サイバーホビー 駆逐戦車ヘッツァー(中期型) 製作記①

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者が長年放置していた、ドラゴンのIV号戦車G型が完成しました。

今回は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

暖かくなったと思ったら、また冷えてきた。

なので筆者が組みかけで放置していた、この季節に相応しい戦車キットを紹介しよう。

レーナ
レーナ

また冬モノかな。

アドルフ
アドルフ

おそらく。

ただ冬季迷彩ではないようですな。

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今回のお題 サイバーホビー 駆逐戦車ヘッツァー(中期型)

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

サイバーホビーより

駆逐戦車ヘッツァー(中期型)

だ。

レーナ
レーナ

ここで作るヘッツァーは4輌目だね。

タミヤの中期型と、アカデミーの初期・後期型に続いて……。

ヴァルダ
ヴァルダ

このヘッツァー、中期型という名称だけど……

実はタミヤの中期型よりはアカデミーの後期型に近い形状をしている。

詳しくは後述だ。

ヘッツァーとは?

ヴァルダ
ヴァルダ

この戦車は第二次世界大戦後半に登場した、ドイツ軍の駆逐戦車だ。

前述通り今までに3輌組んでいるので、詳しい解説は省略する。

レーナ
レーナ
  • 大戦後期の1943年11月頃、III号突撃砲を生産していたアルケット社の工場が空爆を受ける
  • 38(t)などの生産をしていたチェコのBMM社へ、III号突撃砲の生産を打診される
  • BMM社は「機材の都合でIII号突撃砲は生産できないけど、それに近い代わりの車輌なら生産できる」と、II号戦車L型に敗北し不採用になっていた新型38(t)をベースにした駆逐戦車を提案
  • これが採用されてヘッツァーになる

っていう流れだったね。

アドルフ
アドルフ

生産が止まったIII号戦車の代用品として登場したものは、ヘッツァーの他にIV号突撃砲もありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今までにヘッツァーは3輌組んだけど、生産時期の違うものだった。

前述したとおり、今回のキットは「中期型」と銘打っているけど……

実際の外見は以前組んだタミヤの「中期型」よりも、アカデミーの「後期型」に近い特徴となっている。

レーナ
レーナ

具体的には……。

アドルフ
アドルフ

とりあえず以前組んだ3輌の画像を。

  • 左→初期型(アカデミー製)
  • 真ん中→中期型(タミヤ製)
  • 右→後期型(アカデミー製)

ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

初期型は一旦置いといて……

注目してほしいのは中期型と後期型。

違うポイントは

  • 操縦手用の視察装置が中期型では直視式のバイザーブロックだったが、後期型では雨どいを被せたペリスコープに
  • 背面の排気管が中期型では横置きだったが、後期型では縦置きに

といった感じだ。

というわけで今回作るサイバーホビー製品は中期型という名称だけど、同じ中期型名義のタミヤ製品よりも後期型名義のアカデミー製に近い見た目をしている。

アドルフ
アドルフ

聞いたところによると、これらの変更は1944年10月頃に行われたという情報が出てきましたな。

レーナ
レーナ

分類の基準がメーカーで異なるのかな。

アドルフ
アドルフ

ちなみに転輪回りも中期型と後期型で異なりますな。

後期型ではゴムリム周りのボルトが少なくなっています。

この点も今回のサイバーホビー製中期型は、アカデミー製後期型に近いものに。

ヴァルダ
ヴァルダ

大戦後期のドイツ軍を数の面で支えた駆逐戦車ヘッツァー。

サイバーホビーのオレンジボックスシリーズで登場したキットで組んでみよう。

箱の中身を確認しよう

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは箱を開ける。

中身はこんな感じ……。

レーナ
レーナ

うーん、組みかけかぁ。

アドルフ
アドルフ

説明書の表記によると、このキットの発売は2013年頃。

筆者が購入したのは確か2016年頃だった気がします。

どうも途中まで組んだものの、精度の悪さが気になって放置したようで……。

レーナ
レーナ

購入から9年も経っているという。

ヴァルダ
ヴァルダ

サイバーホビーのオレンジボックスシリーズは一部例外を除いて、ドラゴンの旧製品におまけの兵士をプラスしたものなんだ。

大元となったドラゴン製のヘッツァーはドラゴン黎明期の90年代発売の製品とのこと。

今組んでいるサイバーホビー・オレンジボックス版は現在あまり見かけないけど、大元のドラゴン版は2023年頃に火炎放射戦車との選択式になって再販されたようだ。

アドルフ
アドルフ

切り出されたパーツを並べて。

黒い瞬間接着剤を盛られたパーツがいくつかありますな。

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ヴァルダ
ヴァルダ

このキット、どういうわけかパーツの表側に押し出しピン跡が多数存在する。

それを埋めるために過去の筆者が接着剤を盛ったんだけど……

その時点でモチベが迷子になってしまい、放置ルート入りしたんだ。

レーナ
レーナ

履帯は一枚ずつ切り出して作る接着組み立て式。

これは手付かずだね。

画像の右側にあるのはおまけの兵士かな。

ヴァルダ
ヴァルダ

サイバーホビー・オレンジボックスシリーズ恒例のものだね。

このキットに付属するのはドイツ武装親衛隊冬季装備(アルデンヌ1944~45)

こちらも戦車本体同様、既存のキットからのものだ。

アドルフ
アドルフ

その他の付属物としてエッチングパーツとデカール。

デカールはほとんどが兵士の装備に施すものですな。

レーナ
レーナ

大戦後期の車輌らしく、本体に使うのは車番と国籍マークだけみたいだね。

アドルフ
アドルフ

説明書と塗装図。

パーツが切り出し済みだったので、実際のランナー数はこちらを参考に……。

レーナ
レーナ

兵士用のランナーが2枚で、戦車本体のランナーは8枚。

部品の大半は履帯だから、本体の部品はかなり少ないという。

ヴァルダ
ヴァルダ

本キットに収録された塗装は2種類。

  • 第167国民擲弾兵師団第167戦車猟兵大隊所属車(1944年ベルギー)
  • 第257国民擲弾兵師団所属車(1945年フランス)

となっている。

兵士達は迷彩服が特徴的だ。

アドルフ
アドルフ

戦車本体は部品の選択とかは特にないみたいですな。

塗装直前まで保留にしても大丈夫かと。

レーナ
レーナ

……第167師団のほうは迷彩に使われている黄色が2種類あるね。

足元はいつものダークイエローみたいだけど、上面の迷彩は「白+黄色」の混色指示。

これはどういうことなんだろう……。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回からこの組みかけ品の製作再開となる。

レーナ
レーナ

パーツは少ないけど、変なところに押し出しピン跡がたくさんあるというか。

その辺りの処理が中心になるかな。

アドルフ
アドルフ

後は組み立て式の履帯ですな。

バリやピン跡でかなりガタガタしていますので、おそらくここが一番の難所になるかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

今の筆者ならなんとか片付けられるだろう。

何はともあれ、詳細は実際に組んでからだ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で紹介しているキット

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