イタレリ M4A2シャーマン 製作記②

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

イタレリから発売されています、海兵隊仕様のM4シャーマン。

部品をやりくりして、通常のM4A2シャーマンにしてみましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は組みかけ品をサルベージしてきて、パーツチェックなどを行った。

今回はそれの組み立て開始。

M4A2シャーマンにすべく、車体周りに手を加えてみよう。

レーナ
レーナ

このキット、だいぶ古そうだけどどうなんだろう?

アドルフ
アドルフ

この海兵隊仕様のは2000年代に入ってから発売されたようですが、どうやらイタレリ製のM4シャーマンシリーズは76mm砲装備のM4A1が70年代後半に入って発売されたのが最初のようです。

ちなみに2020年代に入ってから、品番6583としてデカールを新しくした海兵隊仕様のM4が発売されたとか。

ヴァルダ
ヴァルダ

上記のことからM4A1時代の部品は古く、少々気になる点もある。

その辺りは手持ちの部品をやりくりしてみる予定だ。

それでは作戦を開始する。

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簡単な確認作業

アドルフ
アドルフ

あらかた組み立てはできているので、その辺りの解説などを……

まずは足周り。

キット付属のサスペンションは大戦中のM4シリーズで一般的な、VVSSサスペンションですな。

上部転輪アームが斜め上向きの、後期型となっています。

別売り品に置き換える際はお間違えのないように。

レーナ
レーナ

タミヤ製品のM4シリーズでもよく見かけるタイプだね。

んでなんか灰色の部品になっているけど……。

ヴァルダ
ヴァルダ

画像手前に写っているのが、このキット付属の転輪。

キット付属の転輪はヒケがすさまじく、ちょっとした凹みどころか穴レベルになってしまっている。

数が多い上に凹んだ場所に発生してしまっているので、これを処理するのはかなりの手間。

なので過去の筆者がドラゴン製品の余剰パーツに交換してしまったようだ。

アドルフ
アドルフ

今回使用したのはソリッドタイプの転輪。

M4系列は穴開きスポークタイプや凹凸の少ないディッシュタイプなど、いくつか転輪に種類がありますな。

他キットでも選択式で余剰になるものが多いので、ここで有効活用してしまいましょう。

アドルフ
アドルフ

他に注目するポイントとして、車体上部のエンジンデッキがあります。

そのままですとM4A3の点検ハッチが車体上部(34A番パーツ)に一体成型されています。

今回のキットはM4A2の点検ハッチも96D番パーツとしてセットされており、一体化されているM4A3用の点検ハッチを切り取って交換する形で取り付けられるような構造に。

レーナ
レーナ

前回言っていた

「一部切り貼りする箇所をM4A2で進めてしまっている」

云々はここのことかな?

アドルフ
アドルフ

そういうことですな。

M4系列は搭載エンジンが異なるため、エンジンデッキ周りは変化が出る箇所となっています。

こうしてみると、M4A2とM4A3の違いがよくわかるかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

M4A2は観音開きで、幅の狭い格子状ハッチとなっている。

M4A3も観音開きの格子状ハッチだけど、幅の広いものとなっているんだ。

アドルフ
アドルフ

ついでにここで作ったM4とM4A4(シャーマン・ファイアフライVC)と。

これらは観音開きでも格子状ハッチでないので、そこでA2やA3と識別するとよいかと。

ファイアフライは17ポンド砲用のトラベリングロックが追加されているのも特徴です。

レーナ
レーナ

M4とM4A4は似たような構成なんだよね。

ターレットリング側でまた違ったディティールをしているけど。

アドルフ
アドルフ

M4A4は搭載エンジンの都合で車体が微妙に長いのが識別ポイントとなっていますな。

点検ハッチもA4の方が前後に長い形になっています。

後部パネルを交換する

アドルフ
アドルフ

さて問題の後部パネル部分。

ここは筆者が交換しようとした形跡が残っていますな。

転輪とは異なり、まだ完全には接着していませんが。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットは前述通りエンジンのハッチ部分はM4A2とM4A3から選択式になっているんだけど……

