
トランペッターのKV-1エクラナミ。
それを小改造してドイツ軍鹵獲車輌で作っていきます。

前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はウェザリングをして完成させよう。

ついに大晦日。
今年も最終日だね。

今年は・・・・・・
筆者は永遠とプラモを作っていたような。

年末であるけど、月末でもある。
恒例の集計も最後に掲載予定だ。
ウォッシング!

まずはウォッシング。
全体はガイアノーツのエナメル塗料である埃色。
そしてボルトなどモールド周辺には錆っぽくみせるためタミヤのスミ入れ用ブラウンを使っています。

筆者はいままでタミヤエナメルのバフを埃表現に使っていたけど、乗り換えかな?

比べたところ埃色のほうはやや赤みが強く、ピンク色っぽくも見えますな。
反対にバフは黄色みが強い感じですね。

ウォッシングについては過去記事参照だね。
過去記事では簡易的に済ませているから、1色しか使っていないけど。

ドライブラシ

続いてドライブラシ。
グレーの車体なので明るいグレーということで、タミヤエナメルのニュートラルグレーを使用。
更に今回気分を変えて、上からハルレッドも軽くドライブラシしてみた。

錆・・・・・・というか、地の錆止め塗装が見えている感じかな。
ドライブラシについては過去記事参照だよ。

ガイアカラーエナメルでのウェザリング

以前手に入れたガイアカラーのエナメル塗料を試したいので、オイル・煤・黄サビを投入。
エンジンデッキや排気管、砲口などに塗って汚している。

黄サビはそのままでは明るすぎたので、先に前述のハルレッドを塗っていますな。

今回はウェザリングカラーは出番なしかな。

足回りで使う予定だね。
それと今回のエナメル塗料を比較すると定着力ではエナメルのほうが高いけど、擦ってぼかせる点ではウェザリングカラーのほうがやりやすいかな。

エナメル塗料はどちらかといえばはっきりした汚れ向きですかな。

もう少し使って色々調べたいところ。
ウェザリングライナーを使った汚し

本車はボルト止め部分が目立つ。
なのでウェザリングライナーのスートブラックを使い、ボルトから流れる雨だれを描いてみた。
軽く線を引いて、ウェザリングカラー溶剤で延ばしている。

久々のウェザリングライナーかな?

ついでなのでラストレッド・オレンジも使ってみましょう。
工具箱等、薄そうな部分の端にチョコチョコとサビを追加。
結構主張が強いので、ワンポイントのアクセントとしてみます。
これは以前筆者も少し紹介していましたな。

足回りの汚し

足回りはウェザリングカラーのグレイッシュブラウンでウォッシング。
起動輪や履帯などの擦れそうな部分はタミヤエナメルのクロームシルバーでドライブラシです。

東部戦線なので泥だらけも考えたけど、夏~秋の街道を進むイメージで乾いた土汚れを中心に施してみた感じだね。

ここまでの全体像はこんな感じに。
別に用意していた機銃も塗装して取り付け。
このまま仕上げに入りましょう。

そういえば機銃の存在を忘れていたね。

いつもなら塗装前に取り付けているのですが、溶剤で接着が外れたりウェザリング中に筆を引っ掛けて折ってしまうので・・・・・・。

最後はつや消しクリアーを吹きつける。
吹きつけている最中にウェザリングマスターA・B・Cセットを擦りつけて、軽い砂埃やサビ類を表現。

いつものメンバーだね。
全て作業が終了したらクリアーパーツのライトレンズを接着。
これで完成かな?

以下、ギャラリーとなります。
トランペッター KV-1E(エクラナミ) 完成!

グレー塗装でより重量感が増したというか。
前面にちょこっと見える師団章がワンポイントになってていい感じ。

このマークはドイツ国防軍第8装甲師団の師団章だ。
調べたところ、同師団は他にも何種類か鹵獲KV-1を運用していたようだ。
機会があれば今後もマーキング変更で再現してみたいところ。

以前作ったタミヤの1941年型とも比較してみましょう。

追加装甲のほかに、主砲の長さが違うね。

一般的に1940年型と1941年型は主砲の違いで分けられている。
前者は31.5口径76mm砲F-32。
後者は41.5口径76mm戦車砲ZIS-5を装備しているね。
厳密に言うと76mmではなく76.2mmのようだ。

なんか中途半端な数字。

どうやらヤード・ポンド法が原因ですな。
76.2mmは丁度3インチになります。

出たな、ヤード・ポンド法。

時々メートル法とヤード・ポンド法がごっちゃになって事故が発生する。
有名なのだと1983年のギムリー・グライダーことエア・カナダ143便滑空事故だね。
上記の2つがごっちゃになった結果旅客機の燃料を誤計算、飛行中に燃料切れになった事故として知られている。

もう助からないゾ。
作ってみた感想のコーナー

多少合いが悪かったけど、そこまで苦戦しない感じかな?

合いが悪かったのは車体の前後。
ただしここの隙間は丁度溶接箇所と同じなので、溶接跡再現ついでに埋めてしまえばなんともない。
他には組み立て式履帯の押し出しピン跡が目立つぐらいで、そこまで組みにくい場所は無い。
処理が面倒な人はポリ製ながらもベルト式履帯が付属するので、そちらを選ぶことも出来る。

筆者は今回ディティール優先でプラ製の組み立て式を選びましたな。

筆者は本ブログ開設以前からいくつかトランペッターのKVシリーズを組んでいるけど、海外製品の中では比較的組みやすい部類だと思っているようだね。
特に今回のエクラナミ同様、赤い箱のKV-1・2シリーズは比較的安価なので手を出しやすい。
本キットの箱側面の値札を見たところ、筆者は2400円で購入したようだ。

調べたところ他のKVシリーズは他のトランペッター製品同様白い箱に青緑の帯だけど、こちらは少し値段が高いようだね。
KV-1SとかKV-85とか。

軽く調べたところ、こちらの高いKVシリーズは履帯が新規パーツになっているようです。
なので今回みたいに異様に目立つ押し出しピン跡はなくなっているのかと。

筆者がググっていたら、ドイツ軍によって鹵獲されたKV-1Sの画像が何枚か出てきたね。
気が向いたら筆者がまた鹵獲戦車シリーズで作るかもしれない。
今回はここまで。
さて、月末恒例の集計作業といこう。
月末恒例 今月の戦果

2021年12月の戦果は・・・・・・
購入 1(FCM36ドイツ軍仕様)
完成 6(シャア専用ムサイ、Bf109E-3、He112B、パンターA型、KV-1E、タミヤ飛燕)
ですな。

あれ、飛燕なんて作ったっけ?

実はこの記事で取り上げているKVの後に進めていたのですが、丁度本日完成したので・・・・・・。

年内に間に合ったわけかぁ。
記事的には年を跨ぐことになったみたいだけど。

何事も無ければ次はその飛燕の紹介になるだろう。
今回は本当にここまで。
それでは良いお年を。

画面の向こうの読者の方々、この一年ありがとうございました。
また来年、お会いしましょう。

来年も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット