サイバーホビー 駆逐戦車ヘッツァー(中期型) 製作記⑥(完成)

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

サイバーホビー・オレンジボックスシリーズより、ドラゴン製のヘッツァー中期型を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は塗装とマーキングを行った。

今回はウェザリングをして完成させる。

レーナ
レーナ

やっと完成に。

これは筆者が購入してから確か……。

アドルフ
アドルフ

9年ぐらい経過していますな。

もっとも、筆者の積み山には10年以上の放置品が大量に転がっているので……。

ヴァルダ
ヴァルダ

おまけの兵士達は置き去りだけど、ひとまず車輌だけでも仕上げる形にしよう。

それでは作戦を再開する。

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エナメル塗料でのウェザリング

アドルフ
アドルフ

手始めにウェザリング。

  • タミヤのスミ入れ用ブラウンやガイアエナメルの埃色でスミ入れ兼ウォッシング
  • タミヤエナメルの明灰緑色でドライブラシ
  • タミヤエナメルのフラットブラック+クリヤーオレンジの混ぜ物でオイル染み
  • タミヤエナメルのハルレッドで排気管の下地

といった感じですな。

レーナ
レーナ

なにやら色々ごちゃごちゃと……。

アドルフ
アドルフ

基本的にはこの辺りはいつものウェザリングですな。

今回はグリーン系の車体色がメインなので、ドライブラシを明灰緑色に変えているぐらいです。

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クレオス製品でのウェザリング

アドルフ
アドルフ

更にウェザリングを続けます。

  • ウェザリングカラーで排気管や予備履帯の錆表現
  • ウェザリングライナーでの雨だれ・錆だれ

などですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

過去記事だと排気管などにいきなりウェザリングカラーを塗っているけど、ここ最近は下地を塗っている。

筆者はどうもウェザリングカラーだけだと隠ぺい力がないのが気になってきたらしくてね。

レーナ
レーナ

排気管とかって、実際は熱で塗装面が剥がれてそこに錆が浮かんでくるんだっけ。

足周りのウェザリング

アドルフ
アドルフ

続いて足周りのウェザリング。

基本は過去記事同様、ウェザリングカラーの泥汚れやシルバーのドライブラシですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は1944年冬のアルデンヌ戦線をイメージして、足元に雪を付着させる。

使用したのはいつものタミヤ情景テクスチャーペイントの「雪 ホワイト」

泥混じりということで、数滴のタミヤアクリル・フラットアースを混ぜている。

つやを消して仕上げに

アドルフ
アドルフ

そしてつや消しクリアーを吹きつけ。

各資材を定着させます。

ヴァルダ
ヴァルダ

そのまま足周りやシュルツェンを取り付けて完成なんだけど……

どういうわけか足周りがうまくはまらなかったり、履帯の接着が外れたりした。

接着剤が完全乾燥して縮んだのかもしれない。

レーナ
レーナ

履帯の精度があんまり良くないから、余計に噛み合わせが貧弱だったのもありそうだね。

雪で履帯のディティールが埋まっているし、タミヤの中期型で余ったベルト式の前期型履帯を使ってもよかったかも。

アドルフ
アドルフ

なにはともあれ、これで完成です。

以下、ギャラリーですな。

サイバーホビー 駆逐戦車ヘッツァー(中期型) 完成!

レーナ
レーナ

今までのドイツ軍車輌と違って、筆塗りの3色迷彩。

なんか新鮮というか。

アドルフ
アドルフ

チェコ製なので、筆者としてはそこで純粋なドイツ車輌と変化をつける狙いだったようです。

アドルフ
アドルフ

今までに作ったヘッツァー達と並べて。

左から順に

  • 初期型(アカデミー製)
  • 中期型(タミヤ製)
  • 中期型(サイバーホビー製・今回組んだもの)
  • 後期型(アカデミー製)

ですな。

レーナ
レーナ

今回のサイバーホビー製品、中期型名義なんだけど……

見てわかる通り、タミヤの中期型よりもアカデミーの後期型に近い形をしているんだよね。

メーカーごとに分類の仕方が違うのかな?

ヴァルダ
ヴァルダ

排気管や操縦席の視察装備の他、転輪でも異なる。

アカデミーの初期型やタミヤの中期型は転輪のボルトが多いタイプ。

サイバーホビーの中期型やアカデミーの後期型はボルトが少ないタイプとなっているんだ。

アドルフ
アドルフ

防盾の寸法はメーカーごとに個体差がある感じですな。

今回のサイバーホビーはかなり短い形状になっています。

アカデミーはやや長め。

タミヤはそれらの中間といったところでしょうか。

作ってみた感想のコーナー

レーナ
レーナ

4輌目のヘッツァー。

元キットの発売順としては、これが最古参になるのかな。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がこのキットを組んだ感想としては……

  • 履帯を除いてパーツは少なめ。そのためいわゆるスマートキット系列に比べれば部品選択などでの混乱は発生しづらい
  • エッチングパーツで機銃の防盾やペリスコープガイドが再現されており、この部分は後発のタミヤ製やアカデミー製よりも精密に仕上がる
  • パーツの表面に押し出しピン跡が設けられているなど、処理の手間がかかるような構造をしている箇所が目立つ
  • 大元がドラゴン初期の製品らしく、一部プラパーツの精度が気になる。特に履帯

といったところ。

大元のドラゴン製品が1995年頃発売のためか、特に履帯の精度が低く組み立てが難しく感じた。

その点が特に注意するポイントかな。

アドルフ
アドルフ

現在はタミヤやアカデミー、(筆者は持っていませんが)タコムなど後発キットも多数存在しますな。

それまではドラゴン・サイバーホビー製の出番だったわけですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

組んだことがないタコムは置いといて、少なくとも組みやすさでは後発の分タミヤやアカデミーの方が上に感じるかな。

後は細かい形状の違いで選ぶかどうかといったところ。

レーナ
レーナ

細かい仕様でもアカデミーの後期型と競合するんだよね。

マーキングも青い車番ぐらいしか独自性がないという。

アドルフ
アドルフ

オレンジボックス版自体、最近は見かけませんな。

大元のドラゴン製は近年再販されたり、今回は組んでいませんがおまけの兵士もオリジナルの別売り品が存在したりします。

ヴァルダ
ヴァルダ

居るかわからないけど、今後ドラゴン・サイバーホビー製ヘッツァーを組む人へ何か参考になれば幸いだ。

今回はここまで。

筆者の作業に記事が追いついてしまっているので、次回は未定となる。

レーナ
レーナ

あるかわからないけど、次回もお楽しみに~。

この記事で作っているキット

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