タミヤ ティーガーI(中期型) 製作記⑥(完成)

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

タミヤのタイガーIことティーガーI(中期生産型)を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は塗装とマーキングを済ませた。

今回はウェザリングを行い完成させる。

レーナ
レーナ

先週の購入品が早速完成。

もうひとつの購入品も早く完成させたいところだね。

アドルフ
アドルフ

その前に10年以上前の購入品を完成させたいところです。

ヴァルダ
ヴァルダ

とにかく、目の前のものを完成させよう。

それでは作戦を再開する。

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タミヤエナメルでのウェザリング

アドルフ
アドルフ

まずはタミヤエナメルでの、全体に塗布するタイプのウェザリングから。

  • スミ入れ兼ウォッシング
  • ドライブラシ
  • オイル染み撒き散らし

などなど。

レーナ
レーナ

ウォッシングはツィンメリットコーティングの凹凸面を強調するから、フラットブラウンをメインにしているけどね。

天板とかの水平面はバフを置いて変化をつけているよ。

ガイアノーツのエナメル塗料を試してみる

ヴァルダ
ヴァルダ

たまには違うものを使ってウェザリングを。

ガイアノーツのエナメル塗料を使い、砲塔の予備履帯を錆びさせたり、排気管のスス汚れを付けている。

それぞれ黄サビという、そのままの塗料名だ。

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レーナ
レーナ

サビはかなり主張が強いかな?

かなり派手に見えるような。

アドルフ
アドルフ

どちらかといえば、小面積で噴き出したような感じの錆に似合いそうですな。

もう少し茶色っぽい色がほしかったので、今回はウェザリングマスターのステインブラウンを塗って調整しています。

ヴァルダ
ヴァルダ

ウェザリングカラーは油彩系で、うっすらした表現が得意だけどその分定着力が弱い。

反対にエナメル塗料はしっかり色がつくけど、うっすらぼやけた表現がウェザリングカラーよりも苦手。

筆者としてはガビガビの錆面でウェザリングカラーが落ちやすいのが気になって、今回エナメル塗料を試してみたのだとか。

アドルフ
アドルフ

どちらかといえばオレンジ系よりも、ブラウン系の錆色のエナメル塗料を探したほうが良さそうですな。

排気管のほうは後でタミヤウェザリングマスターなどの粉末類を組み合わせるとよいかと。

クレオス製品でのウェザリング

ヴァルダ
ヴァルダ

車体上部は雨だれやチッピング表現など。

これは過去記事のとおり。

アドルフ
アドルフ

コーティング部分はチッピングの代わりに、ナイフ類でコーティングを剥がしてダメージ表現。

剥がした部分はタミヤエナメルのハルレッドを塗っています。

イメージとしては錆止め塗料の塗られた車体の地の部分ですな。

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レーナ
レーナ

工具の木目部分は、履帯の錆でも使ったウェザリングカラーのステインブラウン

木目表現についてはこの前紹介した記事のとおりだよ。

足周りのウェザリング

アドルフ
アドルフ

足周りも過去記事の手順どおり。

  • ウェザリングカラー(グランドブラウングレイッシュブラウン)で泥表現
  • タミヤエナメルのクロームシルバーでドライブラシをして、金属の擦れた表現

ですな。

レーナ
レーナ

シルバーのドライブラシで、手軽に鉄感。

最近の筆者のお気に入りだね。

つやを消して仕上げる

アドルフ
アドルフ

最後につや消しクリアーを吹きつけ、道中にタミヤウェザリングマスター。

砂埃や排気のスス、浮いた赤錆などを付け足します。

ヴァルダ
ヴァルダ

これで完成としよう。

以下、ギャラリーとなる。

タミヤ ティーガーI(中期型) 完成!

レーナ
レーナ

お馴染みのティーガーI重戦車。

新型キューポラを搭載したのが、初期型以前のと中期型以降との違いだったね。

アドルフ
アドルフ

以前組んだ後期型との比較。

中期型と後期型はよく似ていますが、転輪が判別ポイント。

  • 中期型→生産当初から使われているゴムリム付きの転輪
  • 後期型→資材節約のため、緩衝ゴムを内蔵した鋼製転輪

が最大の違いですな。

今回筆者はコーティングのピッチも少し変えています。

中期型は少し幅の狭いパターンを刻んでみました。

アドルフ
アドルフ

極初期型・初期型・中期型・後期型と。

これでタミヤから発売されているティーガーIの各タイプがそろいました。

ヴァルダ
ヴァルダ

タミヤの極初期型はアフリカの第501重戦車大隊の車輌。

極初期だけあってまだ細かい装備の仕様が定まっていなかったり、現地改修での装備も多い。

他メーカーから発売されている他部隊の極初期型とも並べてみたいところだ。

レーナ
レーナ

あれ、最後期型ってなかったっけ。

アドルフ
アドルフ

タミヤの後期型キットで選択可能なタイプですな。

ここの開設以降はまだ組んでいませんが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここ最近組んだ他メーカーのティーガー系列と合わせて。

幻のH2型や、競合となったポルシェティーガーとの並びだ。

レーナ
レーナ

なんか重戦車大隊を編成してみたいね。

アドルフ
アドルフ

確か重戦車大隊の定数は45輌だったような……。

作ってみた感想のコーナー

レーナ
レーナ

安心のタミヤ製品。

これで極初期~後期までがそろったね。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者の感想としては

  • いつものタミヤ製品らしく、他社製品のティーガーIと比べて組みやすく容易に形になる
  • 収録された塗装パターンは4種類。どれも個性的で、近年のキットの収録数に比べると多め
  • 組み立て式の履帯に数の多いゴムリム転輪、ツィンメリットコーティングを備えている。タミヤのティーガーIシリーズの中では最も手がかかる構成のキット
  • 少し前の製品らしく、ペリスコープや溶接跡などの省略箇所が多め。気になる方は各自ディティールアップを

といったところ。

省略箇所も多いけど、現在はそれらを補う別売りパーツも多い。

好みに合わせて追加しよう。

レーナ
レーナ

今回はパッションモデルズのエッチンググリルを使ったね。

トラベリングロックのチェーン部分も付属したけど、こっちは使わず……。

アドルフ
アドルフ

履帯は極初期型・初期型と異なり組み立て式。

手間はかかりますが、かっちりした履板1枚1枚の組み合わせなので実感は十分ですな。

可動式よりは強度も高いので、ハードなウェザリングも安心して行えるのがいいところです。

レーナ
レーナ

ただやっぱり初心者には敷居が高いからかな?

後続のパンターGやティーガーIIなんかではベルト式が基本で、組み立て式は別売りになったという。

ヴァルダ
ヴァルダ

中~後期のティーガーIでネックとなるツィンメリットコーティング。

筆者はパテを使ったけど、現在では対応したコーティングシートも発売されている。

ハサミやデザインナイフがあれば手軽に再現できるので、そちらを使ってもいいだろう。

基本的な道具のみで済むので、初心者にも安心だ。

もっとも、初心者はコーティングより組み立て履帯でびっくりするかもしれないけど。

アドルフ
アドルフ

初心者は「コーティングなし・ベルト式履帯」の極初期型もしくは初期型のほうがおススメかもしれません。

組み立て式履帯も慣れればそこまで難しくはありませんが。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はこれで終了。

相変わらず記事が作業に追いついているので、次回は未定だ。

レーナ
レーナ

次回も、お楽しみに~。

この記事で作っているキット

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