
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が組みかけで放置していたザクIスナイパーが完成しました。
まだザクの日まで時間はありますが……。

ガンプラが続いたので、一旦そちらは終了。
装甲戦力の増援要請が来たので、この季節に相応しい戦車を紹介しよう。

冬っぽい感じかな?

2月後半となると……。
今回のお題 ドラゴン 1/35 IV号戦車G型(LAH師団 ハリコフ1943)


今回作るのはこちら。
ドラゴン 1/35 IV号戦車G型(LAH師団 ハリコフ1943)
だ。
同社からは同名のスケール違いも発売されているみたいだけど、例によって1/35を製作する。

ハリコフ……
今のウクライナ・ハルキウだっけ。
詳しいことは知らないけど。

無論今回のは82年前、独ソ戦の一環であった第三次ハリコフ攻防戦を題材にしたキットですな。
IV号戦車G型とは?

IV号戦車は第二次世界大戦全期間を通して、第一線で活躍したドイツ軍の中戦車だ。
ここでもタミヤ製品を何個も組んでいるから、詳しい説明は省略する。

そういえば4年前にタミヤ製のG型を組んでいたね。
あっちは「初期生産タイプ」ってなっていたけど。

あちらはいわゆる「F2型」ですな。
当時の資料でも生産当初の数ヶ月間のみF2型表記だったようですが、後にG型に編入されたという。
ドラゴン社からもF2型名義でキットが出ています。

今回のタイプはG型。
F2型から改称されて、その後H型が登場するまで生産された長砲身のIV号戦車だ。
タミヤのG型初期生産型よりももう少し後の生産型らしく、外見的な違いとしては……
- マズルブレーキが球型から筒型に変更
- 砲塔左右側面前側にあったクラッペ(視察口)と、砲塔前面右側にあったクラッペが廃止
されているのが特徴だ。
主砲はマズルブレーキのみ変わり、43口径の7.5cm砲であることは変わらない。

G型も途中で何度か仕様が変わっており
- 主砲が48口径7.5cm砲に変更
- シュルツェンの標準装備
- 車長ハッチが一枚板に変更
などといったものがあるようですな。
今回はそれらの改修はまだ取り入れられていない時期の個体だそうです。

ややこしいなぁ。
とにかくIV号G型としては初期のものだけど、タミヤ版のIV号G型よりは後の生産型ということだね。

F2型から編入されたグループに続き、本格的な長砲身型IV号として登場したIV号戦車G型。
ドラゴン社から発売されているスマートキットで再現してみよう。
箱の中身を確認する


それでは箱を開ける。
中身はこんな感じに。

スマートキットらしく部品がたくさん。
ドラゴンのスマートキットは久々かな?

ブランド名義違いですが、昨年末に組んだサイバーホビーのM10パンターがスマートキットですな。



袋を開けてプラパーツを確認。
ドラゴン系列の神器マジックトラックも含まれている。

一時期の製品はDSトラックが多数派だったんだよね。
このキットはだいぶ昔のかな?

キットの箱には2007の表記がありますので、おそらく2007年発売かと。
このキットも他のドラゴン製品同様、細かい仕様を変更して再販を繰り返しているようですな。
情報によると、最新版は2023年に再販されているようです。
なので今回のキットとは少し内容物に差異があるという点はご了承を。
(今回の2007年版は品番6363。2023年番は品番6363MT)

筆者が購入したのは……。

おそらく2011年の秋頃から翌年の秋頃の間のどこかだ。
2012年秋にガルパンが放送されてこのキットも狩りの対象になっていたから、少なくともそれ以前の購入品のはず。

このキットはプラウダ戦で登場した、あんこうチームのF2型にできますからね。
ちなみに今回のキットではマズルブレーキが通常の筒型ですが、余剰パーツに初期の球型も含まれていたりします。

現在はあんこうチームのデカールがついたF2型の公式キットが発売されているので、そちらを使えば大丈夫だ。


その他の付属物。
デカール、エッチングパーツ、牽引ロープの金属ワイヤーが入っている。
デカールはお馴染み、イタリアのカルトグラフ製となっている。

エッチングパーツは控えめかな?
工具の留め具とかは入っていなくて、必要最低限な感じというか。

たくさんあっても筆者は使いこなせませんからね。
これくらいが妥当かと。


付属の説明書。
余剰パーツ指定が組み立て説明と噛み合わないことがあるので、ここの指定を早とちりして処分したりはしないように。

既に筆者が裏で進めているようですが、例によって
「使うのに余剰扱いされている部品」
が出てきているようですな。
確認したところG10番パーツが3つ全て余剰指定されていますが、実際は1つ使うようです。


収録された塗装は5種類。
- SS第1装甲擲弾兵師団「ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー」所属205号車(1943年ハリコフ)
- SS第1装甲擲弾兵師団「ライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー」所属215号車(1943年ハリコフ)
- SS第3装甲擲弾兵師団「トーテンコップ」所属332号車(1943年ハリコフ)
- 「グロース・ドイチュラント」装甲擲弾兵師団所属702号車(1943~44年ロシア)
- 第1装甲師団所属714号車(1943年ギリシャ)
となっている。
商品名通りのライプシュタンダルテ・SS・アドルフ・ヒトラー(LAH)師団をはじめ、錚々たる面子が収録されているんだ。

これは迷いそうな。

今回はボックスアートと同じ、LAHの205号車で作ってみよう。
白い冬季迷彩が施された車輌となる。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から組み立て開始となる。

このキット、筆者のスケモ積みの中でも最古参の部類に入るキットですな。
ようやく組む時が来るとは……。

2011~12年のどこかで購入ってことは、約13~4年の放置という。

ボックスアートが気に入って購入したものの、当時戦車模型素人だった筆者には荷が重く見えたようでね。
幾多もの難キットを葬り去ってきた現在ならいけると、ようやく踏ん切りがついたようだ。

難キット……
ズリーニィかズリーニィとかズリーニィとかのことかな?

ただ筆者、ドラゴン製のIV号戦車は初めて組むようですな。
そこが気になる点といいますか。

III号系列ならいくつか組んでいるけどね。
転輪が少し増えるから、そこを乗り越えられるかがポイントだろう。
とにかく、詳しくは次回以降だ。

続きは次回!
この記事で紹介しているキット