タミヤの新製品、KV-2重戦車を作っていきます。
前回は車体の組み立てを終え、すべての部品が揃った。
今回は塗装を行う。
なんか昨日地震があったみたいだね。
SNSで各地のモデラーさん達の惨状が伝わってきたけど・・・・・・
筆者のコレクションは大丈夫だったかな?
筆者はその時、総統命令で完成品の入った箱の山を死守していました。
なので完成品達は無事です。
代わりに書籍や鉄道模型ケース、積みプラの山が一部崩れたようだね。
目立った物的損害はなかったけど埃が舞って大変だったとか。
一度掃除が必要ですな。
しかしその前にKV-2を完成させないと・・・・・・。
塗装の確認
キット付属のマーキングで作れる車輌は2種類。
グリーン単色のソ連軍所属車とグリーンの上から白い冬季迷彩を施されたドイツ軍鹵獲車だ。
グリーンはタミヤカラーのイエローグリーンとオリーブグリーンを1:1で混ぜたものとなっている。
タミヤ製品は基本的にタミヤカラーの指示になっていますからね。
詳しくは後述しますが、筆者はクレオスのMr.カラーで塗ります。
ただしそれらの付属デカールは使わない。
今回はこの筆者の愛用している
「ミリタリーカラーリング&マーキングコレクション KV重戦車」
に収録されていた、巨大な鉤十字を描いた車輌にする予定だ。
お馴染みの資料本だね。
この本のせいでKVが次々と鹵獲されていく・・・・・・。
当該本にはKV-2の
- 先行量産型 ソ連軍所属 1種類
- 量産型 ソ連軍所属 4種類
- 量産型 ドイツ軍鹵獲車 3種類
のカラーイラストが掲載されている。
巻末にはモノクロの当時撮影された写真も幾つか掲載されており、こちらではキット付属のマーキングの車輌2種類の姿も確認できた。
下地の塗装
まずは下地塗装から。
今回は金属部品を使用していないので、いきなりサフを吹いてしまいます。
使用したのはガイアノーツのエヴォブラックですな。
これはいつものパターン。
そして履帯はモデルカステンの履帯色。
これもいつものパターン・・・・・・。
新しく仕入れたロシアングリーンを試してみる
ここから本体色となる。
クレオスのMr.カラーでは「ロシアングリーン」という名称で、旧ソ連・ロシア軍車輌の緑色をイメージしたものが幾つか発売されている。
近年新たに「ロシアングリーン“4BO”」という色が追加された。
今回はこれを使ってみよう。
画像の真ん中のがそれですな。
筆者は今まで画像左のロシアングリーン1、右のロシアングリーン2を使ってきましたが・・・・・・。
以前組み立てたKV-1にはロシアングリーン2を使っていたみたいだね。
1のほうは何故か旧ザクに使っていたみたいだけど。
試しに皿に出して並べるとこんな感じ。
左から順に
1、4BO、2
となっている。
こう並べると1の明るさがかなり際立つというか。
4BOと2はかなり色味が近いですが、比較すると4BOは黄色味が強く感じますな。
2はやや青みがあるというか。
キット付属の説明書の解説によると、このグリーンは工場や生産ロットによって色調の違いがあったり、特にKV-2にも塗られていた初期のものは変色や退色が起きやすかったとのこと。
なのであまり神経質にならなくてもいいかもね。
なんか「これだ!」って思った色で塗るのがいいのかも。
そんなこんなで4BOを塗ってみるとこんな感じに。
やっぱり黄色味が強いかな。
緑茶というか抹茶感がするというか。
筆者としては結構気に入っているらしい。
これで続行しよう。
部分塗装
ここでエアブラシを片付け部分塗装を。
とはいってもほとんど塗り分けはしませんな。
- 尾灯→水性ホビーカラーのクリアーレッド
- アンテナ基部→水性ホビーカラーのつや消しホワイト
- 機銃、牽引ロープなど→タミヤアクリルのガンメタル
で塗り分けている。
車載工具が外にないから、塗り分けは非常に簡単だね。
スミ入れ兼ウォッシング
さて、手描きのマーキングをしたいところなんだけど・・・・・・
そのマーキングは鹵獲直後に描かれたものと筆者は考えている。
なので先に鹵獲前に運用されていたよう、ある程度ウェザリングをしてしまう。
まずはスミ入れ兼ウォッシング。
モールド部分にタミヤのスミ入れ用スミ入れ用ブラウン。
全体には薄めたガイアエナメルの埃色を塗布している。
今回はバフじゃないんだ。
ちょうどストックしていたスミ入れ用のバフが切れてね。
試しに切り替えてみたんだ。
ウォッシングについては過去記事参照ですな。
こちらではバフを使用しています。
ドライブラシ!
続いてドライブラシ。
緑色の車体なので明るい緑色を使ってみる。
今回はお馴染みタミヤエナメルの明灰緑色を使った。
ザク相手に筆者がよく使う色だね。
これも過去記事参照・・・・・・。
今回の戦果
その他オイル染み、排気管の錆、傷跡描きこみなどなど。
傷跡はクレオスのウェザリングカラー、グランドブラウンを角やハッチ類ヒンジ部分にチョコチョコ置いてそれらしくしている。
錆とかオイル染みは過去記事・・・・・・。
このやりとり、何回やったかな?
ウェザリングと共に今回の作業もここで一時中断する。
次回はその手描きマーキングを行い、他のウェザリングも施して完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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