに
「ドイツ軍の鹵獲車輌にするなら2枚板ハッチのほうがいいのでは?」
と言い出し、急遽ドラゴン製の余剰パーツやアスカモデルのペリスコープなどを引っ張り出してきた。
ドラゴン製のパーツはここの開設以前に組んだ76mm砲型のM4A3に付属したものだ。

あー、また筆者が曖昧な根拠で泥縄式の改造を……。

一枚板ハッチは76mm砲型ですとわりとポピュラーですが、75mm砲型ですと大戦末期の車輌のイメージがありますな。
今回は大戦後期のイメージなので……。

今回のキットは収録されている塗装が1945年太平洋戦線のアメリカ海兵隊所属車輌だからね。
大戦末期の車輌をイメージしていることは間違いないはずだ。


過去作などを参考に適当に組んでそれらしく……
マシンガンのラック部分は根元の三角部分がないので、ここはプラ材切り出しで補っていますな。
ラックの支柱部分も短く調整して……。

向きとかこれで合っているかな?
キューポラ本体はマシンガン架を取り付ける丸い凹みがあるのが前だよね。

実際はキューポラ本体やペリスコープ部分などが回転するようですな。
写りこんでいるM4A3の76mm砲型の2枚ハッチは今回のとは逆のようですが……。

これは今筆者が引っ張り出してきた際に外れて、逆向きに付け直してしまっただけのようだ。
この前完成させたときはペリスコープ付のものが車体右になるようになっている。
ついでに車長用キューポラの前にあるペリスコープも中身が空で再現されていないので、この過去作であるタスカ(現アスカ)の余剰パーツを流用した。
今回の戦果


キューポラ変更ついでに、砲塔にあった機銃架用の突起も撤去。
1枚板キューポラですと機銃架がないので砲塔側に機銃架が移設されていたわけですが、今回は初期の2枚板タイプに戻してしまったのでそれは不要になったという。

これで合っているのかな?
なんか砲塔も砲塔で時期によって細かく違うみたいだし。

現時点での筆者は
- 76mm砲塔と75mm砲塔
- 75mm砲塔のローバッスルとハイバッスル
- 75mm砲塔の初期の幅狭防盾と幅広防盾
- キューポラの形状や数
ぐらいしか違いを理解していないようですな。

細かいことを突っつくと完成しなくなるので、これで今回は進めよう。
鋳造表現をやり直したところで今回は中断。
次回はおそらく履帯の取り付けか、あるなら車載装備の追加をすることになるだろう。

続きは次回!





