
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が作りかけで放置していた、タミヤの旧版M3軽戦車を完成させました。
今回は……。

そのM3軽戦車と同じく放置されていたものがあったので、ついでにサルベージして仕上げてしまおう。
今回はそのサルベージ品の確認だ。

なんか次々と出てくるなぁ。

さすがに在庫の山も小さくなってきましたな。
代わりに完成品の山が大きくなってきたわけですが。
今回のお題 タミヤ 1/35 M5A1軽戦車


今回作るのはこちら。
タミヤMMシリーズより
M5A1軽戦車だ。
同社の1/48スケールシリーズにもラインナップされているけど、今回は例によって1/35スケールとなる。
正式な商品名は「アメリカ軽戦車 M5A1ヘッジホッグ」

ヘッジホッグ(ハリネズミ)は非公式な名称のようですな。
おそらく車体前に装備したヘッジローカッターが由来かと。

前のAFVクラブ製M10でもレジンパーツが付属していた、ギザギザしたパーツだよね。
……というかまた組みかけ品だし。

こちらもM3軽戦車同様、ほとんど組み立てが終わって塗装直後に放置ルート入りしてしまったようだ。
なのでついでに仕上げてしまうことにして、サルベージに至ったわけだ。
ちなみにこのキットはMMのNo.97のもの。
2026年5月現在このキットは生産休止中だけど、代わりにこのキットに迫撃砲部隊の兵士達がセットになった「アメリカ軽戦車 M5A1 ヘッジホッグ 追撃作戦セット」がNo.313に定番品としてラインナップされている。

新金型品が発売されたM3軽戦車とは異なり、こちらは車輌本体は新旧どちらも同じもののようですな。
2026年5月現在、公式HPによると旧版の発売日は1977年4月となっています。
ちなみに新版(迫撃作戦セット)は2010年12月発売ですな。
M5A1軽戦車とは?

この車輌は第二次世界大戦期にアメリカで開発された軽戦車だ。
商品名ではヘッジホッグという愛称だけど、正式な愛称はM2/M3軽戦車同様にスチュアート。
それらと区別する目的もあってか、イギリス軍はスチュアートVIと呼んでいたようだ。

違う形式の車輌だけど、実際は兄弟的な。

1941年3月から生産が始まったM3軽戦車であったが、これに搭載していたコンチネンタル社製のガソリンエンジンの供給が不足していた。
それを補うためにいくつかの案が出されたんだけど……
ゼネラルモーターズ社の部門、キャデラック製のガソリンエンジンを搭載したM3E2が試験で好調な成績を修め、M5軽戦車として正式採用された。
ちなみに順番的にはM4軽戦車と言う名前になるはずだけど、M4中戦車とごっちゃになってわかりにくくなるので欠番となったようだ。

キャデラックが好きだ。

キャディがお好き?
結構、ではますます好きになりますよ。
……ちなみにキャデラックは次の軽戦車、M24チャーフィーのエンジンも担当しているようですな。
さあどうぞ、キャディのニューモデルです。

一番気に入っているのは……値段だ。
というのは置いといて、話をM5軽戦車に戻す。
まず通常のM5軽戦車が1942年の2月頃に正式採用され、翌月から生産を開始する。
またこのM5の要素をM3にフィードバックする形で、同年8月頃にM3A3軽戦車が登場する。

M5を作ったり既存のM3を改良したり、ちょっとややこしいなぁ。

M3軽戦車は当初傾斜装甲を採用しておらず、装甲もリベットやボルト接合でした。
これをM5に倣い車体を傾斜装甲化、装甲も溶接接合にしたというやつですな。
また砲塔が新型の大型のものに変更されています。

今回作るのはM5A1軽戦車。
M5の要素をM3にフィードバックしたことでM3A3になったわけだけど、今度はM3A3の要素をM5にフィードバックしたものがM5A1となる。
砲塔が大型化しているのが外見上の目立つ差異のようだ。
1942年9月頃に正式採用されたとのこと。

ええっと……
「M3&M3A1→M5→M3A3→M5A1」
って順番でいいかな?

戦歴としてはほぼM3と同じ。
欧州戦線ではドイツ軍戦車に対して力不足だったため、主に偵察用に使われた。
太平洋戦線では日本軍戦車に対して有効打を与えることが可能だったため、対戦車任務にも駆り出されていた。
戦後はやはり余剰になったものが輸出され、各地の紛争などに使われたとのこと。

これでは力不足と言うことで、前述した後継のM24軽戦車では75mm砲を搭載するようになったわけですな。
こちらも力不足で、大戦終結後の朝鮮戦争でT-34/85相手に苦戦するのですが。

どうしても軽戦車の対戦車能力に限界があったというか。
ファミコンウォーズシリーズだと軽戦車は汎用性高くて便利なんだけど。

傾斜装甲に加え、大型砲塔を採用して強化されたスチュアートVIことM5A1軽戦車。
タミヤ製品で再現してみよう
サルベージ品のチェックをする


それでは発掘したものの部品チェックを。
砲塔の同軸機銃や対空機銃を紛失していますな。

撤去しているものとしよう。
手前に転がっている謎パーツ達はグローサー(防滑具)
M5A1では砲塔側面に取り付ける。


マークはこんな感じ。
数字が目立つような。

説明書によると
- △マーク付きのもの→所属師団番号
- 最後にRがついたもの→所属連隊
- E-15やB-4などアルファベット→所属中隊
を意味するらしい。
黄色い丸は重量区分とのこと。
橋を渡る際とかにわかりやすくするためだろう。

USA○○はおそらくシリアルナンバーみたいなものですかな。


説明書は古いタミヤ製品らしく日本語版と英語版の2冊体制。
このキットは車体中央天面のターレットリング周りや前面装甲が別パーツになっている。
おそらくM8自走榴弾砲との金型共用の都合だろう。
こちらのキットもM5A1同様、旧製品に兵士を追加したものが流通している。

書いてある内容はほぼ同じかな。
左下辺りが少し違うぐらいで。


塗装は2種類収録。
- 第3機甲師団第83機甲偵察大隊E戦車中隊15号車
- 第2機甲師団第67機甲偵察大隊B戦車中隊4号車
となっている。
塗装はいずれもオリーブドラブ単色だ。

古めのキットにしては控えめな塗装パターン数だね。
……数字をとっかえひっかえすればもっとバリエーションを増やせるかな?
存在しない部隊名とかになりそうだけど。
次回、製作開始!

と言うわけで今回はここまで。
次回から作業に入る。

また各部の確認をしてから、塗装に入る流れかな。

おそらくそうなるかと。
今回のキット、前回のM3と足周りの部品が共通のようですな。

となると、あの履帯の問題が……。

とにかく、詳しくは次回以降だ。
この記事で紹介しているキット
この記事で紹介しているキットの改訂版
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