サイバーホビー　III号突撃砲G型(1943年5月生産型)製作記③(完成)

III号突撃砲G型の続きを進めていきます。

前回は組み立てが完了。

今回は塗装から始まって、そのまま完成するよ。

基本的な流れは以前完成させたIII号戦車M型と同じになる。

詳しくはそちらの過去記事を参考に･･････。

今回はどうなるやら。

とりあえず作戦を再開しましょう。

塗装は2種類から。

今回は塗装図上の2色迷彩。

第3SS装甲擲弾兵師団「トーテンコップ」所属で塗ってみるよ。

前回のIII号戦車M型と同じ師団、同じ時期の車輌になりますな。

まずは下地から。

金属パーツの下地用にプライマーは吹いていましたが･･････

牽引ロープの金属部分は吹いていなかったので、ここで塗っておきます。

視認しやすいように、ここではプライマー入りサフを使用。

今回の塗装はダークイエローとブラウンの2色迷彩。

黄色系の塗装なので、下地のサフはマホガニー

その後履帯とゴムリムはモデルカステンの履帯色で塗っておく。

マシンガンを展開する都合上、装填手ハッチは開いた状態で作っています。

内部が見えるので、ここも塗っておきましょう。

使用したのはガイアノーツのインテリアカラー。

ハッチを開けて見える部分だけ重点的に塗ってあげれば大丈夫です。

次は車体の基本塗装。

ガイアカラーのダークイエロー2を吹き付ける。

先に塗ったマホガニーを陰に残すように･･････。

今回の迷彩はスプリッター迷彩みたいな直線的な塗り分けになっている。

先にガイアカラーのレッドブラウンで境界線を細吹き。

その後内側を塗りつぶしていく感じで進めている。

基本塗装終了。

キットの塗装図は正面、左側面、背面しか描かれていないから･･････

上面や右側面は想像で適当にやっちゃっているよ。

いつものことです。

デカールはこれだけです。

国籍マークとクルスクマークのみですな。

もう1つの塗装は国籍マーク含めて一切使わないので、事実上トーテンコップ師団の塗装専用となっていますね。

貼り付けて、ついでに部分塗装。

内部は砲尾とかも塗り分ける必要があるけど、とりあえず見える無線機だけ塗る感じで。

無線機はタミヤアクリルのフィールドグレイで塗装。

この色、軍服のイメージがありますが装備類にも使われていたようです。

あとは仕上げのウェザリングですが……。

なんですかね、画像だけしかないですよ。

筆者はね、画像だけ置いていって寝てしまったんDA☆

実際はというと前作ったIII号戦車と全く同じことをやっていたから、説明するのが億劫になったらしく･･････。

強制収容所行きの案件ですな。

同じ時期・戦区・師団の車輌だからこうなったのだろう。

順番に解説すると･･････。

• タミヤエナメルでスミ入れ、ドライブラシ、オイル染み。
• ウェザリングカラーでチッピング、錆、泥汚れ

• つや消しクリアーを吹きつけながら、ウェザリングマスターを擦り付けて砂埃表現。

となる。

詳しくは冒頭に貼り付けた過去記事を参照に･･････。

追記　ウェザリング解説記事がいくつか出来上がった。

そちらも参考にしてほしい。

後は履帯を接着して……

キューポラのペリスコープと、左フェンダー後部の車間距離表示灯を塗って取り付け。

シュルツェンを引っ掛けて完成だね。

履帯はややきつめで、遊びがあまりない。

弛みはそこまで強調することは出来ない感じ。

いずれにしろシュルツェンで隠れてしまうので、車体前後寄りだけ弛ませればいいかな。

ベルト式でありながら、センターガイドの穴開き部分まで再現されているのはいいけど。

とりあえず、以下ギャラリーとなります。

続いてIII号戦車と比較。

同じ車体の車輌ですが、全く違う印象を受けます。

続く戦争のなかで拡張性の低いIII号戦車は性能の限界を迎えてしまい、主力戦車としては通用しなくなってしまう。

一方III号突撃砲は

• 低い車高を生かした高い隠蔽性
• 車体に直接砲を乗せることから長砲身の75mm砲を装備可能
• 砲塔を持たないので低コスト

陰ながら終戦までドイツ軍を支え続けたんだ。

続いてIV号突撃砲と。

基本的にIII号突撃砲の上部構造物をそのまま使っていますが、違いもあります。

• キューポラ前の跳弾板
• 鋳造製防盾
• 三角のツメが特徴的なシュルツェン架

などなど。

それらは主に生産時期の違いによるもので、中期や後期のIII突G型にも見られるものだね。

IV突は原型車の都合上、III突よりも操縦手の位置が前寄りだ。

なのでIII突で操縦手用バイザーがある部分に、ハッチとペリスコープが付いたブロックが配置されている。

IV号突撃砲の製作記録は下記に･･････。

金属の牽引ロープが接着しにくい！

筆者の感想としては

気に入った点

• フェンダーやシュルツェン架など、薄い部品は最初から薄く整形されている。
• 溶接跡も最初から整形されている。ディティールアップパーツいらずで細かいところが最初から再現できる

気になった点

• 細かい部分が最初から再現されている分、付属する部品が無駄に細かい。米粒以下のサイズのものも。
• 上記の通り、金属の牽引ロープが接着しにくい。タミヤキットにあるタコ糸と違い、毛羽立ちにくいという点では有利であるが

･･････といったところのようです。

部品が細かいのはドラゴン・サイバーホビーのスマートキット全体に言えることだけど。

初心者がいきなり手を出すとびっくりするかな。

タミヤから同型のキットが発売されているけど、生産時期の違う個体で外見が少し異なるから住み分けはできている感じだ。

タミヤ製品はドラゴン・サイバーホビーのスマートキットとは逆で

「組みやすさ優先・素のディティール再現は控えめ」

というか。

購入してからしばらく積んでいたけど、DSトラックが劣化していなかったのが幸いだ。

劣化している・もしくはDSトラックの出来に不満足な人は別売り品のお世話になるだろう。

筆者はドラゴン・サイバーホビーのキットを相当数積んでいるから、この調子で処理していきたいところです。

次は何を作るのかな？

そろそろあの新製品が発売しそうなのですが･･････。

とりあえず今回はここまで。

次回は･･････。