どういうわけか後部パネルはM4A3のものと余剰指定されているM4/M4A1のものしか付属せず、肝心のM4A2のものが付属しない。

レーナ
レーナ

あー、これが前回言っていた

「通常型のM4A2として組もうとすると少しアレな内容」

っていうやつかぁ。

アドルフ
アドルフ

筆者は「M4A2として組むことができる」と聞いてこのキットを選んだようですが、実際は後部パネルにM4A2用の部品がないという。

画像の左側が余剰のM4/M4A1用パネル。

真ん中がキット指定のM4A3用。

そして右側が今回調達してきたM4A2用パネルですな。

レーナ
レーナ

ここもエンジンの違いによるディティールの違いがわかるね。

そういえばこの前作ったM10はM4A2がベースだから、後部パネルが同じ形をしているという。

ヴァルダ
ヴァルダ

どうも海兵隊仕様だとシュノーケルパーツをつけるため、後部パネル辺りの部品が隠れるようだ。

なので今回のキットではM4A2用の部品が付属しないのかもしれない。

後部パネルもここの開設以前に筆者が組んだ、ドラゴン製品のM4A3(品番DR6255)に付属した余剰品を使用。

同社のM4A2とM4A3は一部金型が共用なので、片方の部品が余るんだ。

アドルフ
アドルフ

このキット、最初からドイツ軍鹵獲仕様のシャーマンが作れるものでしたな。

完成させてどこかにしまっているはずですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

後部パネルの組み立ては以前も触れた、ここの解説以前に作ったドラゴン・サイバーホビーのM4A2の説明書を参考に進めた。

ただ誘導輪アーム部分や後部フックは各タイプ共通のため、ドラゴン製の部品の余剰はなかった。

ここは今回のイタレリ製パーツを使おう。

勿論規格が異なりアームはそのままでは取り付けができないので、1.0mm真鍮線を埋め込んだりプラ板を貼り付けるなどして接着強度を出している。

レーナ
レーナ

このキットの履帯に耐えられるかな?

なんか材質の硬そうなベルト式っぽいように見えたけど。

アドルフ
アドルフ

そこは今回別売り品に代えてしまう予定です。

……今回は筆者としては珍しく大改造になりそうですな。

アドルフ
アドルフ

とりあえず車体下部はこんな感じに。

この時点でだいぶ大改造になっていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットは起動輪と誘導輪が後から外せない構造となっている。

この前のM10でその構造のまま組んだら面倒なことになったので、今回は誘導輪を接着せずに進めよう。

レーナ
レーナ

今回のキットは誘導輪がそのM10同様のハブキャップと軸を留める構造。

起動輪は車体内側から軸パーツにリング状の留め具を接着する形式だね。

車体上部の組み立て

アドルフ
アドルフ

続いて車体上部。

こちらもあらかた組み終わっていますな。

後部パネル周りの影響で、まだ車体下部とは接着していませんが。

レーナ
レーナ

本当は先に車体上下を合わせたほうがいいんだよね。

万一合いが悪いときに押さえつけながら接着することになるから、そのときのパーツ破損の防ぐためにも……。

ヴァルダ
ヴァルダ

車体前面はハッチ類が大型化され、張り出しのなくなった後期型。

どうも筆者はこの後期型車体のM4A2が欲しくて、このイタレリ製品を選んだようだ。

このキットを購入しようとした当時は他にドラゴンやアカデミー製品しかなくてね。

2026年6月現在は、アスカモデルやズベズダからも発売されているようだ。

排気口周りの改造

アドルフ
アドルフ

背面の排気口パーツ。

ここもキットのままではM4A3の部品しか付属しないようです。

なのでここも過去に発生したドラゴン製品のM4A2用余剰パーツを移植してみましょう。

レーナ
レーナ

寸法が違うからか、そのままだと隙間が発生……

過去の筆者が放置したのはこの辺りが原因かな。

ヴァルダ
ヴァルダ

現在の筆者ならこの辺りの整形はできそうなので、早速材料を用意。

部屋に転がっていたタミヤのプラ板やプラ角棒を接着していこう。

流し込み式速乾を使えば作業も早く進む。

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アドルフ
アドルフ

実際はこれだけでは足りなかったので、さらに貼り付けていますな。

次の画像も参考にしつつ……。

ヴァルダ
ヴァルダ

乾燥したら現物合わせで削って整形。

削りすぎたり足りなかったらさらに貼り付ける。

アドルフ
アドルフ

乾燥と切削を繰り返します。

実際は他の作業と並行するとよいかと。

レーナ
レーナ

さっき取り付けたフックが外れていない?

アドルフ
アドルフ

作業中に触れて外れてしまったようです。

後で再接着しましょう。

今回の戦果

ヴァルダ
ヴァルダ

だいたい形になったら本体に接着。

細かい隙間は伸ばしランナーや細切れになったプラ端材でも接着してしまおう。

実際ひっくり返さない限りはほとんど見えない。

アドルフ
アドルフ

とりあえずは形になりましたな。

これでM4A2らしくはなったかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者もシャーマンにはそこまで詳しくないから、もしかしたら細かい部分がまだ違うかもしれないけどね。

今回はここまで。

次回は別の箇所の組み立て・改修になる予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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