
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が長年組みかけで放置していた、フジミのJu87が完成しましたな。
今回は……。

組みかけ品処分祭りはもう少し続く。
今度は戦車をサルベージしてきたので、それの紹介だ。

引き続き組みかけ品の処理。
紹介に困るような状態のものも多いんだけど。

ただこれ以上後回しにすると更に崩れたり、部品を紛失したりするからね。
そろそろ形にしておかないと。

長期間放置で箱が弱ってきているものもありますな。
湿気を含んでかフニャフニャになって強度が落ちかかっていたりも。
今回のお題 ドラゴン I号戦車B型


今回作るのはこちら。
ドラゴンよりI号戦車B型だ。

これまたほとんど組みあがっているものを……。

これは確か
- 筆者が履帯を片側だけ逆に取り付けてしまい、やり直しが発生した
- 消火器の受け皿パーツを紛失
といったことが原因でストップしていたような。

箱がない状態だけど、購入したのはこれも確か10年近く前だった気がするね。
新品だったはず。
I号戦車B型とは?

I号戦車は第二次世界大戦直前の1930年代にドイツ軍が開発した軽戦車(豆戦車ともいえる)だ。
以前タミヤの同型車輌を組んだから、詳しい説明はそちらも参考にしてもらいたい。


ちょうど二年前に発売したばかりのものだったね。
それ以前はタミヤからI号戦車が発売していなかったからなのかな、筆者がこのドラゴンのI号戦車を購入したのは。

簡単な流れは
- 1919年、第一次世界大戦で敗北したドイツはヴェルサイユ条約による大幅な軍備制限を受ける。その影響で戦車の開発は禁止に
- ところがドイツ軍は秘密裏に戦車開発を続行。牽引車や農業用トラクターの名目で進めていた
- 1930年代に入ると、ドイツ軍上層部は「15t級主力戦車(後のIII号戦車)」と「20t級支援戦車(後のIV号戦車)」の2車種をメインに装甲師団を編成する構想を立てる。しかし当時の技術力などではまだ編成まで時間がかかるものだった
- そこで生産・運用のノウハウ収集目的で5t級の小型車輌の開発を続行。当初はやはり農業用トラクター(略称La.S.)の名目で生産され、これが1936年の再軍備宣言後にI号戦車A型と名乗るようになる。
- I号戦車A型のエンジンを換装し、出力を向上させたのがI号戦車B型。エンジン換装の影響で車体が長くなり、転輪の数が片側1つ増えて誘導輪の位置も変更されているのが外見的特徴
といった流れですな。

A型は転輪が片側4個で誘導輪が地面に接しているのが特徴だね。
対するB型は転輪が片側5個で、誘導輪が地面から浮いているのが差異というか。

マシンガンのみの装備で対戦車能力は皆無だったが、乗員の育成や生産技術の習得などに貢献。
大戦初期も主力戦車達の数が不足していたため、前線に駆り出されることに。
無論戦力としては怪しいものだったので、後にこれらをベースにした各種自走砲へと発展していった。

- 戦車の生産能力・乗員の育成に貢献
- 小型ながらも無線を搭載しており、電撃戦を行うための迅速な車輌間の連携が可能だった
- 後に自走砲の車体に使われた
など、後のドイツ軍装甲戦力の基礎を作ったといっても過言ではない車輌ですな。

ドイツ第三帝国最初の量産型国産戦車であるI号戦車のB型。
ドラゴン社製品で作ってみよう。
部品チェック


というわけで各種付属品のチェック。
今回は組みかけ品なのでランナーの画像は省略。
代わりに説明書のパーツリストを掲載する。
他のドラゴン製品と同様、細部は部品の選択がある。
なので実際に使う部品はもっと少なくなるだろう。

思ったよりも部品点数が少なめなのは気のせいかな?

見た感じスマートキット以前のもののようですからね。
ドラゴン社は先日模型事業からの撤退を表明。
今後はZimi Modelから「DRAMi Model」のブランド名でいくつかの旧ドラゴン製品が発売される予定だとか。

少し時期を遡るけど……
他にはMONOプロデュースのドラゴン製品がラインナップされている「TANKS OF THE WORLD」シリーズ内に、今回作るドラゴン製のI号戦車B型が含まれている。
ボックスアートを見たところ今回作るものとほぼ同じもののようなので、気になる人はそちらも探してみてもらいたい。

販売元のプラッツの公式HPを見たところ、どうやらマークなどは今回のドラゴン製品と同一で、インテリアパーツが追加されたり履帯が切り出し済みのマジックトラックになるなど改良されているようですな。
MONO/ドラゴンのTANKS OF THE WORLDシリーズは、ここで以前1940年型のT-34を組みましたが……。



説明書内部はこんな感じに。
スマートキット以前のものなので、極端に細かい部品分割やエッチングパーツは少なめですな。
履帯はランナーから切り出す接着組み立て式となっています。

画像下の謎の別紙は……。


どうやら車体のバイザー部分の部品選択指示のようですな。
筆者はこの辺りの仕様の違いがわからないようですが。

生産時期の違いによる形状違いとかかな?


付属のデカール。
高品質でお馴染み、イタリアのカルトグラフ製のようですな。

薄くて余白や段差が目立ちにくいのが利点だ。
おそらく劣化とかもしていないだろう。



収録された塗装・マーキングは6種類。
- 第7装甲師団 1940年フランス
- 第4装甲師団 1940年フランス
- 第1装甲師団 1939年ポーランド
- 第40特別装甲大隊 1940年デンマーク
- 第14装甲師団 1941年
- 第3装甲師団 1940年
となっています。
塗装はいずれもジャーマングレー1色ですな。

さっきの部品選択指示はこれとはリンクしていないみたいだね。
各自調べて合わせて、ってことかな。

筆者はまだ明確に決めていないけど、調べたところ第40特別装甲大隊が気になっているようだ。
情報によると、同隊は実戦で多砲塔戦車ノイバウファールツォイクを運用したことで知られている。
将来的に並べることを想定して……。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回からこの残骸をレストアしていく。

中途半端にバラバラな履帯が一番の難所になりそうだね。
無理に解体しようとすると千切れたりしそうだし。

直線部分はそのまま再利用できそうですな。
予備の履帯パーツが少しあるので、折り返しの曲線部分はそれで作り直すのが確実かと。

とにかくなるようになるだろう。
多少のガタつきはウェザリングでどうにかする予定だ。

とりあえず、続きは次回!
この記事で紹介しているキット




