
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が途中で部品を紛失して2年ほど放置したBf109E-4Nを復活。
無事完成しましたな。
今回は……。


先月に筆者が靖国神社~秋葉原のうろつきで、積みをいくつか増やした。
ここ最近手の込んだものが連続して疲弊しているので、今回はこの組みやすそうなものから崩していこう。

戦車2つに鉄道車両が1つ。
バラパーツの寄せ集めで、鉄道車両はさらにもう1つ作れるというやつだっけ。
今回のお題 タミヤ カーロ・アルマートM13/40


今回のお題は筆者が秋葉原のヨドバシカメラで確保したこちら。
タミヤより
カーロ・アルマートM13/40
だ。

今までのP40とかのキットの製作時に話題にしていたやつだね。
ようやくモノが手に入ったという。


おそらくこのキットが日本国内ではもっとも入手しやすいイタリア戦車のキットかと。
カーロ・アルマートM13/40とは?

これは第二次世界大戦期に活躍したイタリアの中戦車だ。
名前は
- カーロ・アルマート(Carro Armato)→イタリア語で戦車のこと
- M→イタリア語のmedio(中)
- 13→重量である13トン級を意味
- 40→正式採用された1940年に由来
なのであえて日本語にするなら
「40年式13トン級中戦車」
といったところだね。

P40なんかも正式にはカーロ・アルマートP26/40(40年式26トン級重戦車)でしたな。
イタリア軍での運用がなかったからか、もっぱらP40表記になっていますが。

1939年に第二次世界大戦期初のイタリア軍の本格的な中戦車として、M11/39中戦車が制式化されて配備される。
ところがこの戦車、車体に37mm砲を固定装備し、車体上部には8mm機関銃2挺を装備した銃塔という、当時の中戦車としては不十分な武装だった。
それゆえか100輌ほどしか生産されていない。

固定砲と旋回砲を併用した車輌というと、フランスのB1bis重戦車やアメリカのM3中戦車があったね。
ただM11/39は銃塔という……。


なのでこれらを改良したものが登場。
それが今回作るM13/40だ。
車体の37mm砲を廃止し機関銃2挺を装備。
そして砲塔には47mm砲を装備。
火力を増強したのはもちろん、旋回砲塔に搭載したことで汎用性が大きく向上した。

最大装甲厚は資料によってバラつきがありますが、30mmだか40mmだかのようですな。
最大速度は約30km/h。
性能的には足の遅い初期のIII号戦車といったところでしょうか。


生産された初期の車輌は主に北アフリカ戦線に配備された。
しかし防塵フィルターなど対砂漠用装備が施されていなかったため、故障車が続出。
以降は改修を施してこれを克服している。
後にこの戦車の改良型としてM14/41やM15/42といった戦車が登場したり、この戦車やその改良型をベースにした突撃砲、セモベンテM40 da75/18などが登場するなどしている。

ここで過去に作ったセモベンテM42 da34/75はカーロ・アルマートM15/42がベースになったやつだったね。
そのM15/42はM13/40の発展型ともいえる存在で……。


後に様々な派生車輌に発展することになるイタリア軍事実上の主力戦車、カーロ・アルマートM13/40。
タミヤから発売されている製品で作ってみよう。
箱の中身を確認する


それでは箱を開ける。
……このキットはエッチングパーツが付属するんだけど、それが箱の裏に留められている。
見落としがちなので注意だ。

部品が足りない!
と思いきや、ここにくっついていたというやつなんだよね。
これは他のタミヤ製品でも時々ありそうな。


プラランナーは7枚。
そして車体上下パーツがそれぞれ付属。
これだけ見ると、この規模のキットにしては部品がやや多く感じますな。

それにしてもなんか不自然なまでに分けられているなぁ。

このキットはMMシリーズの第296弾として2008年ごろにラインナップされたんだけど……
実は完全な新キットではなく、第34弾として70年代に発売されたものに新規部品を追加してリニューアルされたものなんだ。
画像右側のX(2枚)・Y・Zランナーは、リニューアル時に新規で追加されたものとなっている。

左側のランナーは旧製品の流用みたいですな。
ただ撮影後に判明したのですが、車体上部は旧製品とはエンジンデッキ上のルーバーの向きが異なるのだとか。

2000年代後半はこんな感じに70年代の製品を追加パーツやエッチングパーツでアップデートしたようなものがたくさんラインナップされていたみたいだね。
タイヤモノの割合が多かったような。




車体下部は1976年の刻印が。
上部は1974年で、追加のXランナーは2008年の刻印があります。

ルーバーの向きが変わったみたいだけど、車体上部パーツの刻印は74年のままだね。
元の金型に改修を加えたってことかな?


その他部品は
- 牽引ロープ用の糸
- 金属砲身
- エッチングパーツ
- 起動輪に仕込むポリキャップ
ですな。
糸は近年よく見られる新素材になっており、毛羽立ちしづらいものですな。

2020年代辺りからよく見られるようになったやつだよね。
他の既存キットも、近年生産されたものはこれに切り替わっているのかな?


付属デカールはこちら。
車輌用のものだけでなく、付属する兵士のフィギュアに貼り付ける階級章なども収録されています。

カンガルーが可愛い。

本車を鹵獲運用したオーストラリア軍のマークらしい。
詳しくは後述。


紙媒体は説明書とTech Tips!
塗装図は今回説明書内にありますな。

Tech Tips!君は筆者は大量に持っているんだよね。
これで何枚目になるかな。


このキットに収録された塗装は3種類で、いずれも北アフリカ戦線に投入された車輌ですな。
- イタリア軍第132アリエテ機甲師団所属車輌
- イタリア軍第133リットリオ機甲師団所属車輌
- オーストラリア軍鹵獲車輌
となっています。
アリエテ師団のはサンドイエロー地にグレイグリーンの迷彩。
それ以外はサンドイエローの単色塗装ですな。

イタリア軍の車輌はマーキングで更に車番とかを選択できるんだね。
となると塗装・マーキングパターンは更に増える感じに。

筆者は過去にアリエテ師団の車輌で組んだことがある。
今回はリットリオ師団の車輌で組んでみよう。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から製作に入る。

久々のタミヤ純正品。
そんなに苦戦はしなさそうかな。

サクッと組んで息抜きにはなるかと。
部品は増えていますが、新パーツに差し替える旧パーツなど使わないものも多いです。
その辺りの取捨選択だけ注意ですな。

まだまだ続く残暑をアフリカ戦線の車輌と共に過ごそう。
それでは次回をお楽しみに。
この記事で紹介しているキット
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