
HG00のガンプラである、サーシェス専用イナクトカスタムのモラリア開発実験型を作っていきましょう。

前回は塗装とマーキングを行った。
今回は仕上げを行い、完成に持ち込もう。

やっと完成。
随分と時間がかかったなぁ。

大体の原因は肉抜き穴埋めの乾燥待ちと、他キットと並走した塗装ですな。

乾燥待ちに進めた並走を、並走しなくていい塗装でも行ったのがミスだったようだ。
とりあえずサーシェス専用イナクトカスタムを完成に持ち込み、一区切りつけよう。
作戦を再開する。
第二次ウェザリング作戦


スミ入れとドライブラシは前回施工済みなので、他のウェザリングを。
ただ今回のイナクトは航空機のイメージ。
筆者としては泥汚れや錆びが付着しているイメージがなかったようなので、噴射口周りを少し黒くするだけに留めています。

ほとんど飛んでいるとなると、ドロドロした感じにはなっていなさそうだよね。
噴射口の黒ずみはタミヤウェザリングマスターBセットのスス。
軽くアクリル塗料溶剤で溶いてから擦り付けているよ。


それと、イナクトのクリアーゴーグル部分には極小サイズのモノアイが刻印されています。
ここも追加で塗り分けておきましょう。
先を削って尖らせた爪楊枝を使っています。
使用した色はMr.カラーのシルバーを下地に、水性ホビーカラーのクリアーレッドですな。

シルバー下地のクリアーカラーはいつも筆者がやるやつだね。
詳しくは過去記事を参照に……。
つやを消す


最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけ、デカールやウェザリング資材を保護します。
……筆者がエアブラシを暴発させたらしく、一部白っぽくなっている場所がありますな。

白っぽくなった部分はつやありのクリアーを吹きつければ軽減できるけど、今回はそれでもまだ白いところが残ってしまった。
これ以上長引かせるわけにはいかないので、これで完成としよう。
以下、ギャラリーとなる。
HG サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型) 完成!









関節は瞬間接着剤の薄塗りで調整したみたいだけど、まだ外れるときがあるね。
それと腕が腰ユニットに引っかかりやすいというか。

ザクとかとはまた異なる構造の機体なので、筆者も取り扱いに少し苦労していますな。



変形して航空機形態に。
ポーズがほぼ固定になりますな。

後ろから見るとディフェンスロッドや足首周りとか、肉抜き穴を埋めた箇所の違いがよくわかるというか。



一般的な体型のMSとの比較ということで、手近なところにいたザクII改と。
偶然にも発売時期の近いもの同士ですな。
イナクトカスタムが2008年9月発売なのに対して、ザクII改は同年5月です。

ザクII改と違って容積に余裕がないからか、イナクトは関節がポリキャップレスのABS製。
この2000年代後半はABS製関節の全盛期だね。

ザクII改も妙な分割のパーツだったり、不思議な形をした肩関節だったりした。
関節構造の模索期だったのかもしれない。
作ってみた感想のコーナー


ここまでに17年だか18年放置。
んで手をつけてからそれなりに時間がかかったような。

下手なスケールモデルよりも時間をかけていたように見える。
そんな筆者の感想としては
- 特徴的な細長い形状を見事に再現。部品はやや細かいもののランナー3枚分と控えめ
- 変形機構は装備以外の差し替えはなし。そのまま部品の角度を変えるだけで再現可能
- 関節がプラとABSの噛み合わせなので、遊んでいる内に磨耗してヘタれやすかったり外れやすくなったりする。関節部分は念入りに調整する必要あり
- ディフェンスロッドの裏や足首周りなど、肉抜き穴の目立つ箇所が多い。今回はプラ材を使って一部埋めることに
といったところ。
「KPSや新型ポリキャップのない時代にこの細長い機体をどう再現するか」という問いに答えたバンダイの意欲作ともいえる。
もっとも、ABSを多用したから関節が磨耗しやすいという欠点もあるんだけどね。

ABSに関してはイナクトと同じこの時期のキットはどれも磨耗しやすかったり、挟みこみ式の構造だらけという欠点を抱えているんだけどね。
ゲルググとか旧ザクとか。

逆をいえば、これらの欠点を踏まえて薄い新型ポリキャップやKPSが誕生したのかもしれません。
筆者としてはPC-001が登場して、KPSによるポリキャップレスが主流になるまでの2010年前後のキットが好みなのだとか。
イナクトシリーズはそのPC-001を初搭載した、HGダブルオーの直前に発売されたグループです。

筆者としてはポリキャップの確実な接続がやはり信頼性の面で好きなようでね。
イナクトは関節云々の他、重心の高い本体や接地面の狭い足を持つので少々自立が難しい。
飛行機能のあるMSなので、アクションベース類で飾るのが確実だろう。

アクションベースもこの時期に最初のシリーズが登場した感じだったよね。
そのおかげか、この時期のキットはみんなスタンド接続用の穴が標準装備されているという。

後のキットは穴が開けっ放しのものがほとんどだけど、イナクトらこの時期のは蓋パーツで穴を隠せるようになっているのが特徴だ。
今回はここまで。
次回はおそらく、このキットと並行して進めていたあれの出番になるだろう。

次回も、お楽しみに~。







